SODクリエイト
SODクリエイト株式会社(エスオーディークリエイト、英: SOD Create CO.,LTD.)は、日本の大手アダルトビデオメーカーである。ソフト・オン・デマンド(SOD)グループの企画・制作を担当している。 創業以来、多数のアダルトビデオを制作している。 概要アダルトビデオ(AV)の制作・販売を行っていたソフト・オン・デマンドより、制作部が1999年に独立したことによって創立(設立当初の社名は「ハムレット」。2005年6月1日に現商号にて営業)。独立当初の代表取締役は看板AV監督の菅原ちえ。設立時はSOD社長・高橋がなりの個人資産で出資設立したため、SODグループで流通・販売を担当するソフト・オン・デマンド株式会社と資本関係は無かったとされる[3]。 当初は販売会社の社名「ソフト・オン・デマンド」で展開し、現在は独立したメーカーとして自社名を名乗り、ビデオ作品を発売している。なお、現在のソフト・オン・デマンドはメーカーからソフト流通業に業態変更している。 全裸シリーズ、マジックミラー号シリーズなどで急成長したソフト・オン・デマンドが、販売部門と制作部門をより特化させるために分社化。ソフト・オン・デマンドの躍進によってセルアダルトビデオ市場が爆発的に成長する中、独立したSODクリエイトは更に人気作を連発。従来のAVが良くも悪くもAV女優頼みだったのに対し、SODクリエイトは「企画のデマンド」を前面に打ち出し、手コキ、淫語、痴女等といった分野の開拓から、一気に業界最大手へと成長した。また新ジャンルの開拓だけではなく、従来マイナーだったスカトロ作品で1万本を超えるセールスを記録するなど、業界の常識を次々と打ち破った。 また「ソフト・オン・デマンド」という屋号の通り、ユーザー第一主義を掲げ、積極的にユーザーが好む作品をリリースしてきた。ユーザーからの返信ハガキを積極的に活用し、ユーザーの声をダイレクトに反映した作品作りを行い、その結果「SENZレーベル」など素人構成作家専用レーベルなども人気を博した(※2005年現在このハガキ制度は既に終了している)。 また企画だけでなく、女優に関しても当時のインディーズメーカーとしては破格の待遇で森下くるみを専属に迎えるなど、その都度業界で話題となっていった。森下くるみが去ったあとしばらくの間超大物とされる専属女優は登場しなかったが、2004年に関西でTVレポーターをしていた夏目ナナが専属デビューした。その後2005年には専属女優レーベル「colors(現SODstar)」を発足させるなど、再び女優にも力を入れ始めた[4]。 一時は業界の圧倒的地位を築いていたSODクリエイトも、MOODYZ、エスワン(いずれも北都傘下)などといった超大型インディーズメーカーが発足、躍進してくるにつれ、その勢いに徐々に陰りが見え始める。その流れは、2005年3月にソフト・オン・デマンド創業者である高橋がなりの引退の前後に、特に顕著になり、一部では「SODはもう終わった」などとささやかれるようにもなった。一時は遅れをとりかけたSODクリエイトだが、夏目ナナの爆発的ロングラン、新たな定番となったSOD女子社員シリーズの大ヒットなど、2005年年末現在再びその勢いを盛り返してきている。 とりわけ2005年10月に発売された「ソフト・オン・デマンド10周年メモリアルBOX」 は10枚組20時間収録で2,980円という超破格の価格で、業界の話題をさらった。しかし2007年には東京スポーツとソフト・オン・デマンドが共催する『AV OPEN〜あなたが決める!セルアダルトビデオ日本一決定戦〜』において、SODクリエイトが大規模な不正行為を働き優勝が取り消されるといった、業界の信用を失う行為も明るみに出ている。このため、翌2008年の北都主催の『AVグランプリ』には参加していない。この騒動はのちに高橋がなりが「菅原(当時SOD社長)にプレッシャーをかけすぎた」と謝罪[3]。当時の高橋がなりの勇退宣言を受け、SODクリエイト代表からSOD社長に指名したのが高橋本人であり、当初菅原は経営的に旨味がないことからAV OPEN参加に消極的だったものの、一線を引いていたはずの高橋が「1番取るんだろうな」とけしかけたことから、菅原の判断でSODグループ全体でローテーションを組み、量販店で買い占め行為を行ったと真相を告白している[3]。 