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日産自動車栃木工場

日産自動車栃木工場空撮

日産自動車栃木工場(にっさんじどうしゃとちぎこうじょう)は日産自動車の主力生産工場のひとつであり、主としてインフィニティ ブランドを含めた高価格帯車両を製造しているほか、鋳造部品やアクスル関連も製造している。所在地は栃木県河内郡上三川町上蒲生2500。プラントコードは「M」。

概要

1968年(昭和43年)にアルミホイールスチールの鋳造をスタートさせ、翌1969年(昭和44年)にはアクスルの機械加工・組立を、そして1971年(昭和46年)の組立工場の完成に伴い、車両の最終組立までを行う一貫生産体制を確立した。また、1999年(平成11年)10月に発表され、翌年4月から実施された日産リバイバルプランの影響で一時期、FF車・FFベースの4WD車も含め、様々な車種が混同製造された。

2001年(平成13年)3月の村山工場の閉鎖に伴い、それまで同工場で生産されていたスカイラインローレルの生産が栃木工場に移管され、現在ではその流れを汲み、主にFR車ないしはFRベースの4WD車が生産されている。

敷地面積はテストコースを擁する関係で2,922,000m2と日産自動車の国内工場としては最大の面積を有しており、従業員も日産自動車の工場で最多の約5,200名が働く(2018年(平成30年)6月現在)。生産能力は年間約25万台。

工場は内陸部に立地するため、遠隔地ならびに海外向けの車両についてはキャリアカー追浜工場まで運ばれ、同工場の専用埠頭から輸出される。また、2010年(平成22年)からは、北関東自動車道水戸方面の開通に伴い、茨城県茨城港日立港区も輸出港として使用されている。

沿革

現在の生産車種

GT-R
  • アリア - 同工場で製造される唯一の「電気自動車」「前輪駆動ベース」「SUV」。

過去の生産車種

シーマ

その他

  • 工場見学は社会科見学・一般見学を問わず見学希望日の3ヶ月前から受け付けていて、平日(月曜日~金曜日。但しゴールデンウィークなどの休暇日を除く)に限り可能である。内容的には工場見学のほか、ロビー見学やビデオ上映まで含まれている。
  • 全長6.5kmの高速耐久テストコースのほか、高速散水路や石畳などのさまざまな環境・条件を想定した各種テストコースを保有している。
  • CO2排出量の低減や資源の有効活用(リサイクル)に積極的である傍ら、地域とのふれあいを大切にした手作りの祭りである「しらさぎ祭り」や、工場内のテストコースを走れる「NISSANしらさぎマラソン」を開催し、お神輿まつりなどのイベントを通して、工場や工員と地域に暮らす一般の住民との交流を図っている。また、当工場で生産し「栃木県産品」であるという縁から、フェアレディZバージョンニスモのパトロールカー(Z33型)を栃木県警察高速隊に寄贈した。

脚注

出典

  1. ^ 受賞者リスト デミング賞”. 日本科学技術連盟. 2021年6月25日閲覧。

関連項目

外部リンク

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