1985 (ボウリング・フォー・スープの曲)
「1985」(ナインティーンエイティファイブ)は、2004年にポップ・パンクのバンドであるボウリング・フォー・スープが Billboard Hot 100で最高23位まで上昇させ、アルバム『A Hangover You Don't Deserve』に収録した曲。もともとは、ミッチ・アラン (Mitch Allan) が率いたバンド、SR-71 が2004年5月21日に日本でのみリリースされたHere We Go Againに収録されていた曲。アメリカではバンドのウェブサイトでのみ入手可能となっていた。 起源SR-71 の公式ウェブサイトによると、バンドの友人である、ボウリング・フォー・スープのジャレット・リディック (Jaret Reddick) が、(SR-71のアルバム『Here We Go Again』)に収録されたこの曲を聴いて、自分のバンドでカバー・バージョンを作りたいと求め、承認を得て、レコーディングをしたとされている[1]。しかし、ボウリング・フォー・スープの公式ウェブサイトによると、アランの方からリディックに電話をして、カバーしてもらえないかと頼んだとされている[2]。いずれにせよ、原曲の歌詞に少し手を加えたボウリング・フォー・スープのバージョンの方が、大多数のアメリカ合衆国のラジオ聴取者にとって聞き慣れたものとなり、チャートを上昇したのである。 内容歌詞は、現代のポップ・カルチャーへの不満を述べたもので、歌い手は、1980年代半ばポップ・カルチャーの方が良かったと主張する。これは、発表当時の「レトロ」ブームと1980年代ポップ・カルチャーへの関心の高まりを反映したものである。 「Bruce Springsteen, Madonna, Way before Nirvana(ブルース・スプリングスティーン、マドンナ、まだニルヴァーナよりずっと前)」という歌詞は、2008年のツアーで参加したドイツ・ベルリンのフェスティバルで、聴衆がセットに入る前からこの部分を合唱する事態が起こった後、バンドによって「Stacy, Madonna, Melting in the lava(ステイシー、マドンナ、溶岩に溶けていく)」という歌詞に変えられた。しかし、その後も、ときによっては以前の歌詞で歌われることもある。[要出典] 1980年代文化への言及ボウリング・フォー・スープ版の歌詞は、オリジナルである SR-71 版とは異なっており、双方における1980年代への言及にも、一部に異同がある。オリジナル版にあった言及の一部は削除されて、新たに別の言及に置き換えられており、オリジナルで同じ歌詞を繰り返す行に代えて、新たな言及が織り込まれた箇所もある。 歌詞における言及例
ボウリング・フォー・スープ版のミュージック・ビデオの映像への参照例
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出典・脚注
外部リンク |