2023年度の将棋界(2023ねんどのしょうぎかい)では、2023年(令和5年)4月から2024年(令和6年)3月までの将棋界に関する出来事について記述する。
できごと・予定
タイトル戦の年間スケジュール (2023年度)
:タイトル戦 番勝負
:挑戦者決定戦(挑)/プレーオフ(PO)
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0
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:順位戦リーグ(L)・本戦トーナメント(T)・本戦リーグ(L)
:予備予選/予選トーナメント(T)・予選リーグ(L)
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0 タイトル戦実施日 / 0 タイトル戦予定日(実施されず)
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2023-04/Apr.
日0月0火0水0木0金0土
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02 03 04 05 06 07 08
09 10 11 12 13 14 15
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23 24 25 26 27 28 29
30
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2023-05/May
日0月0火0水0木0金0土
00 01 02 03 04 05 06
07 08 09 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
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2023-06/Jun.
日0月0火0水0木0金0土
00 00 00 00 01 02 03
04 05 06 07 08 09 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
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2023-07/Jul.
日0月0火0水0木0金0土
00 00 00 00 00 00 01
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30 31
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2023-08/Aug.
日0月0火0水0木0金0土
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06 07 08 09 10 11 12
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2023-09/Sep.
日0月0火0水0木0金0土
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2023-10/Oct.
日0月0火0水0木0金0土
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2023-11/Nov.
日0月0火0水0木0金0土
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19 20 21 22 23 24 25
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2023-12/Dec.
日0月0火0水0木0金0土
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2024-01/Jan.
日0月0火0水0木0金0土
00 01 02 03 04 05 06
07 08 09 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
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2024-02/Feb.
日0月0火0水0木0金0土
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04 05 06 07 08 09 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
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2024-03/Mar.
日0月0火0水0木0金0土
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03 04 05 06 07 08 09
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
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女流タイトル戦の年間スケジュール (2023年度)
:タイトル戦 番勝負
:挑戦者決定戦(挑)/プレーオフ(PO)
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0
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:順位戦リーグ(L)・本戦トーナメント(T)・本戦リーグ(L)
:予備予選/予選トーナメント(T)・予選リーグ(L)
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0 タイトル戦実施日 / 0 タイトル戦予定日(実施されず)
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2023-04/Apr.
日0月0火0水0木0金0土
00 00 00 00 00 00 01
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2023-05/May
日0月0火0水0木0金0土
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2023-06/Jun.
日0月0火0水0木0金0土
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2023-07/Jul.
日0月0火0水0木0金0土
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2023-08/Aug.
日0月0火0水0木0金0土
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2023-09/Sep.
日0月0火0水0木0金0土
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2023-10/Oct.
日0月0火0水0木0金0土
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2023-11/Nov.
日0月0火0水0木0金0土
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2023-12/Dec.
日0月0火0水0木0金0土
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2024-01/Jan.
日0月0火0水0木0金0土
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2024-02/Feb.
日0月0火0水0木0金0土
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2024-03/Mar.