2011年5月に人気AV女優とSOD人気シリーズがコラボする新レーベル「SOD ACE」を立ち上げた。アリスJAPANやアイデアポケットと、コラボが行われた[5]。 2013年2月27日、公式サイトの閉鎖が発表され、3月31日をもってサイトのサービスはソフト・オン・デマンドHPに統合された。その後はオフィシャルブログなどのSNSを中心に情報を発信。2016年には高橋の指名によって野本義明こと野本ダイトリが社長に就任[6] ジーオーティー『月刊FANZA』2022年7月号では「女優力は他メーカーに引けを取らないラインナップを持ちながら、唯一無二の個性的な作品を世に出す企画力」と社風を論じられた[7]。2022年8月には『地元で有名な超絶ヤリマンに何発も精子を搾り取られた夏の思い出』シリーズおよび『ショートタイム密会でも最低〇回は射精(だ)せる』が、「令和のテッパンシリーズ」として週刊プレイボーイで誌面特集された[8]。 2022年11月、グラビアアイドルが主演する動画シリーズ「KISS EX」(キスイーエックス)を配信限定でリリースしていくことを発表[9]。第1弾のラインアップとして夏本あさみ、古河由衣、小山夏希の3人が発表され、11月15日よりU-NEXTにて月一ペースで配信される[9]。 突飛ともいえる企画作品で有名ではあるが、適正AV以降はドキュメント形式が困難になったことやマンネリ化しやすいことから、専属女優作品においてはドラマ作品に比重が置かれている(2022年1月発売の専属作品17本中11本がドラマ作品)[10]。ただし時間と手間をかけて作った企画作品は他社がやらない分、売れる傾向にあるとプロデューサーのTは述べている[10]。 レーベル企画AVスタートであるため社名を掲げる「SOD」ならびに「SOD create」が企画作品のブランドとなっている[11]。 ※販売以外を担当 男性向けアダルトビデオ
女性向けアダルトビデオ
イメージビデオ
停止
協力メーカー※販売以外を担当
現在の専属女優※☆はAVデビュー、★はセルデビュー
過去の出演女優※☆はAVデビュー、★はセルデビュー、↔は移動情報、¿は動向不明。2017年以降は特記ある場合を除きSODstar専属女優を記載。 1998 - 2011年
2012 - 2016年
2017年 -
SODstarシンデレラオーディション2009年からSODクリエイトが主催したオーディションイベント。グランプリにはSOD CinderellaとしてAVデビューが約束される。2021年にマジックミラー号25周年企画として復活[36]。
SOD国民的アイドルユニット()内は総選挙の順位[38]
AV監督
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テレビウェブ配信
騒動2024年3月、4月にSODクリエイトから発売予定であった月乃ルナ出演の『SNSで大炎上!? ファンにおっぱいを揉まれた金髪美人DJのセックス動画がヤバすぎて問題になっています。 月乃ルナ』が発売中止となった。SODは「諸般の事情により発売を中止することとなりました。」としている[45]。女性自身によれば、今作は韓国のアーティストDJ SODAが2023年に出演した音楽フェスにおいて性被害に遭った騒動をパロディにしているとみられており、X上においては、「倫理観がないと思います。あきらかにDJ SODAを連想させてます」「ひど過ぎる… 完全にコンプライアンス以前にモラルに反していると思う。DJ SODAさんの事件を茶化していると受け取られても仕方ない。SODは何を考えてこれをOKしたのか」等の批判もあった[46]。出演した月乃はXにおいて「私自身も撮影中から 販売されるのをたのしみにしていたので残念です でも永久に販売されないわけではないとのことなので、いつか見てもらうことが出来たら嬉しいです」等とコメントした[47]。 脚注
関連項目外部リンク
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