三菱電機株式会社 (みつびしでんき、英 : Mitsubishi Electric Corporation )は、東京都 千代田区 丸の内 に本社を置く三菱グループ の大手総合電機メーカー である。
三菱電機グループ の中核企業。三菱金曜会[ 2] および三菱広報委員会[ 3] の会員企業である[ 4] 。1921年 1月15日 に兵庫県 神戸市 にある三菱造船電機製作所(現在の三菱重工業 の神戸造船所 )から分離独立する形で設立された。
日経平均株価 およびTOPIX Core30 、JPX日経インデックス400 の構成銘柄の一つ[ 5] [ 6] [ 7] 。
概要
日本の大手総合電機メーカーとして、売上高において日立製作所 に次ぐ業界2位である。一般消費者向けの家電 から重電、人工衛星 まで幅広い製品 を販売している。FA機器 、昇降機 (エレベーター など)、タービン発電機 、鉄道車両 用電機品、パワー半導体 、人工衛星など多くの産業用電気機器で日本国内トップシェアである。また、三菱重工と同様に宇宙 ・防衛 エレクトロニクス分野に強みを持っている。MISTY1 やKASUMI などの開発や実装の実績による暗号化技術は世界トップレベルである[ 8] 。2021年 現在日本一の特許数を維持している。
LED電球 においては三菱ケミカルグループ 、エアコン においては同じく三菱グループ の三菱重工業 との間で事業が重複しており、「三菱パッケージエアコン」「三菱ルームエアコン」の呼称が三菱電機のエアコンのことを指す[ 注釈 1] 。ITS 事業についてETC 車載器製造販売が重複していたが、2017年重工は古野電気 に事業譲渡した。ただ、地上部門では引き続き事業重複している。
既に撤退したパソコン用ディスプレイ においては、ブラウン管 時代から一定の評価があり、液晶ディスプレイ においても高いシェアを占めていた。
歴史
沿革
1873年 (明治 6年) - 岩崎弥太郎 が海運会社九十九(ツクモ)商会を三菱商会 と改称し、海運と商事を中心に事業の展開を行う。
1884年 (明治17年) - 官営長崎造船所 (現在の長崎製作所)を政府から借り受ける。
1887年 (明治20年) - 官営長崎造船所の払い下げを受ける。
1893年 (明治26年) 2月 - 三菱合資会社を設立。
1917年 (大正 6年)10月 - 三菱造船として独立。
1921年 (大正10年)1月 - 三菱造船の電機製作所(神戸 )を母体に三菱電機株式会社 として独立。変圧器、電動機、扇風機等を手がける。 会社設立日(登記上)は1月15日であるが、創立記念日は2月1日とされている。名古屋市 大曽根に工場用地を取得し、本店は名古屋市に置いた(1922年 (大正11年)に東京市三菱本館 へ移転)。
1923年 (大正12年)11月 - 三菱造船長崎造船所から「電機工場」を分離独立し、後の長崎製作所となる。タービン 発電機 など大型重電機器を手がける。
1924年 (大正13年)9月 - 初の自社単独工場である名古屋製作所を設立[ 注釈 2] 。
1928年 (昭和 3年) - 国産初の幹線用大型電気機関車 (EF52 )の開発を取り纏め、日立製作所、芝浦製作所(後の東芝 )、川崎造船所(後の川崎重工業 )と共同で完成。日本国有鉄道 へ納める。
1935年 (昭和10年) - エレベーター 、エスカレーター の一貫生産を開始。
1946年 (昭和21年) - 「ダイヤトーンスピーカー」の原型となる「ダイヤトーンラジオ」発売。
1951年 (昭和26年)4月1日 - 太平洋戦争 により中断していた米国ウェスティングハウス・エレクトリック との技術提携が復活。8月にはWABCO社との提携も再開。
1958年 (昭和33年) - 三菱電機が中核となり三菱グループ25社で三菱原子力工業を設立。
1960年 (昭和35年) - トランジスタ 式コンピュータ MELCOM 1101 を発表。
1964年 (昭和39年)
1966年 (昭和41年) - (日本初の?)人工衛星 搭載用電力機器を開発。TRW から受注しインテルサット III号へ搭載する[ 10] 。
1968年 (昭和43年) - 企業スローガン「未来を開発する三菱電機」を制定(日本国外向けは「ADVANCED AND EVER ADVANCING MITSUBISHI ELECTRIC」)。
1985年 (昭和60年) - CI を導入、新企業スローガン「技術がつくる高度なふれあい SOCIO-TECH 」を制定。
1990年 (平成 2年) - この年の11月、当時の通信機器事業部長の発案で、AB型の血液型 の社員だけを集めて「奇想天外プロジェクト」の頭文字を取った、KTPというチームを作り、アイデア・企画力に優れたAB型を利用することで、ヒット商品に結びつけようとした[ 11] 。
1991年 (平成3年) - 映画『シザーハンズ 』(ティム・バートン 監督、ジョニー・デップ 主演)よりエドワード・シザーハンズを広告に採用。「我が闇に・・・○○。[ 注釈 3] 」をキャッチコピーに掲げられ、カタログ等にも登場している。
2001年 (平成13年) - 創業80周年。コーポレートステートメント 「Changes for the Better 」を制定。
2008年 (平成20年) - 放送・通信衛星として初の国産衛星スーパーバード 7号機(C2号機)を打ち上げ。
3月 - 携帯電話 端末事業から撤退を発表。
10月 - 売り上げ不振で赤字が続いていた洗濯機 の自社生産を完全終了。
2009年 (平成21年) - 環境ステートメント「eco changes 家庭から宇宙まで、エコチェンジ。」を制定。
2012年 (平成24年)12月 - 洗濯機の販売を系列店「三菱電機ストアー」のみで再開(生産は日立アプライアンス へ委託)。
2013年 (平成25年)12月 - 個人向け液晶ディスプレイ事業、ブルーレイディスクレコーダー事業からの撤退を発表。
2014年 (平成26年)7月 - ブランドロゴを「黒色のMITSUBISHI ELECTRICロゴとスリーダイヤ」に国内外で統一。日本国内での広告活動も6月13日に新たに放映されるテレビCMから「黒色のMITSUBISHI ELECTRICロゴとスリーダイヤ」仕様のブランドロゴに変更[ 12] [ 注釈 4] 。
2016年 (平成28年)
2021年 (令和 3年)
7月2日 - 6月に発覚した鉄道車両向け空調機器の不正検査事案の発覚を受け、杉山武史社長(2018年就任)が引責辞任[ 15] 。
11月1日 - テレビの家電量販店向け出荷を9月で終了したと発表。今後は三菱電機ストアー (系列販売店)だけでの取り扱いとなる(2024年〈令和6年〉3月まで)。
2022年 (令和4年)
3月31日 - 京都製作所の組織を解消[ 16]
4月1日
2024年 (令和6年)4月1日 - 自動車機器事業を分社化した「三菱電機モビリティ株式会社」が事業活動を開始[ 22] 。
出来事
時価総額で日立製作所を凌駕
2006年 (平成18年)9月26日 、バブル 崩壊後初めて、時価総額が日立を上回ったことが話題となった。日立・東芝両社の業績低迷が報じられる中で、携帯電話や洗濯機等の不採算事業を大胆に整理し、資金と人材を得意分野に集中するという「事業の選択と集中」に成功して業績を伸ばした。
産学官連携の取り組み
