有明ガーデン有明ガーデン(ありあけガーデン)は、東京都江東区有明にある複合施設。国家戦略特区に認定された大規模開発で住友不動産(以下住友不)が事業を手掛けた。 概要住友不は2010年(平成22年)に、有明の10ヘクタールを超える開発用地を都から取得し、当初は住居中心の開発を想定していたが、東日本大震災が起きたこともあり、具体案が定まらなかった[1]。しかし、有明に競技施設が多数できる東京五輪の招致決定等臨海部の開発機運が盛り上がったこともあり、マンションとオフィス開発が中心の住友不としては珍しい、ホテル、商業施設、温浴施設、劇場、タワーマンション、イベントホールを備えた複合施設の整備に踏み切った[1]。 2020年(令和2年)4月24日の開業を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、開業は6月17日に延期され(イオンスタイル有明ガーデンなどは5月15日に先行開業)[2][3]、ホテルなどはさらに遅れて開業した。 場所は首都高速湾岸線道路およびりんかい線線路の北側にあり、有明コロシアム(有明テニスの森公園)の東側に位置する。ショッピングモールを中核として、南西側にホテルとイベントホールと温泉施設、北東側に屋外スペースと劇場と立体駐車場、南東側にタワーマンション3棟という配置になっている。 ショッピングシティ 有明ガーデン
モール住友不が開発した初の大型商業施設であり、地下1階地上5階建て。核テナントとしてイオンスタイル有明ガーデンが入り、203店舗が営業する[4]。1階には江東区有明子ども家庭支援センターが置かれ、5階には屋上テラスがある[4]。
モール&スパ1階ガーデンプロムナードの一角には7科が受診可能なクリニックモールがある。
【モールの施設】
【モール&スパの施設】
ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド東京有明
コロナ禍で開業が延期となり、2020年8月1日に開業した[9]。地下1階・地上16階建。客室数は749室で全11タイプの客室を用意した。 東京ガーデンシアター地下1階・地上6階建ての国際会議や音楽ライブができる約8,000人が収容できるシアター[10]。ステージから最も離れた席でも約54mの離隔距離で、どの席からもステージが見やすい立体的な構造を採用。またホワイエには約4,000個のロッカーも完備している[11]。 →詳細は「東京ガーデンシアター」を参照
有明四季劇場
JR東日本によって「大井町駅周辺広町地区開発」計画(OIMACHI TRACKS〔大井町トラックス〕)が進められることに伴い、2021年6月21日で閉館した四季劇場[夏]の代替として、四季株式会社が街区内に整備した劇場[12]。上述の東京ガーデンシアターとは別の施設である。 こけら落とし公演は『ライオンキング』が無期限ロングランされている[13]。 上演記録シティタワーズ東京ベイ
街区の南東側に建てられた地上32~33階建ての3棟のタワーマンション。合計1,539戸を設け、2020年2月末に入居が始まった[17]。商業施設を含む開発事業では、ショッピングセンターを駅に一番近い場所につくるのが王道と言われる中、有明ガーデンは住宅棟を駅近に配置し、住人には豊洲駅までの専用バスも用意する[10]。また敷地内には武蔵野大学附属有明こども園(認定こども園・定員280人)も開園している[10]。 その他の設備
交通鉄道バス1階のバスターミナル(停留所名は「有明ガーデン」)から、以下の路線が発着する。 このほか、以下の停留所が最寄りとなっている。
脚注出典
参考文献
外部リンク |