カルロス・アルカラス
カルロス・アルカラス・ガルフィア(Carlos Alcaraz Garfia, スペイン語発音: [ˈkal.loh al.ka.ˈɾaθ ˈɣaɾ.fja]; 2003年5月5日 - )は、スペイン・ムルシア州ムルシア エル・パルマル地区出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス1位、ダブルス519位。これまでにATPツアーでシングルス16勝を挙げている。身長183cm、体重74kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。 19歳でATPテニスランキング世界1位になり、史上最年少記録を打ち立てた。同年にタイム誌が選出する「次の100人」に選ばれた。[2] 選手経歴ジュニア時代アルカラスは4歳のときに父親からテニスを教わり始めた。15歳からEquelite Sport Academyに所属し、フアン・カルロス・フェレーロをコーチとする。 2019年 フューチャーズ初優勝4月のアリカンテ・チャレンジャーでATPチャレンジャーツアーデビュー。初戦でヤニック・シナーを下したが、2回戦でルカシュ・ロソルに敗れた。 2020年 チャレンジャー初優勝2月のリオ・オープンでワイルドカードとして本戦入りし、ATPツアーデビュー。初戦でアルベルト・ラモス=ビニョラスをで下してツアー初勝利を収めた。2回戦ではフェデリコ・コリアに敗れた。8月のトリエステ・チャレンジャー決勝でリッカルド・ボナディオをストレートで下し、チャレンジャー初優勝を果たした。9月のコルデノンス・チャレンジャーでも決勝まで進出したが、ベルナベ・サパタ・ミラジェスに敗れて準優勝となった。この活躍により9月14日時点のシングルスランクが186位まで上がり、同月に行われた全仏オープンの予選に初出場するも、初戦でアレクサンダル・ブキッチに敗れた。10月のバルセロナ・チャレンジャー決勝でダミル・ジュムールを下し、チャレンジャー2勝目を挙げた。翌週行われたアリカンテ・チャレンジャー決勝でペドロ・マルティネスを下して、チャレンジャー3勝目を挙げた。これらの活躍により、アルカラスも2020年のニューカマー・オブ・ザ・イヤーに選出された[3]。年間最終ランキングは141位。 2021年 NextGenファイナルズ初優勝 全米ベスト8 ツアー初優勝 トップ50入り全豪オープンの予選ではホランスキー、カルロフスキー、デリエンをそれぞれ2-1, 2-0, 2-0で下して3連勝し、グランドスラム本戦初進出を決めた。2月にメルボルンで行われたグレート・ロード・オーシャン・オープンでは2回戦で当時ランキング14位で第1シードのダビド・ゴファンを6-3, 6-3のストレートで下し、対トップ100初勝利を挙げた[4]。続く3回戦でチアゴ・モンテイロに敗れた。 翌週から始まった全豪オープンでは1回戦でボーティック・ファン・デ・ザンスフルプをストレートで破り、グランドスラム本戦初勝利を挙げた。2回戦でマイケル・イマーに敗れた。7月のクロアチア・オープンでは第7シードとして出場し、決勝でリシャール・ガスケをストレートで下して18歳2ヶ月でツアー初優勝を飾った。全米オープンでは3回戦でステファノス・チチパスを下してグランドスラム初のベスト8進出。 Next Gen ATPファイナルズでは決勝でセバスチャン・コルダを破り、初優勝を果たした。年間最終ランキングは31位。 2022年 GS初制覇・全米初優勝 マスターズ初優勝 史上最年少世界1位全豪オープンでは第31シードとして出場し、初の大会3回戦まで進出。3回戦で第7シードのマッテオ・ベレッティーニに2-6, 6-7(3), 6-4, 6-2, 6-7(5)のフルセットの末に敗退した[5]。しかし、リオ・オープンでは準々決勝でベレッティーニを6-2, 2-6, 6-2で破り[6]、準決勝でファビオ・フォニーニを6-2, 7-5で下して決勝進出[6]。