ドルドーニュ県
ドルドーニュ県(ドルドーニュけん、Dordogne)は、フランスのヌーヴェル=アキテーヌ地域圏の県である。 歴史フランス革命後の1790年3月4日、1789年12月22日の法令施行により、かつてのペリゴール州の一部から創設された。名称はドルドーニュ川に由来する。 地理・気候ドルドーニュ県は、国内第3位の面積を持つ。面積の約45%が森林で占められ、森林面積でも国内第3位である。オート=ヴィエンヌ県、コレーズ県、ロット県、ロット=エ=ガロンヌ県、ジロンド県、シャラント=マリティーム県、シャラント県と接している。ヴェゼール川流域は、旧石器時代後期の遺物、遺跡の宝庫といわれ、クロマニョン人化石、ラスコー遺跡などが発見されている[1]。 ドルドーニュ県は、暑い夏と寒い冬という大陸性気候を持つ。県北東部と県南西部では気温に大きな開きがあり、約5℃違う。 人口ドルドーニュ住民は自らを、かつての州から派生した名前であるペリグーダン(Périgourdins)またはペリゴーダン(Périgordins)と自称する。 2006年度にはイギリスからのリゾート客が約21,000人を数えた。彼らはフランス居住者とされるのを避けるため、6ヶ月と1日以上滞在しないよう注意を払っている。 文化言語かつてのペリゴールではオック語の一方言であるリムーザン語が主流であった。これは大まかにモンタゾーからナデイヤックまでのラインから北で、盛んに用いられている。このラインの南では同じ一方言のラングドック語となる。パルクールとロシュ=シャレの一部では、オイル語が話されている。 ワインドルドーニュ県は、フランス第一の銘醸地ボルドーのあるジロンド県の東隣にあり、ボルドーと似たタイプのワインが作られている。 観光ドルドーニュ県内には1000以上の城が点在する。13世紀から14世紀に建てられた要塞都市であるバスティッドも、数多く現存している。 脚注出典
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