2017年度の将棋界(2017ねんどのしょうぎかい)では、2017年(平成29年)4月から2018年(平成30年)3月の将棋界に関する出来事について記述する。
できごと
タイトル戦の結果ならびに新記録などの初めておきた出来事に関しては太字で表示する。
2017年4月
2017年5月
2017年6月
2017年7月
2017年8月
- 8日 - 第39期女流王将戦挑戦者決定戦が行われ(9月9日放送)、伊藤沙恵女流二段(対加藤桃子女王)が勝利し里見香奈女流王将への挑戦権を獲得[44]。
- 8・9日 - 第58期王位戦七番勝負第3局が行われ、羽生善治王位が勝利(羽生善治王位 1-2 菅井竜也七段)[45][38]。
- 10日 - 先崎学九段の休場(9月から2018年3月まで)を発表[46]。
- 22・23日 - 第58期王位戦七番勝負第4局が行われ、菅井竜也七段が勝利。自身初タイトルに王手をかける(菅井竜也七段 3-1 羽生善治王位)[47][38]。
- 27日
- 29・30日 - 第58期王位戦七番勝負第5局が行われ、菅井竜也七段が勝利し王位を奪取。タイトル初挑戦にして初タイトルを手にする(菅井竜也七段 4-1 羽生善治王位)[50][38]。
2017年9月
2017年10月
2017年11月
2017年12月
- 1日 - 矢内理絵子女流五段(12月から2019年3月まで)の休場継続と、井道千尋女流二段(12月から2018年3月まで)の休場を発表[81]。
- 4・5日 - 第30期竜王戦七番勝負第5局が行われ、羽生善治棋聖が勝利し15期ぶり7期目の竜王位を奪取。永世竜王資格を獲得し永世七冠を達成(羽生善治棋聖 4-1 渡辺明竜王)[82][65]。
- 8日 - 第7期女流王座戦五番勝負第4局が行われ、里見香奈女流王座が2連勝でタイに戻し勝負は最終局に持ち越し(里見香奈女流王座 2-2 加藤桃子女王)[83][68]。
- 16日 - 1dayトーナメント第66回Minervaカップ2017が行われ、決勝戦で渡部愛女流二段が上川香織女流二段に勝利し優勝[84]。
- 20日 - 第7期女流王座戦五番勝負第5局が行われ、里見香奈女流王座が勝利し2期連続3期目の女流王座を防衛(里見香奈女流王座 3-2 加藤桃子女王)[85][68]。
- 21日 - 木村一基九段が第76期順位戦B級1組で山崎隆之八段に勝利し、52人目となる公式戦通算600勝(将棋栄誉賞)を達成[86]。
- 27日
2018年1月
2018年2月
2018年3月
記録
タイトル戦
棋戦 |
勝者 |
開催時期 |
番勝負 |
備考 |
注
|
在位者 |
勝敗 |
挑戦者
|
名人戦 |
第75期名人 佐藤天彦 |
2017年4-6月
|
佐藤天彦 名人 |
4-2 |
稲葉陽 八段 |
2期連続(通算2期) |
[4]
|
棋聖戦 |
第88期棋聖 羽生善治 |
2017年6-7月
|
羽生善治 棋聖 |
3-1 |
斎藤慎太郎七段 |
10期連続(通算16期) |
[26]
|
王位戦 |
第58期王位 菅井竜也 |
2017年7-9月
|
羽生善治 王位 |
1-4 |
菅井竜也 七段 |
初王位 |
[38]
|
王座戦 |
第65期王座 中村太地 |
2017年9-10月
|
羽生善治 王座 |
1-3 |
中村太地 六段 |
初王座 |
[52]
|
竜王戦 |
第30期竜王 羽生善治 |
2017年10-12月
|
渡辺明 竜王 |
1-4 |
羽生善治 棋聖 |
15期ぶり(通算7期・永世竜王資格) |
[65]
|
王将戦 |
第67期王将 久保利明 |
2018年1-3月
|
久保利明 王将 |
4-2 |
豊島将之 八段 |
2期連続(通算4期) |
[91]
|
棋王戦 |
第43期棋王 渡辺明 |
2018年2-3月
|
渡辺明 棋王 |
3-2 |
永瀬拓矢 七段 |
6期連続(通算6期) |
[104]
|
- 叡王戦は今期よりタイトル戦に昇格したが、番勝負は翌年度に行われた為、名人戦同様にタイトル戦番勝負が行われた2018年度に記載する。
その他の棋戦
女流タイトル戦
棋戦 |
勝者 |
開催時期 |