日0月0火0水0木0金0土
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タイトル戦の結果ならびに新記録などの初めておきた出来事に関しては太字で表示する。※は実施されない場合あり。
2023年4月
2023年5月
5月06日 | - 第8期叡王戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太叡王が菅井竜也八段に勝利し2勝目(藤井 2-1 菅井)[12]。
- 藤井聡太叡王のタイトル戦通算50勝(通算62局目)到達は史上最速記録(これまでの記録は羽生善治九段の通算78局目)[13]。
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5月08日 | - 藤井聡太第72期王将 就位式(東京ドームホテル)[14] |
5月13日・14日 | - 第81期名人戦七番勝負第3局が行われ、渡辺明名人が藤井聡太竜王に勝利し1勝目(渡辺 1-2 藤井)[15]。 |
5月16日 | - 第34期女流王位戦五番勝負第2局が行われ、里見香奈女流王位が伊藤沙恵女流四段に勝利し1勝目(里見 1-1 伊藤)[16]。 |
5月18日 | - 第64期王位戦挑戦者決定戦が行われ、羽生善治九段に勝利した佐々木大地七段が藤井聡太王位への挑戦権獲得[17]。 |
5月19日 | - 日本将棋連盟が、50歳以上の棋士を対象とした一般公式戦「達人戦立川立飛杯」の創設を発表[18]。
- 出場条件に下限年齢を設けた将棋の公式棋戦は史上初。第1回は6月から予選を開始、本戦は公開対局で11月実施。
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5月21日・22日 | - 第81期名人戦七番勝負第4局が行われ、藤井聡太竜王が渡辺明名人に勝利し3勝目(渡辺 1-3 藤井)[19]。 |
5月22日 | - 第5期清麗戦挑戦者決定戦が行われ、加藤桃子女流三段に勝利した西山朋佳女流三冠が里見香奈清麗への挑戦権獲得[20]。 |
5月24日 | - 藤井聡太第48期棋王 就位式(ホテルオークラ東京)[21] |
5月25日 | - 第34期女流王位戦五番勝負第3局が行われ、里見香奈女流王位が伊藤沙恵女流四段に勝利し2勝目(里見 2-1 伊藤)[22]。 |
5月28日 | - 第8期叡王戦五番勝負第4局において二度の千日手が成立。いずれも同日に指し直し局が行なわれ、第4局再指し直し局で菅井竜也八段から3勝目を挙げた藤井聡太叡王が叡王防衛(藤井 3-1 菅井)[23]。
- タイトル戦番勝負において、二度の千日手成立後の再指し直し局が決着局となったのは史上初[注 1][注 2]。
- 藤井叡王は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続14期)、タイトル14期獲得時の最年少記録(20歳10か月)および初タイトル獲得から14期獲得までの最速記録(期間=2年10か月)の記録をそれぞれ更新。
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0同28日 | - 第16期マイナビ女子オープン五番勝負第3局が行われ、甲斐智美女流五段から3勝目を挙げた西山朋佳女王がタイトル防衛(西山 3-0 甲斐)[24]。 |
2023年6月
5月31日・ ・6月01日 | - 第81期名人戦七番勝負第5局が行われ、渡辺明名人から4勝目を挙げた藤井聡太竜王が名人位を奪取(渡辺 1-4 藤井)[25]。
- 藤井聡太竜王・名人は実力制第十六代名人となり、名人最年少記録(20歳10か月)を40年ぶりに更新[注 3]。また「竜王・名人」(史上5人目)の最年少記録を更新。
- 藤井竜王・名人は、史上2人目のタイトル七冠を達成し、タイトル七冠最年少記録(20歳10か月)を27年ぶりに更新[注 4]。
- 藤井竜王・名人は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続15期)[注 5]、タイトル15期獲得時の最年少記録(20歳10か月)および初タイトル獲得から15期獲得までの最速記録(期間=2年10か月)をそれぞれ更新。
|