2001年 (平成13年)6月22日 、三菱商事 、東日本電信電話 (NTT東日本)、東京工科大学 と共に、産学官連携 事業として生体認証 技術(バイオメトリクス )利用による「未来型キャンパスモデル」構築のためのビジネス・コンソーシアム を設立した[ 23] 。
歴代経営者
CI
本節では、ロゴ・ブランド名や企業の理念を謳ったコーポレートステートメントなど、三菱電機のコーポレートアイデンティティ について記す。
コーポレートステートメント
コーポレートステートメント は、
「今日もあなたと共に 」(1964年 - 1968年)
「未来を開発する三菱電機 」(1968年 - 1985年)
海外では「ADVANCED AND EVER ADVANCING 」(1968年 - 2001年)
「技術がつくる高度なふれあい SOCIO-TECH 」(1985年 - 2001年)
「"Changes for the Better" 」(より良きものへの変革)(2001年 - )
と変化している[ 24] 。(後述の歴代のキャッチコピー も参照 )
ロゴマークの変遷
旧ロゴ(Changes for the better 制定後)
1968年制定の「MITSUBISHI ELECTRIC」ロゴを長らく使用していたが、1985年 から2代目ロゴとして水色で「MITSUBISHI」と書かれたものに切り替えられた。ただし、以降に製造された製品(主に民生品以外)でも一部に初代ロゴを使用したものがごくまれに見られる[ 注釈 6] 。
この間も海外向けには2代目ロゴは使用されず、スリーダイヤ と黒色の「MITSUBISHI ELECTRIC」ロゴ意匠が継続して使用されていたが、2014年1月9日に「国内外での三菱電機グループの一層の認知向上と、持続的成長に向けたグローバルでの事業競争力のさらなる強化」を目的とし、4月1日以降は国内外でブランドロゴを統一することを発表した[ 25] 。日本国内での広告活動については同年6月13日から放映されているテレビCMから新ロゴに改め、すでに放映されているバージョンにおいても順次新しく切り替えられた。このロゴの掲出は改定前までは末尾だったが、改定後は企業CMを除き冒頭に変更されている。カーナビゲーション の本体についてはスペースの関係上、横並びの「MITSUBISHI ELECTRIC」ロゴのみを表記する。
なお、スタジオアルタ の街頭ビジョンとして用いられているオーロラビジョン は2014年2月に新型のものに更新されたが、同時に掲示されている社名ロゴも新ロゴマークを用いたため、正式な変更より一足早く使用する形となった。
「ダイヤ」の派生
携帯電話 のメーカー記号の「D」とは、三菱のシンボルマーク(3ダイヤモンド three D iamond)に由来している。これに限らず、製品の愛称に「ダイヤ」を用いたものが数多くある(オーディオブランド「ダイヤトーン 」、電気温水器「ダイヤホット」、ブラウン管「ダイヤトロン」、液晶ディスプレイ「ダイヤモンドクリスタ」、TFT液晶モジュール「ディアファイン」など)。
略称
M itsubishi EL ectric CO rporationから「メルコ(MELCO)」という略称をかつては使用していた。高度経済成長 期(昭和 30年代 - 昭和40年代)、三菱電機の系列家電チェーン店には「メル子」という、女の子をかたどった人形(髪には三菱マーク型のリボン をつける)がいた。2016年現在でも、商品名や三菱電機グループ内の子会社に「メルコ」を冠したものが存在する。また、三菱電機の男子バスケットボール部を前身とする「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 」の2000年から2007年までの名称は「三菱電機メルコ ドルフィンズ」だった。
パソコン周辺機器メーカーの(旧)メルコ (現在:バッファロー )と混同されることがあったが、メルコホールディングス グループとの直接の関係は従来ない。
かつてはドメイン名 も「melco.co.jp」であったが、2002年に「www.MitsubishiElectric.co.jp」に変更された[ 注釈 7] 。melco.co.jpドメインもグループ会社の名義で保持しており、社内では今も使われている。
事業領域
公共・ビル
交通システム
湘南モノレール500形
エレベーター
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エレベーター 事業は世界シェア 4位、国内シェア1位を誇っており、2019年現在下りのみ世界最高速エレベーターの記録を保持している。上りは上海中心 の1230m/min (73.8km/h )、下りは横浜ランドマークタワー の750m/min (45 km/h) で、その速さにもかかわらず、10円玉を立てても倒れない安定性を持つ。稲沢製作所内には高さ173.0mのエレベーター実験塔(名称:SOLAÉ )があり、分速1200m級のエレベーターの開発を行っている。SOLAÉの名前には、空へ向かって伸びる形と、限りない品質追求の思いが込められており、高さ173.0mも所在地の稲沢市 (イナザワ)に由来する。
2022年4月にエレベーターの開発・生産・販売は三菱電機ビルソリューションズ [ 注釈 5] [ 17] に集約[ 18] [ 19] 。なお、移管後も三菱電機本体は日本エレベーター協会 の会員である。
代表的な製品の変遷としては以下の通り。
エレベータ実験塔 「SOLAÉ (ソラエ)」稲沢市
標準型
Elepet(エレペット)
1961年 から販売を開始し[ 28] 、1970年代 末期まで用いられていた標準型エレベーター。幾度のモデルチェンジが繰り返され、発売当初は乗用(6人 - 11人乗り)のみの設定だったが[ 29] 、のちに13人 - 15人乗り、住宅用(6人 - 9人乗り)[ 30] 、寝台用も追加されている。速度も当初は30・45・60m/minの3種類で制御方式も交流一段及び二段速度制御式だったが[ 29] 、のちに90m/minと105m/minも追加された[ 30] [ 注釈 12] 。1972年には、半導体素子を用いた交流帰還制御方式のエレペット(ダイヤグライド)も加わっている[ 31] [ 32] 。
Elepet Advance(エレペットアドバンス)
1979年 9月[ 33] から販売されていた標準型エレベーター。三菱エレベーター初のアナウンスが搭載された。ロープ式ではこの製品からマイコン制御化[ 33] 。ボタンは従来の白地から黒地に変化されているほか、「エレペット」の文字は一切なくスリーダイヤ と「MITSUBISHI ELECTRIC」の文字が掲げられている。
Elepet Advance V(エレペットアドバンスV)
1983年 [ 28] から販売されていた標準型エレベーターで、エレペットの最終型。階数表示は操作盤と一体となり、上部に行灯式インジケーターが設けられている[ 28] 。ボタンは従来の丸型から角型に変更され、位置も袖壁に斜め45度の傾斜で設置されるコーナーフィット型を採用した。ロープ式ではこの製品からインバータ制御化し[ 28] 、エレペットアドバンスと比べ消費電力が半減した[ 34] 。同一意匠を用いた油圧式では、当初はリレー制御だったが、のちにマイコン制御化されている。後年にはかご内インジケーターが16セグメント に変更されたほか、制御盤の小型化、釣り合いおもりとガイドレールの変更が行われているものもある[ 35] 。
GRANDEE(グランディ)
