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ロンゲスト・タイム

「ロンゲスト・タイム」
ビリー・ジョエルシングル
初出アルバム『イノセント・マン
B面 君はクリスティ
リリース
規格 7インチシングル
ジャンル ドゥーワップ[1]
時間
レーベル コロムビア・レコード
作詞・作曲 ビリー・ジョエル
プロデュース フィル・ラモーン
ゴールドディスク
後述を参照
チャート最高順位
後述を参照
イノセント・マン 収録曲
イノセント・マン
(A-2)
ロンゲスト・タイム
(A-3)
今宵はフォーエバー
(A-4)
ミュージックビデオ
「The Longest Time」 - YouTube
テンプレートを表示

ロンゲスト・タイム」(The Longest Time)は、ビリー・ジョエルの楽曲である。1983年に発売されたスタジオ・アルバム『イノセント・マン』に収録され、1984年3月に同作からの第4弾シングルとして発売された。シングルは、Billboard Hot 100で最高位14位、『ビルボード』誌のアダルト・コンテンポラリーチャートで第1位を獲得し、全英シングルチャートで最高位25位を獲得した。

楽曲発表後、ゴスペラーズザ・オーバートーンズ英語版らによってカバーされた。

曲の構成

「ロンゲスト・タイム」は、ザ・タイムズが1963年に発表した「なぎさの誓い」の影響を大きく受けている[2]ドゥーワップの特徴が取り入れられた楽曲で、使用楽器はエレクトリックベースのみで、その他はボーカルとフィンガースナップ[3]で構成されている[4]。リードのメロディに合わせてバッキング・ボーカルで歌詞を歌う箇所があるものの、それ以外は「ooo」や「ah」というコーラスのみとなっている[5]。ボーカルは、いずれのパートもジョエルが担当している[5]

本作について、ジョエルは「ハイドンの曲かも」とし、「ポップスはもちろんのこと、僕はいつもクラシック音楽を書いていた。それらの多くがクラシックのピアノ曲だと認識していて、子供の頃はそうやって曲を作っていた」と語っている[6]

ミュージック・ビデオ

「ロンゲスト・タイム」のミュージック・ビデオは、ジェイ・デュビンが監督が務めた作品[7]。ビデオでは、40歳のビジネスマンたちがハイスクールの廊下を歩いたり、ハイスクール時代の姿になったり、男子トイレでハーモニーを奏でる様子が描かれている[8]

このミュージック・ビデオは、NBCの『Today Show』で初公開となったが、MTVはビデオの放映を約1か月にわたって拒否した[9]

チャート成績

週間チャート

チャート (1984年 - 1985年) 最高位
オーストラリア (Kent Music Report)[10]
15
Canada Top Singles (RPM)[11]
36
アイルランド (IRMA)[12] 18
ニュージーランド (Recorded Music NZ)[13] 24
UK シングルス (OCC)[14] 25
US Billboard Hot 100[15]
14
US Adult Contemporary (Billboard)[16] 1

年間チャート

チャート (1984年) 最高位
US Top Pop Singles (Billboard)[17]
89

認定

国/地域 認定 認定/売上数
アメリカ合衆国 (RIAA)[18] Platinum 1,000,000double-dagger

double-dagger 認定のみに基づく売上数と再生回数

カバー・バージョン

脚注

出典

  1. ^ Duchan 2017, p. 10.
  2. ^ Leszczak, Bob (2013). Who Did It First?: Great Rhythm and Blues Cover Songs and Their Original Artists. Scarecrow Press. p. 205. ISBN 0-8108-8867-X 
  3. ^ Nobile, Drew (2020). Form as Harmony in Rock Music. Oxford University Press. p. xviii. ISBN 0-1909-4837-X 
  4. ^ Duchan 2017, pp. 85–86.
  5. ^ a b Duchan 2017, p. 86.
  6. ^ Bordowitz 2011, p. 288.
  7. ^ Blake, Gary; Bly, Robert W. (1985). Creative Careers: Real Jobs in Glamour Fields. Wiley. p. 155. ISBN 0-4718-1560-8 
  8. ^ Marcus, Greil (2009). Lipstick Traces: A Secret History of the Twentieth Century, Twentieth Anniversary Edition. Harvard University Press. p. 90. ISBN 0-6740-3480-5 
  9. ^ Banks 2018, p. 83.
  10. ^ Kent, David (1993). Australian Chart Book 1970-1992. St Ives, NSW: Australian Chart Book. ISBN 0-646-11917-6 
  11. ^ Top RPM Singles: Issue 3876”. RPM. Library and Archives Canada. 2021年11月5日閲覧。
  12. ^ "The Irish Charts – Search Results – Longest Time". Irish Singles Chart. Retrieved 2024-01-19.
  13. ^ "Charts.org.nz – Billy Joel – Longest Time". Top 40 Singles. 2024年1月19日閲覧。
  14. ^ "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart. 2021年11月5日閲覧。
  15. ^ The Hot 100 Chart”. Billboard (1984年5月12日). 2021年11月5日閲覧。
  16. ^ "Billy Joel Chart History (Adult Contemporary)". Billboard. 2024年1月19日閲覧。
  17. ^ “Talent Almanac 1985: Top Pop Singles”. Billboard 96 (51): TA-19. (22 December 1984). 
  18. ^ "American single certifications – Billy Joel – The Longest Time". Recording Industry Association of America. 2024年1月19日閲覧
  19. ^ WANNA BE THE PIANO MAN”. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2021年11月5日閲覧。
  20. ^ Brien, Jon O'. Good Ol' Fashioned Love - The Overtones | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年11月5日閲覧。
  21. ^ glee | グリー<シーズン4>”. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2021年11月5日閲覧。

参考文献

  • Banks, Jack (2018) [1996]. Monopoly Television: MTV's Quest To Control The Music. Taylor & Francis. ISBN 0-4299-6739-X 
  • Bordowitz, Hank (2011). Billy Joel: The Life and Times of an Angry Young Man (Revised and Updated ed.). ISBN 1-6171-3078-8 
  • Duchan, Joshua S. (2017). Billy Joel: America's Piano Man. Rowman & Littlefield Publishers. ISBN 1-4422-4206-X 

外部リンク

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