土樽駅
土樽駅(つちたるえき)は、新潟県南魚沼郡湯沢町大字土樽にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線の駅である。 東京側から望むと、清水トンネルを出てすぐの位置にある。また、上越線は当駅(正確には上り線の清水トンネル高崎側出口付近)から宮内駅(信越本線と接続)までが新潟支社管轄である。 歴史かつて上越線建設工事が行われた際は、この付近の難所(清水トンネル、松川ループ線)に備え、土樽駅がある近くまで湯沢から延長約16kmの軽便鉄道線が敷設されていた。 年表
駅構造相対式ホーム2面2線を有する地上駅。駅舎は上り線側にあり、両ホームは跨線橋で連絡している。越後湯沢駅管理の無人駅。 以前は、相対式ホーム(副本線)及び通過線(本線)を有する2面4線構造であったが、2008年(平成20年)6月3日から26日までホームの改築が行われた際に副本線が廃止となり、本線上にホームが設置された構造となった。工事期間中は全列車が通過し、越後中里駅 - 当駅間でバスやタクシーによる代行輸送が行われた。 のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
駅周辺土樽の名前を冠するが、旧土樽村中心部は越後中里駅付近に当たり、駅周辺に人家は無い。付近にある東京発電の水力発電所・土樽発電所(7,000キロワット[6])は1974年(昭和49年)に無人化されている[7]。上り線ホーム横を関越自動車道が通っており、当駅東に土樽パーキングエリアが設けられているが、ウォークインゲートが無いため外部からのアクセスはできない。 また、当駅付近を流れる毛渡沢は渓流釣りや川遊びスポットとして知られ、上越線毛渡沢橋梁は2017年度に土木遺産に選定されている[8]。 なお当駅周辺は群馬県境に位置しているが、群馬県方面への道は蓬峠や谷川岳を越える登山道のみで、自動車の通行可能な道路は存在しない。一度湯沢市街地まで迂回し国道17号を経由する必要があり、並走している関越自動車道に関しても湯沢市街地まで行き、湯沢インターチェンジに乗る必要がある。そのため、当駅から土合駅等への鉄道以外でのアクセスは非常に困難である。 以前あった施設
登山口バス路線越後交通グループの南越後観光バスが運行する路線バスが、当駅近くと越後湯沢駅方面を結んでいる。バスで群馬県方面へ直接行くことは出来ない。
隣の駅脚注
参考文献
関連項目外部リンク
当駅周辺の地図
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