WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜
WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜(ウィー・アー・ザ・チャンプ 〜ザ・ネーム・オブ・ザ・ゲーム〜)は、1993年に発表された楽曲である。 概要原曲はTHE FANSの「Olé, Olé, Olé(THE NAME OF THE GAME)」(作曲:Armath)。「ANDERLECHT CHAMPION」という別題もある。 日本サッカー協会公認'93日本代表オフィシャル応援歌として、また同年に開幕したJリーグでは、フジテレビの中継イメージソングにも採用された。 THE WAVES(無名のスタジオ・ミュージシャンらによるユニット[1])とSAY・Sの競作という形でそれぞれポニーキャニオンからシングルリリースされた。Jリーグブームの流れに乗って大ヒットし、出荷枚数はTHE WAVESとSAY・Sのものを合わせて120万枚を記録した。なお、Jリーグの公式テーマソングはこの曲ではなく、春畑道哉の「J'S THEME」である。 1993年当時、テレビ番組などにおけるサッカーに関する場面では必ずと言っていいほど流れていた。 Jリーグ発足前に、ロッテオリオンズの応援団が演奏していたことがある。2010年にはソフトバンクのCMにも使用された。 また、ハドソンから発売されていたゲームソフト「桃太郎電鉄シリーズ」に使われていた「Sリーグ応援歌」という曲には、本曲のイントロが使われている。 原曲
元のメロディはメキシコ発祥とされ、南米をはじめとするスペイン語圏でサッカーをはじめとする様々なスポーツの応援メロディとして一般的に知られている。元々は闘牛観戦において19世紀より用いられていた[2]。アルゼンチンでは、観客が「オレオレオレ」の後の2節目のメロディで応援する選手の名前を連呼しながら歌う。 初のレコードは1985年にベルギーのサッカーリーグの応援歌として、アーティストArmathによってフランス語とフラマン語(オランダ語のベルギー方言)でAnderlecht Championの題で録音された。翌1986年にはドイツ人歌手トニー・マーシャルによってドイツ語でもWir sind die Champions olé, olé, oléの題で録音されている。 ルーマニア革命でニコラエ・チャウシェスクが失脚した時には、市民がこのメロディに乗せて「オレオレオレ、チャウシェスクはもういない」と合唱した。 カバー1994年にフォルテ・ミュージックエンタテインメント(販売:日本コロムビア)から発売されたオムニバス盤『燃えろ!スポーツ!歌ってスポーツ!・テレビ主題歌篇』(規格品番:FMCF-7031)に、B-MEGA、森の木児童合唱団によるカバー版が収録された。 『ひらけ!ポンキッキ』にて、新井紀子の日本語詞により「オーレ!チャンプ」として歌われた(歌:NAKAZY、ガチャピン、ムック、世田谷ジュニア合唱団)。1993年4月28日にポニーキャニオンからシングル発売。オリコン最高72位[3]。カップリング曲は「なっとうをおいしくたべるには」(歌:永井寛孝とおっ、ぺれった)。「オーレ!チャンプ」は水木一郎、森の木児童合唱団によってカバーされている(日本コロムビア版カバー。1993年7月1日発売『こどものうた』などに収録)。 2002年には36年会により「WE ARE THE CHAMP NIPPON〜OLEOLE 2002 VERSION〜」としてカバーされた。 その他スーパー戦隊シリーズ、『忍者戦隊カクレンジャー』では第21話で妖怪サルガミを騙すシーンでこの曲が使用されている。また、同じく39話ではセイカイ/ニンジャイエローが妖怪ノッペラボウに「俺~、俺はここだ~!」と替え歌で挑発していた。 脚注出典
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