1990年 3月[ 36] から販売されていた標準型エレベーター。制御マイコンを分散配置したほか[ 37] 、気配りアナウンス、行先階の登録キャンセル機能等がオプションで設定可能なった[ 36] 。ロープ式では巻き上げ機にヘリカルギアを採用。油圧式ではインバータ制御に加え、ポンプとモーターを油浸化して静音化を図っている[ 38] 。意匠面では、エレペットシリーズで用いられていた鏃形の方向灯を矢印へ変更、かご内インジケータと操作盤が分離し、操作ボタンの位置が従来より低く設定されている[ 36] 。
後期に製造されたものは、後継のエレパックと同様の意匠[ 39] となっている。
ELEPAQ(エレパック)
1998年[ 40] から販売されていた機械室レス標準型エレベーター。従来機種と同様の意匠のまま機械室レス化されており、下部ピットに永久磁石式ギヤレス巻き上げ機が設置されている[ 41] 。
ELEPAQ-i(エレパックアイ)
2001年 4月[ 40] から販売されていた機械室レス標準型エレベーターで、エレパックのモデルチェンジ機種。操作盤ボタンが凸表記となっているほかインジケーターが拡大されて見やすくなっており、ユニバーサルデザインに配慮されている。この機種以降、薄型巻き上げ機が昇降路下部壁面とかごの間に設置されるようになった[ 40] [ 42] 。本機種はシンドラーエレベータ や横浜エレベーター 、日本エレベーター製造 にOEMされた。また、シンドラーでは「Schindler neu」(シンドラー ノイ)として、日本エレベーター製造ではエルレとして販売されていた。
AXIEZ(アクシーズ)
2005年 から販売されている機械室レス標準型エレベーターで、三菱電機が商標登録している。初期のものは、かご内のボタンはエレパックアイに準じていたが、開ボタンの下に「ひらく」という文字が記されるようになった。ただし、非常ボタンはエレパックアイと同一ではなく、黄色枠の黒地に黄色いマークに変更された。かご内のインジゲーターはLEDマトリクスだったが、のちに液晶式に変更された。運転中は矢印が回転するようになっている。2011年 頃に発売されたものは、ボタンはステンレス(基本仕様)に改められ[ 注釈 13] 、インジケーターはLEDマトリクス をやめ、エレペットアドバンスV以来のセグメント表示 に戻された(基本仕様)[ 注釈 14] 。2013年 頃には大容量サイズ10種類(17人 - 26人乗り)も追加された。メーカーのロゴ表記は、2014年 前半までは「MITSUBISHI」だったが、2014年後半以降はスリーダイヤと「MITSUBISHI ELECTRIC」に変更されている。2017年 に発売されたものではカラーユニバーサルデザイン に基づいてボタンの配色が変更されたほか、この代よりアナウンス・液晶インジケーターの表示は日本語 ・英語 の2か国語(緊急時は中国語・朝鮮語を加えた4か国語)で行われる[ 43] 。2021年頃からは大容量サイズ10種類のみの発売となった[ 44] 。
AXIEZ smart-R(アクシーズ smart-R)
「AXIEZ(アクシーズ)」の新シリーズとして、2009年 10月 に発売された。マシンルームレス式の10階建てまでのマンション向けに仕様を厳選した住宅用エレベーター。積載量は450kg - 850kgで、定員は6人 - 13名。
AXIEZ-LINKs(アクシーズ リンクス)
2020年 10月 発売の機械室レス標準型エレベーター[ 45] [ 46] 。バリアフリー化推進により、乗用では従来の6人 - 15人乗りから7人 - 15人乗りに変更され、住宅用では出入り口幅が800mmから850mmに拡大されている。かご内の液晶は縦型の10.1インチに変更され、常時4か国語が表示される[ 注釈 15] 。また、アナウンスがAIによる合成音声に変更された。乗用、住宅用はそれぞれ「Premium Series」「Deluxe Series」「Standard Series」の3つ、寝台用は「Deluxe Series」「Standard Series」の2つのラインアップが用意されている。巻上機は昇降路の最上部に設置されている。
油圧式5人乗り
三菱小形住宅用エレベーター
1979年4月発売。5階建てまでの小規模な集合住宅向けに開発された、5人乗り油圧エレベーターである。意匠は、エレペット最終型と同一である。
メルピア5
1988年発売。三菱小形住宅用エレベーターの意匠をエレペットアドバンスVベースにリューアルした。
4人乗り
Compact4(コンパクト4)
1983年に発売された4人乗り住宅用小型エレベーター[ 47] 。5階建てまでの小規模な集合住宅向けに開発された。ドラムにロープを巻き付けてかごを上下する「巻胴 式」を採用している[ 47] 。
初代(ACEE-3)は1984年まで製造されていた[ 48] 。従来のエレペットに比べ、ボタンが黒地に白文字で記載されていること、「閉」ボタンとかご内インジケーターがない[ 注釈 16] [ 注釈 17] ほか、乗り場インジケーターは1階分のみで他の階は呼びボタンのみの設置となっている[ 47] のが特徴である。
2代目(AC-E3LE)[ 48] はエレペットアドバンスVを元とした意匠になっており、かご内操作盤に「compact4」という文字が掲げられている。
Compact4c(コンパクト4c)※新コンパクト4
1993年7月発売[ 49] 。従来のコンパクト4をグランディーベースの意匠に一新したもの。巻上機のVVVF制御化、かご内インジケーターと換気用ファン、「閉」ボタンの追加、乗り場インジケーターの全階設置と方向灯追加がなされているが[ 49] 、インジケーターはLEDマトリクスではなく、行灯式になっている点がグランディとの大きな相違点となっている。
MELCITY, MELWIDE(メルシティ、メルワイド)
コンパクト4の後継機で、2000年に発売された。トラクション式機械室レスの中低層向け機種で、設置場所や条件が大きく制限されている。メルシティが一般ビル用、メルワイドが住宅用となっており、積載量は前者が300kg、後者は320kgで、ともに4名。操作盤は当初はエレパックに準じていたが、現在はエレパックアイに準じている。Compact4とは違い、車いす用の位置に操作盤が設置してある。
家庭用
WELL(ウェール)
家庭用ホームエレベーター。マシンルームレス式で駆動方式がCompact4同様の巻胴式であった。
特注型
ACCEL series(アクセルシリーズ)
1982年から販売されていた特注型エレベーター。操作盤などのデザインは一部を除きエレペットアドバンス・エレペットアドバンスVに準じていたが、この機種のボタンはエレペットアドバンスV同様角型になっていた。
ACCEL-AI(アクセルエーアイ・アクセルアイ)
1990年代前半から販売されていた特注型エレベーター。操作盤などのデザインは一部を除きグランディ・エレパックに準じていた。アクセルシリーズと同様ロープ式と油圧式が設定されていた。
NEXCUBE(ネクスキューブ)
2002年5月から販売されている特注型エレベーター。ロープ式のみの設定となり、2007年4月[ 50] 。からは機械室レスタイプも販売されている。
NEXCUBE Limited(ネクスキューブ・リミテッド)
2007年4月[ 50] 販売の特注型仕様限定版エレベーター。要望の多い仕様を厳選して用途に合わせて最適なかごサイズなどの仕様が簡単に選べる。定格速度は毎分45m - 105m、定員は17人 - 26人乗り、積載は1150kg - 1750kgに限定されている。