6月02日 | - 第3期女流順位戦A級8回戦終了時点(全9回戦制)で、2位以下に2勝差をつけた西山朋佳女流三冠が里見香奈白玲への挑戦権獲得。 |
6月04日 | - 第79回学生名人戦の決勝戦で勝利した愛知大学の学生が、対局規定違反(対局中の将棋アプリによるソフト指し)で失格となり、決勝戦の対局相手を優勝に、3位決定戦に進んだ2人を準優勝にそれぞれ繰り上げ。失格者は不正を否定したが後日、不正行為を認めた[注 6][26][27][28][29]。 |
6月05日 | - 第94期棋聖戦五番勝負第1局が行われ、藤井聡太棋聖が佐々木大地七段に勝利し1勝目(藤井 1-0 佐々木)[30]。
|
6月07日 | - 第34期女流王位戦五番勝負第4局が行なわれ、伊藤沙恵女流四段から3勝目を挙げた里見香奈女流王位がタイトル防衛(里見 3-1 伊藤)[32] |
6月09日 | - 日本将棋連盟の第74回通常総会および理事会が行なわれ、日本将棋連盟の会長に羽生善治九段が就任[33]。 |
6月10日 | - 新施設「駒テラス西参道」(渋谷区代々木)オープン[34]。 |
6月18日 | - 同月4日の学生名人戦での不正行為(ソフト指し)による失格事案について、全日本学生将棋連盟が当該学生に対し永久追放処分[27]。 |
6月23日 | - 第94期棋聖戦五番勝負第2局が行なわれ、佐々木大地七段が藤井聡太棋聖に勝利し1勝目(藤井 1-1 佐々木)[35]。 |
2023年7月
7月03日 | - 第94期棋聖戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太棋聖が佐々木大地七段に勝利し2勝目(藤井 2-1 佐々木)[36]。 |
7月07日・08日 | - 第64期王位戦七番勝負第1局が行なわれ、藤井聡太王位が佐々木大地七段に勝利し1勝目(藤井 1-0 佐々木)[37]。 |
7月12日 | - 第5期清麗戦五番勝負第1局が行なわれ、里見香奈清麗が西山朋佳女流三冠に勝利し1勝目(里見 1-0 西山)[38]。 |
7月13日 | - 西山朋佳第16期女王 就位式(明治記念館)[39]。 |
7月13日・14日 | - 第64期王位戦七番勝負第2局が行なわれ、藤井聡太王位が佐々木大地七段に勝利し2勝目(藤井 2-0 佐々木)[40]。 |
7月18日 | - 第94期棋聖戦五番勝負第4局が行なわれ、佐々木大地七段から3勝目を挙げた藤井聡太棋聖が棋聖防衛(藤井 3-1 佐々木)[41]。
- 藤井聡太棋聖(竜王・名人、七冠)は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続16期)、タイトル16期獲得時の最年少記録(20歳11か月)および初タイトル獲得から16期獲得までの最速記録(期間=3年0か月)をそれぞれ更新。
|
7月25日 | - 第5期清麗戦五番勝負第2局が行なわれ、西山朋佳女流三冠が里見香奈清麗に勝利し1勝目(里見 1-1 西山)[42]。 |
7月25日・26日 | - 第64期王位戦七番勝負第3局が行なわれ、藤井聡太王位が佐々木大地七段に勝利し3勝目(藤井 3-0 佐々木)[43]。 |
2023年8月
2023年9月
2023年10月
2023年11月
2023年12月
2024年1月
2024年2月
2024年3月
記録
タイトル戦
その他の棋戦
女流タイトル戦
その他の女流棋戦
在籍クラスの昇級・降級
順位戦
竜王ランキング戦
第36期竜王戦ランキング戦・昇級者決定戦
昇級・降級者は各組4名。
女流順位戦
第3期女流順位戦(2022年10月 - 2023年7月)
将棋大賞
第51回将棋大賞(2024年4月1日発表、同月18日表彰)[155][156]
各賞 |
受賞者 |
受賞 |
備考
|
最優秀棋士賞
|
藤井聡太 竜王・名人 |
4年連続 4回目 |
46勝08敗(勝率0.852)
|
優秀棋士賞
|
伊藤匠 七段 |
初受賞 |
51勝17敗(勝率0.750)
|
敢闘賞
|
丸山忠久 九段 |
初受賞 |
24勝18敗(勝率0.571)
|
新人賞
|
藤本渚 五段 |
初受賞 |
51勝09敗(勝率0.850)
|
最多対局賞
|
伊藤匠 七段 |
初受賞 |
69対局 (51勝17敗) (持将棋1を含む)
|
最多勝利賞
|
伊藤匠 七段 |
初受賞 |
51勝