決勝でディエゴ・シュワルツマンを6-4, 6-2で破り、ATPツアー500初制覇及びツアー2勝目を挙げた[7]。 BNPパリバ・オープンでは4回戦でガエル・モンフィスを7-5, 6-1で下し[8]、準々決勝で前年覇者のキャメロン・ノリーを6-4, 6-3で破りベスト4入り[9]。準決勝ではラファエル・ナダルに4-6, 6-4, 3-6で敗れた[10]。マイアミ・オープンでは準決勝で昨年覇者のフベルト・フルカチュを7-6(5), 7-6(2)で下してマスターズ1000初の決勝進出[11]。決勝ではキャスパー・ルードを7-5, 6-4のストレートで破り、マスターズ初優勝を果たした[12]。 クレーシーズンではモンテカルロ・マスターズでセバスチャン・コルダに初戦敗退を喫するも、バルセロナ・オープンでは決勝でパブロ・カレーニョ・ブスタを破り優勝。大会後のランキングで9位となりトップ10入りを果たす。さらにムチュア・マドリード・オープンでは準々決勝でクレーキングナダルを6-2, 1-6, 6-3で、準決勝でジョコビッチを6-7(5), 7-5, 7-6(5)で勝利し、決勝進出。決勝でアレクサンダー・ズベレフを6-3, 6-1で勝利して、マスターズ2勝目を挙げて、世界ランキング6位を更新。第6シードとして迎えた全仏オープンでは1回戦でフアン・イグナシオ・ロンデロを6-4, 6-2, 6-0のストレートで破り、2回戦ではアルベルト・ラモス=ビノラスを6-1, 6-7(7), 5-7, 7-6(2), 6-4のフルセットの末に勝利を掴み、3回戦では第27シードのセバスチャン・コルダを6-4, 6-4, 6-2のストレートで勝利。4回戦では第21シードのカレン・ハチャノフを6-1, 6-4, 6-4のストレートで破り、初のベスト8入りを果たした。準々決勝では第3シードのアレクサンダー・ズベレフに4-6, 4-6, 6-4, 6-7(7)で敗れた。 芝シーズンになり、ウィンブルドン選手権では第5シードとして出場。4回戦で第10シードのヤニック・シナーに1-6, 4-6, 7-6(8), 3-6で敗れて、初のベスト8入りを逃した。クレー大会での2度の準優勝を挟んで全米シーズンへ進む。 第3シードとして迎えた全米オープンでは4回戦で第15シードのマリン・チリッチに6-4, 3-6, 6-4, 4-6, 6-3、準々決勝では第11シードのヤニック・シナーを6-3, 6-7(7), 6-7(0), 7-5, 6-3、準決勝では第22シードのフランシス・ティアフォーを6-7(6), 6-3, 6-1, 6-7(5), 6-3と、3試合連続でフルセットの試合を勝ち残り、決勝で世界一の座をかけてキャスパー・ルードと対戦。6-4, 2-6, 7-6(1), 6-3で破り、グランドスラム初優勝を果たした[13]。10代での同大会シングルス優勝は、1990年大会のピート・サンプラスに次いで2人目[13]。この大会での試合時間は計23時間40分で、2018年ウィンブルドン選手権においてケビン・アンダーソンが記録した23時間21分を抜いてグランドスラム史上最長とした[14]。また、9月12日付けの世界ランキングで1位につくことが確定、1973年に導入されたATPランキング史上初の10代の世界王者に輝いた[15]。年間最終ランキングは1位。 2023年 ウィンブルドン初優勝 ツアー通算100勝 ATPファイナルズベスト41月、2023年シーズン開始直後は怪我により全豪オープンを欠場。 2月、アルゼンチン・オープンで復帰し、決勝戦で第2シードのキャメロン・ノリーに6-3, 7-5のストレートで勝利し、復帰戦を優勝で飾った。前年優勝者として挑んだ翌週のリオ・オープンでも決勝まで勝ち進み、2週連続でノリーと対戦するも、7-5, 4-6, 5-7のフルセットの末に敗戦し、2年連続優勝とはならなかった。 