国外向け
Mitsubishi SPVF
1987年から日本と米国以外の市場で販売された。日本で販売されたエレペットアドバンスVがベース。
Mitsubishi GPS
1990年代初頭から三菱電機の子会社である上海三菱から販売された主にアジア向けのエレベーターである。日本で販売されたグランディがベース。
NexWay-s[ 51]
2002年から販売されていた海外市場向けの乗用エレベーター。機械室が小型化された。なおASMEコードに適合しないため、米国には販売されなかった。
NEXIEZ(ネクシーズ)
2010年6月から販売されている海外市場向けエレベーター。「NEXIES」とは「next」と「axis」という言葉を組み合わせたものである。
NEXIEZ-GPX(ネクシーズGPX)
2012年11月から販売されている中南米地域の中低層マンションやオフィスビルをターゲットとしたエレベーター。
NEXIEZ-LITE(ネクシーズ ライト)
2014年4月から発売されているインドの中低層住宅やオフィスビル向けの乗用エレベーター。
NEXIEZ-S(ネクシーズS)
2016年8月から販売されている中東・欧州を中心とした10階建てまでの住宅やオフィスをターゲットにした乗用エレベーター。仕様は定員4 - 6名、速度は分速60mのみ。
NEXIEZ-GPX 機械室レスタイプ(ネクシーズGPX 機械室レスタイプ)
2016年10月から販売されているネクシーズGPXのマシンルームレスタイプの中南米地域の中低層マンションやオフィスビルをターゲットとしたエレベーター。
リニューアル
Elemotion(エレモーション)
2002年に発売された制御リニューアルタイプ。操作盤はエレパックアイに準じている。
Elemotion Plus(エレモーション・プラス)
2011年 に発売された制御リニューアルタイプ。操作盤はアクシーズに準じている。
Elemotion Plus Zero(エレモーション・プラス・ゼロ) [ 51]
2016年 に発売された制御リニューアルタイプ。エレペットアドバンスVのみが対象で、リニューアル工事中でもエレベーターが使用できるようになった。
Elemotion Plus Step(エレモーション・プラス・ステップ)
2022年に発売された制御リニューアルタイプ。エレペットアドバンスVのみが対象で、段階的に工事を行うことができるリニューアル工事を実現した。
Elefine(エレファイン)
2011年に発売された油圧エレベーターから機械室レスエレベーターへのリニューアルタイプ。操作盤はアクシーズに準じたものとなっている。
Elemotion for Compact4(エレモーション for コンパクト4)
2012年に発売された4人乗りエレベーター 「コンパクト4」用のリニューアルタイプ。操作盤はアクシーズに準じたものとなり、側面壁に設置され、コンパクト4(初代・2代)にはなかった「閉」ボタンやかご内インジケーターがある。また、コンパクト4(初代・2代)では1箇所のみだった乗り場インジケーターは全階に設置される。
エスカレーター
エスカレーター 事業は国内シェア1位。スパイラルエスカレーターは世界初の技術であり世界トップシェア。
2022年4月1日にエスカレーターの開発・生産・販売は三菱電機ビルソリューションズ [ 注釈 5] [ 17] に集約[ 18] [ 19] 。
産業メカトロニクス
FAシステム
エンジン電装品、エンジン制御品共にシェア30%で、主に三菱自動車 や三菱ふそう 、三菱マヒンドラ 、スズキ 向けに供給している。デンソー 、ボッシュ 、コンチネンタルAG に並ぶ世界的な総合サプライヤである。
スタータ
オルタネータ
ECUユニット
カーナビゲーション - 自動車メーカー(主に三菱自動車や三菱ふそう)と協業の純正品のほか、市販品も手掛ける。撤退が予定されている。
1990年 に世界で初めてGPSカーナビゲーションを産み出した(ユーノスコスモ のオプション)
2012年 にダイヤトーンブランドのカーナビゲーションを発売。
2016年時点のカーナビゲーションの機能で、三菱電機が開発したものは数多くある(マップマッチング、音声案内、2画面表示、交差点案内図、案内ルート表示など)。
ダイハツ工業 の純正カーナビのメーカー記号(型番「N□Z○」の「○」)はスリーダイヤ由来の「D」ではなく三菱電機そのままの「M」[ 注釈 18] 。
カーオーディオ :純正品、市販品のほか、内部メカのみも販売している。バブル期にはカセットチューナー以外にもカーDAT チューナーも発売した。さらに異色であろうカーDATレコーダー(TZ-9164)もラインナップされていた。録音には三菱製CDチェンジャーもしくは1DINプレーヤーを必要とする。DAT機器はかなりの高額商品であったが当時はカーオーディオは全て三菱ブランドでありダイヤトーン ブランドは冠していない。なお三菱自動車向けの純正オプションにはダイヤトーンブランドが存在していた。2002年にはETCと連動したカーオーディオ(MC-Z2000)を日本で初めて発売した。三菱自動車をはじめとして三菱ふそう、スズキ 、一部ホンダ 車(社外オーディオには存在しなかったMP3・CD/MDほか)などに純正オーディオも供給している。スズキなどには配線だけを専用の形式に変更されたダイヤトーンのナビゲーションもカタログにラインナップされている。MD機なども細々ではあるが生産し続けていたが2014年に社外品カーオーデイオは全機種生産終了となった。ただし同社専用品のアダプターやスピーカー、純正カーオーディオは継続して生産している。
2007年 にダイヤトーンブランドの高級スピーカシステムを発売。
半導体・電子デバイス
パワー半導体の主力であるパワーモジュールは世界シェアトップ[ 52]
パワーデバイス
光デバイス
レーザーダイオード - 主にCDドライブやDVDドライブに使用される赤色・緑色レーザーダイオードで世界シェアトップ[要出典 ] 。
エネルギー
発電システム
さまざまな発電システムを独自または協働で開発している。
各電力会社向けの他、各重工業(三菱重工に限らない)、製紙会社向け、日本・海外製鉄会社向け、開発途上国の発電プラントシステムも設計・開発・製造している。
当発電システムに関わっている部門のうち、回転機部門は1999年ティーエムエイエレクトリック(TMAE/ティーエムエーイー)として、さらに2003年にはパワーエレクトロニクス部門(通称:パワエレ)と東芝(米ゼネラル・エレクトリック 社(GE)の合併によりできた東芝GEオートメーションシステムズ(TGAJ社))が合併に追加され、東芝三菱電機産業システム (TMEIC/ティーマイク)という新会社を設立し、一部の設計開発製造を移行した(旧三菱電機部隊は神戸・長崎にて設計開発製造を行っていたが、2004年までに順次東芝府中に集約された)。なお、同じく発電システムに関わっていたエネルギーソリューション部門(通称:エネ部、神戸へ)、制御部門(子会社、もしくはインバータ 関連は名古屋へ移行)は東芝と合併することなく同社に存続している。
太陽光発電システム
情報通信システム
情報機器
パソコン :#撤退した製品 を参照
オフコン :「オフィスコンピュータ」という言葉は同社が発案したものであり、2016年現在でも「CENTRAGE II」という名でオフコンを生産している。
レーダー
映像監視システム