|
藤本渚 五段 |
初受賞
|
勝率一位賞
|
藤井聡太 竜王・名人 |
2年ぶり 6回目 |
46勝08敗(勝率0.852)
|
連勝賞
|
佐々木大地 七段 |
初受賞 |
15連勝 |
(
|
2023年02月02日 - 2023年04月24日
|
)
|
|
|
最優秀女流棋士賞
|
福間香奈 女流五冠 |
9年連続 14回目 |
34勝12敗(勝率0.739)
|
優秀女流棋士賞
|
西山朋佳 女流三冠 |
3年連続 3回目 |
38勝13敗(勝率0.745)
|
女流最多対局賞
|
加藤桃子 女流四段 |
3年ぶり 2回目 |
52対局 (36勝16敗)
|
東京将棋記者会賞
|
小林健二 九段 |
初受賞 |
-
|
小山怜央 四段 |
初受賞 |
-
|
升田幸三賞
|
伊藤匠 七段 |
初受賞 |
[157]
|
升田幸三特別賞
|
村田顕弘 六段 |
- |
[158]
|
名局賞
|
○ 藤井聡太 竜王・名人 ● 豊島将之 九段___ |
第71期王座戦 挑戦者決定戦
|
名局賞(特別賞)
|
● 永瀬拓矢 王座___ ○ 藤井聡太 竜王・名人 |
第71期王座戦 五番勝負第4局
|
女流名局賞
|
● 里見香奈 白玲__ ○ 西山朋佳 女流三冠 |
第3期ヒューリック杯白玲戦 七番勝負第2局
|
表彰者
(将棋栄誉賞、将棋栄誉敢闘賞、特別将棋栄誉賞、特別将棋栄誉敢闘賞)
- 特別将棋栄誉賞 (公式戦通算1000勝、2023年度達成者)
- 丸山忠久 - 1000勝 600敗 (勝率0.625) / 2023年12月8日付 / 通算10人目[159]
(達成時の年齢:7001530000000000000♠53歳3か月 / 四段昇段後からの期間:7001330000000000000♠33年8か月 )
- 将棋栄誉敢闘賞 (公式戦通算800勝、2023年度達成者)
- 青野照市 - 800勝 895敗 (勝率0.472) / 2024年2月20日付 / 通算26人目[160]
(達成時の年齢:7001710000000000000♠71歳0か月 / 四段昇段後からの期間:7001490000000000000♠49年10か月 )
(史上最年長達成者、初の70歳代での達成、初の勝率5割未満での達成)[160]
- 将棋栄誉賞 (公式戦通算600勝、2023年度達成者)
- 佐藤秀司 - 600勝 516敗 (勝率0.538) / 2023年8月23日付 / 通算59人目[161]
- 畠山鎮 - 600勝 537敗 (勝率0.528) / 2023年9月11日付 / 通算60人目[162]
- 富岡英作 - 600勝 645敗 (勝率0.482) / 2023年11月2日付 / 通算61人目[163]
昇段・引退
太字 今年度プロ入り棋士・女流棋士
脚注
注釈
- ^ タイトル戦で1局で2度の千日手成立は史上5度目。
- ^ タイトル戦で指し直し局を含め同日中に3局を実施するのは第93期棋聖戦 第1局以来、史上2度目。
- ^ これまでの名人最年少記録は谷川浩司十七世名人の21歳2か月(第41期名人戦)。
- ^ タイトル七冠保持は、羽生善治七冠のタイトル失冠による六冠後退時(1996年7月30日)以来となる26年10か月ぶり。七冠達成の最年少記録(20歳10か月)は、羽生善治の達成(25歳4か月=1996年2月14日)以来27年3か月ぶりの記録更新。
- ^ 女流タイトル戦を含めると、里見香奈によるデビュー以来14期連続でのタイトル戦番勝負敗退なし(2013年)の記録を10年ぶりに更新した。
- ^ 当該学生の対局中における離席の多さを他の参加者が指摘し、決勝の対局終了直後に運営側が確認した結果、決勝と準決勝の時間帯に忍ばせていたスマートフォンで将棋アプリによるソフト指しをした形跡があることが発覚した。
- ^ 女流棋戦でも2020年度よりタイトル戦の数は8つになったが、同一年度内の全棋戦に同じ女流棋士が登場したケースは2023年度時点まで例がない。
- ^ 4組優勝からの挑戦権獲得は、真田圭一(第10期)、藤井猛(第11期)、渡辺明(第17期)の3例がある。
- ^ 竜王挑戦による七段昇段は糸谷哲郎(第27期)に次ぐ2人目。なお、渡辺明(第17期)は当時の昇段規定(五段昇段後竜王挑戦)により六段昇段。
- ^ 竜王位奪取なら竜王、奪取失敗なら1組在籍。