3月、BNPパリバ・オープンシングルス3回戦に勝利し、歴代2位の早さとなる132試合でATPツアーのマッチ100勝を達成[16]。決勝では3大会連続優勝、マッチ19連勝中のダニール・メドベージェフと対戦し、6-3, 6-2のストレートで勝利を収め、ツアー8勝を挙げた。続くマイアミ・オープンでは準決勝でシナーに7-6(4), 4-6, 2-6の逆転で敗れた。 4月、前年優勝者として臨んだ母国のバルセロナ・オープンでは準決勝でダニエル・エバンスを6-2, 6-2のストレートで下して、決勝進出。決勝でステファノス・チチパスを6-3, 6-4のストレートで下してツアー9勝目を挙げた。 5月、マドリード・オープンでは2回戦でエーミル・ルースヴオリを2-6, 6-4, 6-2、3回戦でグリゴール・ディミトロフを6-2, 7-5、4回戦でアレクサンダー・ズベレフを6-1, 6-2、準々決勝でカレン・ハチャノフを6-4, 7-5、準決勝でボルナ・チョリッチを6-4, 6-3でシード勢をそれぞれ破り、決勝でヤン=レナード・ストルフを6-4, 3-6, 6-3で破り、ツアー10勝目を挙げた。 6月、全仏オープンでは第1シードとして出場。3回戦では第26シードのデニス・シャポバロフを6-1, 6-4, 6-2、4回戦では第17シードのロレンツォ・ムゼッティを6-3, 6-2, 6-2のストレートで下して、ベスト8進出。準々決勝では第5シードのチチパスを6-2, 6-1, 7-6(5)のストレートで破り、初のベスト4進出。準決勝では第3シードのノバク・ジョコビッチに3-6, 7-5, 1-6, 1-6で敗れ、初の決勝進出を逃した。クイーンズ・クラブ選手権では準々決勝でディミトロフを6-4, 6-4、準決勝でセバスチャン・コーダを6-3, 6-4でそれぞれ下して、決勝でアレックス・デミノーを6-4, 6-4のストレートで破り、ツアー11勝目を挙げた。 7月、ウィンブルドン選手権は第1シードとして出場。前述の好調さのまま2年連続4回戦進出して、4回戦でマッテオ・ベレッティーニを3-6, 6-3, 6-3, 6-3の逆転で下して、ベスト8進出。準々決勝では第6シードのホルガ・ルーネを7-6(3), 6-4, 6-4、準決勝で第3シードのメドベージェフを6-3, 6-3, 6-3のストレートでそれぞれ下して、初の決勝進出。決勝では第2シードのジョコビッチを1–6, 7–6(6), 6–1, 3–6, 6–4のフルセットの末に下して、自身初のウィンブルドン初優勝。同大会の男子シングルスにおいてBIG4以外の選手の優勝は21年振りとなった[17]。 8月、ナショナル・バンク・オープンでは2回戦でベン・シェルトンを6-3, 7-6(3)、3回戦でホベルト・ホルカシュを3-6, 7-6(2), 7-6(3)の逆転で下して、初のベスト8進出するも、準々決勝でトミー・ポールに3-6, 6-4, 3-6で敗れたが、続くウエスタン・アンド・サザン・オープンでは3回戦でポールを7-6(6), 6-7(0), 6-3でリベンジを果たし、準々決勝ではマックス・パーセルを4-6, 6-3, 6-4の逆転で下してベスト4進出。準決勝ではホルカシュを2-6, 7-6(4), 6-3の逆転で勝利し、初の決勝進出。決勝ではジョコビッチに7-5, 6-7(7), 6-7(4)の逆転で敗れ、準優勝を飾った。 9月、全米オープンでは第1シードとして出場。3回戦では第26シードのエバンスを6-2, 6-3, 4-6, 6-3、4回戦でマッテオ・アルナルディを6-3, 6-3, 6-4で破り、3年連続ベスト8進出。準々決勝では第12シードのズベレフを6-3, 6-2, 6-4のストレートで下して、ベスト4進出。準決勝では第3シードのメドベージェフに6-7(3), 1-6, 6-3, 3-6で敗れ、決勝進出を逃し、連覇を果たせなかった。 10月、チャイナ・オープンではベスト8進出。