CCTVシステム :MELOOK(メルック)やRoboty(ロボティ)という名で展開。CCTV業界ではトップ3に入る老舗である。従来からのアナログシステムに加え、デジタルシステム、メガピクセルシステムを展開している。ロボティはかつてダイヤトーンの連装(オートチェンジャー )型カセットデッキ搭載のステレオコンポの愛称でもあった。
電話機
かつては家庭用電話機 、携帯電話 、PHS を製造していたが、2016年現在は、N-STARを用いた静止衛星電話 (ワイドスター )のみ製造。
宇宙
人工衛星・宇宙ステーション
大型望遠鏡
防衛機器
放送機器
エンコーダ・デコーダ:放送局で使用される映像音声伝送用の機器を手掛けている。
送信機
SNG装置
デジタルマルチトラックレコーダー:音楽録音スタジオ使用される音声収録用の機器をかつて手がけていた(PDフォーマット)
空調冷熱機器
空調 :パッケージエアコンは2ラインで展開しており、シングルタイプの「Mr.Slim 」やマルチタイプの「CITY MULTI 」の他にチリングユニット 、ロスナイ等。産業用空調機器日本国内シェア2位。
ロスナイ:同社が開発した熱交換型換気扇 。室内の空気と新鮮な外気との熱交換をするフィルターを使うことで、換気のみならず、空調されている室内の温度変化を抑える仕様となっている。家庭用から大規模ビル施設までをラインアップしている。エネルギーのロス (損失)が無い という製品の特長が名前の由来である[ 54] 。
ジェットタオル :「風の三菱電機 」と言われている、中津川製作所 の他社を圧倒する製品。従来の温風に代わり小型のターボファンを超高速で回転させ、圧縮空気並みの風で水を飛ばすタオルである。短時間で確実に乾かすことが出来る。
冷熱:冷凍倉庫・冷蔵倉庫向けの機器。コンデンシングユニット、ユニットクーラ 、ブラインクーラ、産業用チリングユニット など。製作は冷熱システム製作所 (和歌山市 )。冷熱機器国内シェアトップ。
家庭電器
映像機器
キッチン家電(冷蔵庫・調理機器)
冷蔵庫 :静岡製作所:シェア3位。1980年4月に世界初となるロータリーコンプレッサーを搭載した省エネ型を開発し、1984年3月にチルドを搭載するなど2016年現在の冷蔵庫の主流となっている機能をいち早く採用する一方で、独自機能として1999年2月には通常よりも高めの-7度の温度帯とすることで解凍や小分け不要で調理できる「切れちゃう冷凍」を開発し、2007年9月には氷点下 でも凍らない過冷却 現象を応用し、家庭用では世界初となる「瞬冷凍」を掛け合わせた「切れちゃう瞬冷凍」に進化(Bシリーズ・Rシリーズ・JXシリーズ・WXシリーズに搭載)。2006年10月には食材をのせたままつまみをスライドするだけで棚の高さを変えられる日本初の「動くん棚」を搭載(ロータイプを除くJXシリーズに搭載)。2012年モデルはJXシリーズにおいて「新・薄型断熱構造 SMART CUBE」の採用により、本体幅を据え置いたままでの大容量化を可能にし、「置けるスマート大容量」の愛称が付く。このシリーズでは、2014年モデルでは氷点下でも凍らず、鮮度を長持ちさせる肉・魚専用の「氷点下ストッカー」を新設するとともに、WXシリーズには家庭用冷蔵庫で初の700Lクラスとなる705LモデルMR-WX71Yが発売された。2015年モデルでは「氷点下ストッカー」に解凍機能を追加した「氷点下ストッカーD」に進化した。
なお、冷蔵庫ではMR-R47Yを皮切りに、2014年度モデル以降の機種で新ロゴマーク表記となっている。
炊飯器 :三菱電機ホーム機器:炊飯器は1972年から展開されており、三菱製の炊飯器1号機は2016年現在の主流であるジャー炊飯器の先駆けであった[ 注釈 19] 。その後も1988年にはワンプッシュ式のふたを採用、1991年にはインバーター を搭載、1999年にはステンレスボディの本体を採用、2001年には超音波 吸水を搭載するなど、業界初の機能も数多い。特に、2006年に発売された「本炭釜 」は、内釜に炭素 素材を採用したものであり、炊飯器としてはかなり高額な商品であるにもかかわらず、団塊の世代 の支持も得て爆発的にヒット。業界に高級炊飯器ブームを巻き起こした。
2009年には高級炊飯器路線の第2弾として、世界初の炊飯中に蒸気を放出しないジャー炊飯器「蒸気レスIH」を発売した。蒸気が出ないため、高温多湿を嫌う空間にも設置でき、高温の蒸気が出ることによる火傷 のリスクが少ないメリットがある。
2010年2月には上記2つの技術を組み合わせた「蒸気レスIH 本炭釜」を発売。
「本炭釜」のほかにも、「炭コート厚釜」を採用した「炭炊釜(すみだきがま)」シリーズもラインナップされている。2015年6月現在、NJ-SE066(ダブル炭コート2層厚釜/小容量タイプ)、NJ-VE106/VE186(備長炭 コート2層厚釜)、NJ-VV106/VV186(ダブル炭コート5層厚釜)、NJ-VX106/VX186(ダブル備長炭コート5層厚釜)、NJ-XS106J(ダブル備長炭コート5層厚釜/蒸気レスタイプ)の5タイプ・8機種がある。2014年モデルで「備長炭炭炊釜」に改名し、2015年モデルではすべての機種で内釜を一新し、VEシリーズは「備長炭コート2層厚釜」を、VXシリーズとXS106Jは「ダブル備長炭コート5層厚釜」を新たに採用した。なお、「蒸気レスIH」の初代の流れを汲むモデルは「炭炊釜」シリーズに組み込まれ、「蒸気レスIH 備長炭炭炊釜」として展開している。
「本炭釜」「炭炊釜」ともに2014年モデル全機種で新ロゴマーク表記となり、ベーシックタイプの「大沸騰IH」も2015年モデルのNJ-NH106で新ロゴマーク表記となった。
オーブンレンジ :三菱電機ホーム機器:1977年に業界で初めて電子レンジと電気オーブンを一体化した機種を発売した。
2011年5月には、電子レンジとグリルの機能を組み合わせた新コンセプトの調理器具「レンジグリル『ZI・TAN・GU(時短具)』」を発売(初代機はRG-FS1)[ 55] 。オーブンレンジを購入しても大半の人が機能を使いこなせていないことから、オーブンレンジの欠点を克服した全く新しい調理器具として開発された。2017年5月に3代目のRG-HS1へモデルチェンジされ、新ロゴマーク表記となった。
オーブントースター :三菱電機ホーム機器:低価格帯の家電製品には珍しく、日本国内で生産されているが一部は海外で生産されている。2015年10月に従来の「ジャンボックス(BO-R##JB系)」に比べて庫内寸法を拡大(幅260×奥行220×高さ90mm→幅270×奥行240×高さ95mm)した4年5か月ぶりとなる新モデルが発売され、BO-R20JB後継のワンパワータイプBO-S6とBO-R65JB後継の火力5段階切り替え機能付タイプBO-S7の2機種に集約。併せて、新ロゴマーク表記となった。
生活家電