番勝負 |
備考 |
注
|
在位者 |
勝敗 |
挑戦者
|
マイナビ女子オープン |
第10期女王 加藤桃子 |
2017年4-5月
|
加藤桃子 女王 |
3-0 |
上田初美女流三段 |
4期連続(通算4期) |
[6]
|
女流王位戦 |
第28期女流王位 里見香奈 |
2017年4-6月
|
里見香奈女流王位 |
3-2 |
伊藤沙恵女流二段 |
3期連続(通算4期) |
[12]
|
女流王将戦 |
第39期女流王将 里見香奈 |
2017年10月
|
里見香奈女流王将 |
2-0 |
伊藤沙恵女流二段 |
3期連続(通算6期) |
[44]
|
倉敷藤花戦 |
第25期倉敷藤花 里見香奈 |
2017年11月
|
里見香奈倉敷藤花 |
2-0 |
伊藤沙恵女流二段 |
3期連続(通算8期) |
[74]
|
女流王座戦 |
第7期女流王座 里見香奈 |
2017年10-12月
|
里見香奈女流王座 |
3-2 |
加藤桃子 女王 |
2期連続(通算3期) |
[68]
|
女流名人戦 |
第44期女流名人 里見香奈 |
2018年1-2月
|
里見香奈女流名人 |
3-0 |
伊藤沙恵女流二段 |
9期連続(通算9期) |
[93]
|
その他の女流棋戦
順位戦
第76期順位戦(2017年6月 - 2018年3月)
竜王ランキング戦
第30期竜王戦ランキング戦(2016年12月 - 2017年9月)
将棋大賞
第45回将棋大賞[141]
各賞 |
受賞者 |
受賞 |
備考
|
最優秀棋士賞 |
羽生善治竜王 |
2年ぶり22回目 |
|
特別賞 |
藤井聡太六段 |
初 |
|
優秀棋士賞 |
菅井竜也王位 |
初 |
|
敢闘賞 |
豊島将之八段 |
初 |
|
新人賞 |
藤井聡太六段 |
初 |
|
最多対局賞 |
藤井聡太六段 |
初 |
73局
|
最多勝利賞 |
藤井聡太六段 |
初 |
61勝
|
勝率一位賞 |
藤井聡太六段 |
初 |
.836(61勝12敗)
|
連勝賞 |
藤井聡太六段 |
初 |
29連勝(歴代1位) (2016年12月24日 - 2017年6月26日)
|
最優秀女流棋士賞 |
里見香奈女流五冠 |
3年連続8回目 |
|
優秀女流棋士賞 |
伊藤沙恵女流二段 |
初 |
|
女流最多対局賞 |
伊藤沙恵女流二段 |
初 |
41局
|
東京記者会賞 |
森雞二九段 |
|
|
升田賞 |
青野照市九段 |
2回目 |
横歩取り青野流
|
佐々木勇気六段 |
初 |
横歩取り勇気流
|
升田賞特別賞 |
(故)大内延介九段 |
初 |
振飛車穴熊を戦法に確立した工夫
|
名局賞 |
●渡辺明竜王 ○羽生善治棋聖 |
|
第30期竜王戦七番勝負第4局
|
名局賞特別賞 |
○藤井聡太五段 ●広瀬章人八段 |
|
第11回朝日杯将棋オープン戦本戦決勝
|
○牧野光則五段 ●中尾敏之五段 |
|
第31期竜王戦6組ランキング戦(持将棋局)
|
- 第45回より「女流棋士賞」を「優秀女流棋士」に名称を変更[141]。
- 藤井聡太六段が将棋大賞記録4部門(対局数・勝利数・勝率・連勝)を独占。4部門独占は内藤國雄(1969年)、羽生善治(1988、1989、1992、2000年)に次ぐ3人目[142]。
- 最優秀棋士賞の選考は羽生善治竜王と藤井聡太六段の一騎打ちとなり、9票対4票で羽生が最優秀となった。藤井は「最優秀棋士賞に極めて近い」という意味で特別賞となった[143]。
年度成績一覧
全棋士・全女流棋士 年度成績・通算成績一覧(2018年3月31日時点)[144]
昇段・引退
出典
外部リンク
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用具 |
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ルール | |
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戦法・囲い |
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