準々決勝ではルードを6-4, 6-2のストレートで下して、ベスト4進出するも、シナーに6-7(4), 1-6のストレートで敗れ、今季シナーに2敗となった。上海マスターズでは4回戦でディミトロフに7-5, 2-6, 4-6の逆転で敗れた。 11月、パリ・マスターズではロマン・サフィウリンに3-6, 4-6のストレートで敗退。今季の活躍からレースランキング2位として迎えた2023年ATPファイナルズに初出場となり、「レッドグループ」に割り振られ、グループステージではメドベージェフを6-4, 6-4、アンドレイ・ルブレフを7-5, 6-2のストレートでそれぞれ下す。ズベレフには7-6(3), 3-6, 6-4で敗れるも、2勝1敗で決勝トーナメント進出を決めた。準決勝ではジョコビッチに3-6, 2-6で敗れ、初出場となった最終戦はベスト4。年間最終ランキングは2位。 2024年 パリ五輪銀メダル 全仏初優勝 ウィンブルドン2連覇 ツアー通算200勝1月、全豪オープンに第2シードとして出場。1回戦でリシャール・ガスケを7-6(5), 6-1, 6-2、2回戦ではロレンツォ・ソネゴを6-4, 6-7(3), 3-6, 7-6(3)、3回戦では商竣程では6-1, 6-1, 1-0(不戦勝)、4回戦ではミオミル・キツマノビッチを6-4, 6-4, 6-0のストレートで下して、初のベスト8進出。準々決勝では第6シードのアレクサンダー・ズベレフに1-6, 3-6, 7-6(2), 4-6で敗れた。 2月、アルゼンチン・オープンではディングチャンピオンとして出場し、ベスト4進出をするも、準決勝でニコラス・ジャリーに6-7(2), 3-6のストレートで敗れた。さらに翌週、右足首を捻挫したためリオ・オープン初戦を途中棄権した。 3月、ディフェンディングチャンピオンとして、BNPパリバ・オープンでは準々決勝でズベレフを6-3, 6-1のストレートで下して、準決勝ではヤニック・シナーと8度目の対戦となり、1-6, 6-3, 6-2で勝利し、シナーの19連勝を止めて4勝4敗のタイとなり、決勝進出。決勝でダニール・メドベージェフを7-6(5), 6-1のストレートで破ってタイトル防衛に成功し、ATPツアー・マスターズ1000で5勝目を挙げた。続くマイアミ・オープンでは3回戦でガエル・モンフィスを6-2, 6-4、4回戦でロレンツォ・ムセッティを6-3, 6-3でそれぞれストレートで下して、ベスト8進出。しかし、今大会準優勝者となるグリゴール・ディミトロフに2-6, 4-6のストレートで敗れた。大会後、シナーに追い抜かれ、世界ランキング3位に転落した。 4月、モンテカルロ・マスターズとタイトル防衛戦となるバルセロナ・オープンを右前腕の負傷のため棄権した。 5月、マドリード・オープンではベスト8進出するも、準々決勝では今回大会を優勝することとなるアンドレイ・ルブレフに6-4, 3-6, 2-6で敗れた。その後、前腕の負傷のためローマ・マスターズも棄権した。 6月、全仏オープンでは第3シードとして出場し、4回戦では第21シードのフェリックス・オジェ=アリアシムを6-3, 6-3, 6-1、準々決勝ではステファノス・チチパスを6-3, 7-6(3), 6-4のストレートでそれぞれ破り、2度目となる全仏ベスト4進出を果たした。準決勝では第2シードのシナーを2-6, 6-3, 3-6, 6-4, 6-3のフルセットで破り、初の決勝進出。決勝の相手は第4シードのズベレフとなり、6-3, 2-6, 5-7, 6-1, 6-2のフルセットで激闘を制して、ローラン・ギャロス初制覇。21歳で、サーフェス・スラムとして知られる、1年間で3つのコートサーフェスでメジャータイトルを獲得した史上最年少の男子選手となった。 7月、ウィンブルドン選手権では第3シードとして出場。準々決勝では第12シードのトミー・ポールを5-7, 6-4, 6-2, 6-2、準決勝では第5シードのメドベージェフを6-7(1), 6-3, 6-4, 6-4で下して、2年連続決勝進出。