掃除機 :三菱電機ホーム機器:掃除機は1933年に1号機を発売し、その後、1967年に「風神」、1987年に温風でダニを退治する「ダニパンチ」(後に、布団乾燥機にも同名の同一機能が装備される)、1991年に大型車輪を採用した「くるリーな」を発売。2002年にはサイクロン式掃除機も導入し、初号機の「光るセパサイクロン」を皮切りに、2004年には軽量・強力吸引・低騒音を兼ね備えた「ストロングサイクロン」、2006年にはセンターサイクル方式モデル「ラクルリ」とユニークな機能や形状の掃除機を発売してきた。特に、オールプラスチック (ABS樹脂 )製で胴体がまん中から2つに分かれる構造の「風神」は日本テレビ のテレビ番組 「三菱ダイヤモンド・アワー 日本プロレス中継 」は当社の冠番組 (一社提供 )であり、劇中CM も兼ねる形で試合の合間には「風神」でリングを掃除するシーンが生収録 され、アナウンサーも「『風神』でリングを掃除中」とアナウンスされていた。2010年8月には国内メーカー初となるサイクロンボックスのフィルターレス化を実現したプレミアムタイプのサイクロン式掃除機として25年ぶりに「風神」の愛称を復活(初号機はTC-ZK15S/ZK20S)。第6世代となる2015年モデルは構造を一新し、サイクロンボックスの空気の取り入れ口を本体上部に移動して風路を短縮し、後述のスタンダードタイプ「Be-K」にも採用している「アルミ フレームモーター」を採用したことで本体質量を2.9kgに軽量化した。ラインナップは「自走式パワーブラシ」を採用したTC-ZXE20Pと、「ワイドクリーン自走式パワーブラシ」を採用し、掃除機本体の背面カバーを開けてホースを差し込み、専用のノズルを装着することで、HEPAとULPAのダブルフィルターで清浄化した排気を利用して玄関 やサッシレールなどに溜まったゴミを吹き飛ばすエアブロー機能を新搭載したTC-ZXE30Pの2機種を設定する。
2009年8月にはスタンダードタイプを刷新し、「高性能コンパクトファンモーター」と内部に窒素 ガスを注入して中空構造とした「本体ビッグハンドル」を採用した「Be-K(ビケイ)」を発売。初号機は紙パック式(TC-FJ5J/FJ7J/FJ8J)は本体質量2.9 kg、サイクロン式(TC-EJ8J)は本体質量3.2kgだったが、世代を重ねるごとに軽量化が図られ、2010年モデル(第2世代)はサイクロン式のTC-EK8Jで本体質量を3.1kgに、2012年モデル(第4世代)は紙パック式(TC-FXB5J/FXB7P/FXB8P)の本体質量を2.8kgに、サイクロン式(TC-EXB8J)の本体質量を3.0kgに軽量化(同時に、グリップ・ホース・パイプに「かるスマパーツ」を採用したことで標準質量も軽量化)していたが、2013年モデル(第5世代)で主要部品をアルミ化した「アルミフレームモーター」の採用と本体の小型化により、サイクロン式(TC-EXC7J/EXC8P/EXC10P)は本体質量を2.4kgに、紙パック式(TC-FXC5J/FXC7P/FXC8P)は本体質量を約2.5kgとなり、デザインを一新。2014年モデル(第6世代)で紙パック式(TC-FXD5J/FXD7P/FXD8P/FXD10P)の本体質量がサイクロン式の本体質量と同じ2.4kgになった。2015年モデル(第7世代)は「ワイドクリーン自走式パワーブラシ」搭載モデル(紙パック式:TC-EXE10P、サイクロン式:TC-FXE10P)のみ継続発売し、そのほかの機種は2016年モデル(第8世代)へ移行。紙パック式がTC-FXF5J(かるスマタービンブラシ)、TC-FXF7P(かるスマ軽量パワーブラシ)、TC-FXF8P(かるスマ自走式パワーブラシ)の3機種、サイクロン式はTC-EXF7J(かるスマタービンブラシ)とTC-EXF8P(かるスマ軽量パワーブラシ)の2機種を設定している。
「風神」及び「Be-K」は2014年モデルのXD品番から新ロゴマークとなっている。
2015年3月には、「風神」にも採用されている高速遠心分離と独自の風・ごみ分離構造を採用し、クリーナー本体と充電台を一体化させた円柱状のフォルムデザインと充電台にHEPAフィルターを採用した空気清浄機能を搭載したプレミアムタイプ・サイクロン方式のコードレススティッククリーナー「iNSTICK(インスティック、HC-VXE20P)」を発売した。
一時期はサイクロン式の「風神」に対するネーミングとして紙パック式の上位モデルに「雷神」と名付けられていたこともある(光触媒 フィルターを装備していたため)。
布団乾燥機 :1977年 に群馬製作所で開発、国産一号機であるAD-600を発売。同社家電品躍進のきっかけとなった。2009年11月時点で生産・出荷累計600万台を達成している。2015年9月現在はコンパクトモデルの「ストロングアレルパンチ(AD-W50)」、乾燥後はそのままブーツキーパーになるブーツ乾燥アタッチメントを同梱した「ブーツクリニック(AD-W70LS)」、シーツの下に敷いたまま使用できる独自の「らくだ寝!マット」を採用した「フトンクリニック(AD-S80LS)」の3機種を発売している。「ストロングアレルパンチ」と「ブーツクリニック」は2014年8月発売モデル(AD-W品番)から新ロゴマークとなっている。両機種ともに日本製だが、アルカリGの方は一部インドネシア製もある
乾電池 :アルカリ乾電池(「アルカリEX」と「アルカリG」の2種類があり、「アルカリEX」は単1形 - 単4形に加え、単5形と9V型もラインナップする)をはじめ、マンガン乾電池 (黒パッケージ品だけでなく、単1形 - 単3形に限り赤パッケージ品もラインナップする)、通信用乾電池、リチウム電池(リチウムコイン電池、カメラ用リチウム電池)、アルカリボタン電池 がラインナップされている(かつては充電式のニッケル水素電池や補聴器 用電池も発売されていた)。新ロゴマークへの変更に伴い、通信用乾電池は2014年4月に(品番をFM-3H/5HからFM-3J/5Jに変更)、そのほかの乾電池は2015年2月にそれぞれモデルチェンジ[ 注釈 20] され、特に、アルカリ乾電池とマンガン乾電池はデザインも刷新された(+極付近をアルカリ乾電池は金、マンガン乾電池は銀で区別し、さらにアルカリ乾電池は「アルカリG」は赤、「アルカリEX」は青に変更してデザインを差別化)。なお、アルカリ乾電池の「アルカリEX」は日本製である(FDK のOEM)。周辺機器やネットワーク機器メーカー「エレコム 」が販売している2.4 GHz ワイヤレスマウス とキーボード とその2台をセットにした商品に付属している動作テスト用の乾電池は当社製で電池本体は金色でスリーダイヤと三菱電機のロゴとALKALINE(アルカリ)と書かれている。[ 56]
洗濯機 :日本製(一部機種を除く)であることを全面に打ち出し、洗濯乾燥機は行程に応じて角度が変わる「ムービングドラム(MVW-VD1)」の愛称で展開していたが、2008年 9月 に洗濯機事業を終息することを発表[ 57] 。その翌月に7kg - 9kgの大容量モデル(MAW-N*YP/HV*YP)が、12月 に5.5kgと6.2kgの中容量モデル(MAW-55Y/62Y)が順次生産を終了したことで一旦は市場から撤退した。
その後、2012年12月から、日立アプライアンス (白物家電の製造・販売を行う日立製作所 の子会社。合併に伴い、2019年4月以降は日立グローバルライフソリューションズ )へ委託を行い、系列店「三菱電機ストアー 」向けモデルのみながら、完全撤退から4年ぶりに洗濯機の販売を再開。現行モデルは日立製全自動洗濯機「白い約束」NW-70CのOEM モデルであるMAW-70BP。機能や操作パネルは「白い約束」と同じだが、デザインの変更に加え、商標権の関係で表現を変更している違いがあり(「お湯取」→「ふろ水」、「エアジェット乾燥」→「風乾燥」、「手造り」→「メモリー」)、「スタート/一時停止」ボタンの上に「これっきりボタン」の表記もない(機能そのものは「これっきりボタン」に準じている)。自社製造の時よりも洗濯コースの種類が少なくなり、残り時間などのデジタル表示がなくなったものの、自社製造のときにはなかった好みの組み合わせのコース(洗い・脱水時間/すすぎ回数)を1つ登録できる「メモリー」コースや洗濯槽を洗浄する「槽洗浄」を追加した。お湯取ホースや糸くずフィルターなどのオプションパーツは日立純正品と共通である。