- ^ 4組から次期1組以上への昇級は、真田圭一(10期4組 - 11期1組)、藤井猛(11期4組 - 12期竜王)、渡辺明(17期4組 - 18期竜王)の3例がある。
- ^ 1組昇級の従来の最速記録は渡辺明の参加4期。
- ^ 伊藤匠は第36期の5組ランキング戦で5勝、本戦で5勝、挑決三番勝負2勝0敗で12連勝を記録(後に七番勝負第1局で藤井聡太竜王に敗戦)。伊藤以外では、第34期で藤井聡太が2組ランキング戦で4勝、本戦で2勝、挑決三番勝負2勝0敗、七番勝負4勝0敗で12連勝を記録している(藤井は次期第35期七番勝負第1局で広瀬章人挑戦者に敗戦)。
- ^ 年未満切り捨ての合計年齢。藤井竜王が21歳(2か月17日)、伊藤七段が20歳(11か月26日)。日単位合計では42歳2か月となる。
- ^ タイトル戦番勝負における対戦棋士の合計年齢の従来の最少記録は、第57期棋聖戦(1990年度後期)第1局時点における 屋敷伸之棋聖(18歳) 対 森下卓六段(24歳) で42歳(年未満切り捨て、日単位での合計では43歳3か月)。
- ^ 藤井竜王、伊藤七段はともに2002年生まれ。
- ^ 従来の記録は羽生善治の21歳11か月(第40期)。
- ^ 棋士によるタイトル全冠制覇は羽生善治(1996年)以来史上4人目(9例目)であり、同記録をプロ入り後史上最速(7年0か月)かつ最年少(21歳2か月)で達成。
- ^ 女流棋士では里見香奈が2022年に達成している。
- ^ 羽生善治以来の内閣総理大臣顕彰受賞で、羽生の受賞は1996年3月21日、タイトル七冠独占を事由としての受賞。
- ^ ただし、第44期新人王戦でプロ入り前の奨励会員である都成竜馬三段が棋戦優勝した例がある。
- ^ これまで日本将棋連盟に記録が残る内の最速記録・最短=最少対局数記録はいずれも森内俊之四段(当時)のプロ入り164日後、15局目[78]。
- ^ 従来の最年少優勝記録は佐々木勇気の19歳2か月(第3期)。
- ^ 藤井聡太の「登場タイトル戦における連続獲得記録」は、2020年 第91期棋聖戦 - 2023年 第36期竜王戦の連続19期で達成。「全タイトル戦における連続獲得記録」は、同日時点で第35期竜王戦から第36期竜王戦までの連続9期。
- ^ a b 大山康晴の「登場タイトル戦における連続獲得記録」は、1963年 第22期名人戦 - 1966年 第25期名人戦の連続19期で達成。大山の同記録は当時の「全タイトル戦における連続獲得記録」(連続19期)を同時に達成。また、大山の連続19期の記録は「全タイトル戦連続登場記録(連続50期)」の期間に含まれる。
- ^ 「西山朋佳 対 里見香奈」の「同一カード」の対決は、女流タイトル戦8棋戦での実施が決定。これまでの将棋界での最多タイトル戦同一カード対決記録は「谷川浩司 対 羽生善治」の7棋戦(現8タイトル棋戦のうち叡王戦を除く7棋戦)。
- ^ 従来の記録は藤井猛の45歳10か月(第24期、対局日基準)。
- ^ 藤井聡太の「登場タイトル戦における連続獲得記録」は、2020年 第91期棋聖戦 - 2023年度 第73期王将戦の連続20期で達成。「全タイトル戦における連続獲得記録」は、同日時点で第35期竜王戦から第73期王将戦までの連続10期。
- ^ これまでの同一年度での獲得タイトル数最多記録は7期で羽生善治が2度達成(1994年度(名人、棋聖(2期)、王位、王座、竜王、棋王の計7期)および1995年度(名人、棋聖、王位、王座、竜王、王将、棋王の計7期)。
- ^ これまでのタイトル戦年間最多勝利数記録は羽生善治の27勝(1994年度)。
- ^ 藤井聡太の「登場タイトル戦における連続獲得記録」は、2020年 第91期棋聖戦 - 2023年度 第49期棋王戦の連続21期で達成。「全タイトル戦における連続獲得記録」は、同日時点で第35期竜王戦から第49期棋王戦までの連続11期。
- ^ 「41歳」は年未満切り捨て。日単位での合計では「42歳2か月」
- ^ 藤井聡太王位は第35期竜王戦(2022年10月開幕)から第36期竜王戦まで、9棋戦連続タイトル戦に登場(竜王戦-王将戦-棋王戦-名人戦-叡王戦-棋聖戦-王位戦-王座戦-竜王戦-王将戦の連続10棋戦)。
