ローガン・サージェント
ローガン・ハンター・サージェント(Logan Hunter Sargeant, 2000年12月31日 - )は、アメリカ合衆国・フロリダ州フォートローダーデール出身のレーシングドライバー。 経歴カート2008年からカートを始めキャリアがスタートする。2008年はアメリカ国内のカート選手権を転戦し、翌年からヨーロッパへ渡る。2015年には「CIK-FIA ワールド・KFJ・チャンピオンシップ」でタイトルを獲得。アメリカ人ドライバーによる世界カート選手権のタイトル獲得は、1978年のレイク・スピード以来37年ぶりとなった[1]。 ジュニア・フォーミュラ2016-17年シーズンの「フォーミュラ4・UAE選手権(英語版)」へ参戦、シングルシーターデビューを果たす。チーム・モトパーク(英語版)からエントリーし、優勝こそ無かったもの18戦中15戦で表彰台に上がるなど速さを見せ、チームメイトのジョナサン・アバデイン(英語版)に次ぐ総合2位で終えた[2]。2017年は、「イギリス・F4選手権(英語版)」へカーリン(英語版)から参戦する[3]。第8戦ロッキンガム・モーター・スピードウェイ(英語版)・レース3で初優勝を飾りシーズン2勝を挙げた。総合順位はジェイミー・キャロライン、オスカー・ピアストリに次いで3位(356ポイント)の結果となる[4][5]。 フォーミュラ・ルノー・ユーロカップ2018年、サージェントはR-ace GPから「フォーミュラ・ルノー・ユーロカップ(英語版)」へフルタイム参戦する。開幕戦ポール・リカール・サーキット・レース1で初優勝した後[6]、第8戦ニュルブルクリンク・レース1、最終戦カタロニア・サーキット・レース2でも勝利を挙げシーズン3勝をマークした。218ポイントを獲得、総合4位の成績で終えた[7]。 FIA フォーミュラ3選手権2019年はカーリンから、「FIA フォーミュラ3選手権(英語版)」へ参戦する[8]。最高順位は8位入賞が2回の総合19位(5ポイント)で終えた[9]。 2020年はプレマ・レーシングへ移籍し、オスカー・ピアストリとフレデリック・ヴェスティがチームメイトとなる[10]。第5戦シルバーストン・サーキット・レース1で初優勝する[11][12]。一時チャンピオンシップリーダーを記録したものの[11][12]、最終盤に失速しトップと僅か4ポイント差で総合3位(160ポイント)となった[13]。 2021年2月、資金的理由でサージェントは「FIA フォーミュラ2選手権(英語版)」への参戦を取りやめた[14]。4月、チャロウズ・レーシング・システムからシーズン前のテストへ参加する[15]。その後、チャロウズのレースドライバーとして契約が決まり3年目のシーズンを迎える[16]。第4戦ハンガロリンク・レース1で3位表彰台を獲得すると、中盤以降コンスタントに入賞を重ねる。最終戦ソチ・オートドローム・レース1でシーズン初勝利を挙げる[17]。総合成績は前年度より下がったもののランキング7位(102ポイント)で終えた[18]。 FIA フォーミュラ2選手権2021年シーズンの後半戦、HWA・レースラボ(英語版)から第7戦ジッダ市街地コースへスポット参戦を果たした[19]。レース1は16位[20]、レース2ではメカニカルトラブルによりリタイア[21]、レース3はレーシングアクシデントによる赤旗中断の後打ち切りとなったが14位完走扱いとなった[22]。 2021年12月、カーリンと契約を結び2022年シーズンのレースドライバーとしてエントリーした[23]。2022年はシリーズランキング4位に入りルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した[24]。 F12021年10月、サージェントはウィリアムズが運営するドライバー育成プログラム「ウィリアムズ・ドライバー・アカデミー」のメンバーへ加入した[25]。 ウィリアムズ (2023–2024)2022年11月、2023年よりウィリアムズのレギュラードライバーに昇格することが発表された[24]。アメリカ人のF1ドライバーは2015年のアレクサンダー・ロッシ、フル参戦は2006年のスコット・スピード以来となる。 同年は地元となる第18戦アメリカグランプリで10位入賞を果たした。 2024年もウィリアムズへ残留したが、チームメイトのアレクサンダー・アルボンに歯が立たなかったことから、来シーズンはカルロス・サインツJr.との契約が発表され、チームからの放出が決定。さらにオランダグランプリフリー走行3回目で、アップデートしたマシンを大破させたことがチーム代表のジェームズ・ボウルズの逆鱗に触れ、チームはサージェントに変わってフランコ・コラピントと起用を決定し、シーズン途中での解雇となった。 レース戦績略歴
フォーミュラ4・UAE選手権
F4・イギリス選手権
フォーミュラ・ルノー・ユーロカップ
FIA フォーミュラ3選手権
マカオグランプリ
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
FIA フォーミュラ2選手権
フォーミュラ1
出典
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