空調機器
エア・コンディショナー :静岡製作所にて製造、「霧ヶ峰」[ 注釈 21] の愛称で知られる。毎年パナソニック 、ダイキン工業 とトップシェア争いを展開している。萩本欽一 や小泉今日子 、西田ひかる 、藤原紀香 などの有名なタレント がCM出演していたことから知名度が上がり、さらに「ムーブアイ」などが搭載されCMには宮里藍 が出演したことで一層知名度が上がった。霧ヶ峰は長野県 に実在する地名 であるが、知らない人も多く、広告に一役買ったということで、長野県諏訪市 からは、同社に感謝状が送られた。
三菱電機のルームエアコン第1号機は1954年 に発売を開始したが、「霧ヶ峰」という愛称が付いたのは1967年 からで、当時は壁掛けセパレート形エアコンのみを指す名称だった。床置形は「志賀」「上高地」、窓用が「軽井沢」という愛称が付いていた[ 注釈 22] 。ラインフローファン・上吸い込み下吹き出し方式・人感センサー など他社製品にも採用されている技術のうち、三菱電機が初めて採用したものも少なくない。なお、床置形に関しては後に「霧ヶ峰」のラインナップに移行して復活しており、住宅設備用のKシリーズと「ズバ暖霧ヶ峰」HKシリーズの2種類がある。
1988年 からの「霧ヶ峰」に代わるエアコンの愛称として「エオリア」を検討していたが、既に松下電器(現在:パナソニック)によって商標登録されていたため使用できなかった[ 注釈 23] [ 59] 。他の愛称への変更も検討されたが費用対効果 の問題があると判断し、そのまま「霧ヶ峰」を採用し続けている[ 59] 。
「霧ヶ峰」は一般用のほかに、住宅設備用もラインナップしているほか、寒冷地向けに暖房能力を強化した「ズバ暖霧ヶ峰」もラインナップする(ズバ暖霧ヶ峰は壁掛形・床置形・住宅設備用1方向天井カセット形の3形状があり、全部で6シリーズがある)特に、ZシリーズはLDKやワイドリビングなどの広い部屋や高天井・西向き窓・ハイサッシ・最上階など実際の畳数以上の能力が必要な部屋に対応できるように大容量サイズを強化しており、2013年モデルでは他社に先駆けて冷房能力8.0kWタイプ(26畳用)を新設し、2014年モデルでは家庭用ルームエアコンで初の冷房能力9.0kWタイプ(29畳用、MSZ-ZW904S/ZXV904S)を新設した(なお、大容量化することで、室外機が1台で済み、ブレーカー 容量を抑えられるメリットもある)。
2015年度モデルでは、一般用Lシリーズ(Wシリーズ後継)と住宅設備用BXVシリーズにおいて、天井面とのスペースが狭い場合でも効率よく空気を吸い込み、カーテンレールの奥行寸法も考慮されたフラップ位置によって風路設計を最適化したことで、幅寸法799mm・高さ寸法250mmを実現し、最上位シリーズのZシリーズと同一デザインとしたコンパクトサイズの室内機を開発した。
2016年度モデルは新シリーズを立ち上げ、2015年10月には「霧ヶ峰ADVANCE」FZシリーズ、2016年3月には「霧ヶ峰Style」FLシリーズを順次発売した。「霧ヶ峰ADVANCE」FZシリーズはファンを半世紀ぶりに一新し、高効率プロペラファンに静翼部を組み合わせたファンを左右2ヶ所に配置することで左右独立駆動を可能にした、家庭用エアコン室内機では世界初の「パーソナルツインフロー」を搭載し、熱交換器もW字型に配置することで搭載量をアップしたLDK向け新世代モデル。「霧ヶ峰Style」FLシリーズは上下に二分割された横長の正面形状と奥行の対比を強調し、透明パネルの裏面から塗装してヘアライン加工を施した室外機を採用し、カラーは白系のパウダースノウに加え、エアコンでは珍しい赤系のボルドーレッドの2色展開とし、リモコンも室内機と同色のヘアライン柄「スタイリッシュリモコン」を採用。最上位モデルのZシリーズ同様に「匠フラップ」や「ムーヴアイ極(きわみ)」を搭載するが、「匠フラップ」は正面から吹出し口が見えない格納式フラップ構造を、「ムーヴアイ極」は運転停止時に本体ボディへ格納する構造を採用。「はずせるボディ」も運転停止中にリモコン操作でフラップが自動で開く「お掃除アシスト」を追加し、デザインと機能・性能を両立したスタイリッシュモデルである。
ルームエアコンは2015年度モデルから新ロゴマークとなっている。
換気扇 :中津川製作所にて製造、日本国内最大シェア。小口径パイプファンから大規模施設用までをラインアップしている。
衣類乾燥除湿機 :三菱電機ホーム機器:「霧ヶ峰」のセンサー技術を応用し、洗濯物の位置と量を見分ける独自の「部屋干し3Dムーブアイ」搭載モデル(MJ-100LX/120LX)と家庭用除湿機でトップクラスの約18L/日(60Hz時)を実現したハイパワータイプ(MJ-180LX)の3機種をラインナップしている。衣類乾燥除湿機は2014年モデルのJX品番から新ロゴマークに変更。全機種国内生産である。
住宅設備機器
照明機器
これまで、ランプ事業は合弁会社であるオスラム・メルコと三菱電機オスラムが、照明器具事業は三菱電機照明 がそれぞれ行っていたが、2012年10月の事業再編で三菱電機照明がオスラム・メルコと三菱電機オスラムを吸収・統合し、照明機器事業を一体化させた。
LED照明 :三菱電機オスラム時代ではLED電球をオスラム社と同じ「PARATHOM(パラトン)」のブランド名で展開していたが、事業再編に伴い、照明器具を含めたLED照明のブランド名を「MILIE(ミライエ)」に改めた。三菱ケミカルメディア (旧三菱化学メディア)では、「MILIE」とは別の独自のLED電球ブランドを立ち上げている。
蛍光灯 :三菱電機オスラム時代から「ルピカ」の愛称で知られる。現行のラインナップでは長寿命型蛍光ランプ「ルピカパワープラチナ」、Hf蛍光ランプ「ルピカライン」、長寿命型Hf蛍光ランプ「ルピカラインプラチナ」、電球型蛍光灯「スパイラルルピカ」などがある。
撤退した製品
1954年の三菱ミシンの広告
ミシン :旧い琺瑯看板 などに「三菱ミシン 」と書かれたものを見ることがあるが、かつては同社で工業用ミシンを製造・販売していた。2016年現在は名菱テクニカ (名古屋市)という子会社が製作しており、工業用ミシンの世界シェア40%を持つ隠れたトップブランドである。
ブラウン管テレビ :ブラウン管を主力としていた時期には自社開発のさまざまな画像処理機能や基板が網羅された特筆すべき画質・性能を誇った製品が多く1987年10月に発売されたCZシリーズは「BIG SPEC 」「ダイヤトーンスピーカー搭載」と宣伝するほどであった。高級ビデオデッキと併せ、映像にこだわった多くの製品が発売されている。2008年をもってブラウン管テレビは生産を終了し、地上デジタル非対応テレビもラインアップから消えた。日本ビクター (現在:JVCケンウッド )にもかつてブラウン管を供給していた(ビクターは経営不振を理由に2008年限りでテレビ受像機生産から完全撤退)。
1967年に発売したカラーテレビは、京都市 右京区 にある紅葉の名所「高雄 」にちなんで「高雄」と名付けられた。(後の「京都 FULL HD 1080」と同じように、京都製作所で生産されていることにちなんだネーミングである)