2023年の決勝での再戦となるノバク・ジョコビッチを6-2, 6-2, 7-6(4)のストレートで破り、ウィンブルドン2連覇を達成した。その好調さは続き、スタッド・ローラン・ギャロス会場で行われた2024年パリオリンピックでは決勝進出。決勝でジョコビッチと対戦するも、6-7(3), 6-7(2)のストレートで敗れ、優勝を逃すも、オリンピック初出場で銀メダルを獲得した。 8月、ウエスタン・アンド・サザン・オープン1回戦ではモンフィスに6-4, 6-7(5), 4-6の逆転負けし、珍しくラケットを破壊した。さらに迎えた全米オープンでは第3シードとして出場するも、2回戦でボーティック・ファン・デ・ザンスフルプに1-6, 5-7, 4-6のストレートで敗退を晒した。 9月、レーバーカップでは世界選抜として初出場。シングルスではベン・シェルトンを6-4, 6-4、テイラー・フリッツを6-2, 7-5で下す。ズベレフと組んだダブルスではシェルトン/フリッツ組に6-7(5), 4-6で敗れたがキャスパー・ルードと組んだダブルスではフランシス・ティアフォー/シェルトン組に6-2, 7-6(6)で勝利し、世界選抜の優勝に貢献した。 10月、チャイナ・オープンではベスト8進出。準々決勝ではカレン・ハチャノフを7-5, 6-2、準決勝ではメドベージェフを7-5, 6-3で下して決勝進出。決勝では昨年準決勝で敗れたシナーを6-7(6), 6-4, 7-6(3)の熱戦で下して、ツアー16勝目を挙げた。上海マスターズでは4回戦でモンフィスを6-4, 7-5のストレートで下して、初のベスト8進出。準々決勝ではトマーシュ・マハーチに6-7(5), 5-7のストレートで敗退。 11月、パリ・マスターズでは2回戦でジャリーを7-5, 6-1のストレートで破るも、3回戦でウゴ・アンベールに1-6, 6-3, 5-7で敗れた。レースランキング3位として迎えた2024年ATPファイナルズでは2年連続出場。「ジョン・ニューカムグループ」ではルブレフに6-3, 7-6(8)で勝利するも、ルードに1-6, 5-7、ズベレフに6-7(5), 4-6で敗れ、ラウンドロビン敗退。年間最終ランキングは3位。 プレースタイルアルカラスのプレースタイルは強力なフォアハンドが最大の武器で、ベースラインから重いショットを打ちつつコート全体をカバーするフットワークを駆使する[18]。相手のラインを押し下げてからドロップ、相手がネットに出てきたところをロブなどベースの上げ下げをコントロールする能力に長ける[19]。 速い展開を好むアルカラスのアグレッシブなプレースタイルは、同邦のレジェンドであるラファエル・ナダルではなく、その好敵手のロジャー・フェデラーと類似するとも言われる。アルカラスが「僕はアグレッシブでウィナーを量産するプレーが好きなんだ。僕のプレースタイルは程度の差はあれ、フェデラーのようだと思うよ。」としており[20]、コーチを務める元世界1位のフアン・カルロス・フェレーロも目標としているとコメントしている。錦織圭も、同年代のシナーとともにフェデラーと比較する発言をしている[21]。 もっとも、アルカラスの幼少期からのアイドルはナダルである[22]。ウェアはナイキ、ラケットはバボラからスポンサーされている点は、ナダルと同じである。 人物主要大会決勝グランドスラムシングルス:4(優勝4回、準優勝0回)
ATPマスターズ1000シングルス:6(優勝5回、準優勝1回)
オリンピックシングルス:1(銀メダル1)
ATPツアー決勝進出結果シングルス:(16勝5敗)
成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし. シングルスグランドスラム大会
大会最高成績
シングルス対トップ10戦績対戦当時の順位でATPランキングのトップ10を相手にした試合の結果
ATPチャレンジャーツアー・ITFワールドテニスツアー決勝
脚注
外部リンク
|