- ^ 藤井聡太王位は第35期竜王戦(2022年10月開幕)から第36期竜王戦まで、9棋戦連続タイトル戦に登場(竜王戦-王将戦-棋王戦-名人戦-叡王戦-棋聖戦-王位戦-王座戦-竜王戦-王将戦-棋王戦の連続11棋戦)。
- ^ 第37期竜王戦までの4組在籍および第38期の5組以上が確定し、引退時期は早くとも第38期以降。
出典
外部リンク
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関連項目 | |
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カテゴリ |
日本将棋連盟所属棋士 ( 現役棋士 および 2024年度引退棋士) |
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タイトル 保持者 【九段 6名】 【七段 1名】 |
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九段 【26名】 | |
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八段 【34名】 | |
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七段 【44名】 | |
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六段 【28名】 | |
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五段 【20名】 | |
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四段 【15名】 | |
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2024年度 引退棋士 |
- 九段 青野照市 (2024年6月13日 引退)
- 八段 室岡克彦 (2024年6月18日 引退)
- 八段 中座真 (2024年6月19日 引退)
- 七段 伊奈祐介 (2024年5月10日 引退)
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現役棋士 全174名(2025年1月16日時点、日本将棋連盟所属) / △は2024年度の昇段 / 引退棋士の()は引退日 / 詳細は将棋棋士一覧を参照 |
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タイトル保持者 【4名】 |
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永世称号 有資格者 |
- 女流七段 清水市代(クイーン名人・クイーン王位・クイーン王将・クイーン倉敷藤花)
- 女流六段 中井広恵(クイーン名人)
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女流五段 【 3名】 | |
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女流四段 【 8名】 | |
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女流三段 【12名】 | |
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女流二段 【20名】 | |
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女流初段 【18名】 | |
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女流1級 【 9名】 | |
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女流2級 【 8名】 | |
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現役女流棋士 全82名(2025年1月23日時点)/ △は2024年度の昇段 詳細は将棋の女流棋士一覧を参照。 / 引退者については「Template:将棋の引退女流棋士」を参照。 |