ビデオデッキ :2016年時点は単体機で生産完了となったが自社開発の画像処理機能や高画質技術、スムーズなテープ走行メカニズムなどを搭載し、映像などにこだわった名機と呼ばれる機種が多くあった。巻き戻し/早送り時に映像が見られるスピードサーチ、煩わしいトラッキング調整をデジタルで調整するデジタルオートトラッキング(単なるオートトラッキングなるものは既に他社機に存在していたが標準モードでしか効果は薄かった)、CM カット(※三菱では、「オートカット」)機能、他社製テレビも操作できるリモコンなどもいち早く採用していた。VHS機は「Fantas(ファンタス)」(1982年に発売されたVHS-C方式のビデオレコーダーの名称は「ファンタス11G」HV-11G[ 61] )という愛称であったが、1988年中期モデル以降からは使われなくなった[ 注釈 25] 。ビデオムービー もVHS /VHS-C /S-VHS-C 規格で発売していた。特にS-VHS-Cでは当時軽量化を各社が模索する中で1kg以上の重量にはなるものの、デッキ並みの安定性の高い大型のパーツ(特に映像用シリンダー&ヘッド)で構成された一体機も発売するといったこだわりを見せていた。
DVDレコーダー ・BD レコーダー:「リアル 」。かつては船井電機 と提携、楽レコ という名で販売していた。それ以前は楽レコのブランドを使わない高級機「DVR-DS10000」を販売していた。BDレコーダーに関しては東芝 「ブルーレイVARDIA 」(現在:REGZA ブルーレイ)同様、リモコンが2種類同梱されているのが特徴だが、ボタンを極力減らしてシンプルにした「グット楽リモコン」にはタッチパネルが採用されている。2013年12月に「今後はBDレコーダー一体型液晶テレビに事業を集中する」として事業からの撤退を発表した[ 62] 。
パソコン :2016年時点は家庭用・事業者用パソコン「アプリコット 」共に撤退している(家庭向けは不明・事業者向けは2012年3月に終了)、かつては「マルチ8 」「マルチ16 」などといった製品を発売し、CMには林葉直子 を起用しており、同社提供の刑事ドラマ『太陽にほえろ! 』でも使われた。なお、アプリコットシリーズは、Windows XP 発売後NEC からOEM 供給され基本的にはデザインなどはNEC機のMate、VersaProと同じである。2001年からは分社された三菱電機インフォメーションテクノロジー(MDIT)が製造や販売などを行っていた [1] 。
携帯電話 :2008年をもって撤退[ 63] 。これによりD705iμ とD705i が最後の機種となり、1983年の自動車電話納入から数えて25年の歴史に幕を下ろした。
NTTドコモ 、J-フォン→ボーダフォン(2016年現在のソフトバンク )、ツーカー グループ、日本移動通信 (IDO、現在:auの関東・中部地区)に、PHSでは旧NTTパーソナル 、DDIポケット(現在:ウィルコム )、アステル にも製品を供給していたが、末期にはNTTドコモ向けの製品のみのラインナップになっていた。DDIセルラーグループ のみ、開業から撤退まで一切供給していなかった。
一時期、各キャリア以外にも「ディーガ」のブランド名で自社ブランドの端末を家電量販店等で販売していた。購入したユーザーがキャリアの店舗に持ち込んで契約する形を取っていた。後に撤退し、「ディーガ」の商標もパナソニック に譲渡された。
NTTドコモ向けについては、電電公社 ・分社化前のNTT 時代から端末を供給しており、「mova 」の商標を名乗る権利と1文字の略号「D」(DはDiamondのD)[ 注釈 26] が与えられていた。
NTTドコモ向けに発売された、ポータブルMD プレーヤーのような形でFMラジオ が聞ける携帯電話「Music PORTER 」など音楽機能に特化した端末、当時では珍しかったアンテナ内蔵型端末のD503iS、そして当時類のない2つのディスプレイを搭載したD800iDS や、J-PHONE(当時)向けに発売されたJ-D06 "graphica"のようにデザイン性を重視した端末、TU-KA向けに発売された「THZ43 Chiaro」のようにデジタルカメラを同梱し、世界で初めて撮影画像の端末でのやり取りや端末ディスプレイで撮影画像を確認できる機能を搭載するなど、特定の機能に特化した端末を多く手掛けていたのが特徴である。
D503i以前のモデルは独特のフリップ式だったが、D901i から、90Xシリーズと70Xシリーズの一部ではスライド式の形状を採用した。この機種から富士通 との協業に関係して同じSymbian OS を採用した。最後のフリップ式の端末はD2101Vである。
D503iS以降のNTTドコモ向け端末は基本的にアンテナが内蔵型となっている(D2101Vを除く)。
撤退後、パナソニック の携帯部門であるパナソニック モバイルコミュニケーションズ にスピードセレクターなどの一部技術・ノウハウを提供した。結果としてP-02A やP-08A にはスピードセレクターが搭載。見た目もD90Xシリーズに似たものとなっている。
ワンセグ 対応機種そのものは製造していたが、シャープ の「AQUOSケータイ 」を皮切りに流行した、薄型テレビのブランドを冠した携帯電話は三菱電機では存在しない。
携帯電話の機種についてはCategory:携帯電話端末 (三菱電機) を参照のこと
三菱の携帯端末の特徴の一つ・フリップ式筐体『DP-222』(1997年)
D251i(2002年)。この頃からNTTドコモ向け端末はすべてアンテナ内蔵型となる。
NTTドコモ FOMA D702i(2006年)。この時期のドコモに稀なストレート式筐体
NTTドコモ FOMA D903i(2006年)。スライド式筐体とスピードセレクターは、この時期の三菱携帯端末の特徴
NTTドコモ FOMA D905i(2008年)。三菱の携帯端末の最末期機種
衛星携帯電話
ワイドスター デュオ(2001年)。衛星モデムによりFAXやデータ通信が可能
太陽電池 モジュール.- 2020年で撤退し、以降は京セラ製パネルを自社ソリューションに使用[ 64] 。
パワーコンディショナ:同社のパワーコンディショナは2009年1月時点で電力変換効率が97.5%で業界最高であった。
大型ディスプレイ
パソコン用ディスプレイの分野では日本最大級のシェアを持っていた[いつ? ] 。現行は「Diamondcrysta(ダイヤモンドクリスタ) 」とマルチメディアプレミアムモデルの「VISEO(ビジオ) 」の2ラインで展開している。2013年12月に個人向け液晶ディスプレイの開発・生産事業から撤退[ 65] 。2022年6月をめどに全ての液晶事業から撤退予定[ 66] 。
液晶テレビ :リアル 。リモコン操作で画面が左右に回転する「オートターン機能」や、40型以上の大画面機種で見られる薄型額縁のデザインなどで独自性を出している。スピーカーはダイヤトーン ブランドのスピーカーを搭載し、処理エンジンは自社製のものを採用している。オートターン機能は1980年代に発売されたブラウン管テレビから続いている機能である。近年のリアルシリーズはブルーレイレコーダー一体型モデルが主流となっている。
レーザーテレビ:2008年10月に「Laser vue」という名称で北米 で発売された。2010年8月から3D映像対応型が日本国内でも販売開始。
2008年春モデル以降のフルHD液晶テレビ・BDレコーダーは、京都府 長岡京市 にある京都製作所で製造されていることから「京都 FULL HD 1080」というキャッチフレーズが付けられていた。
テレビ製品全ては2021年9月限りで家電量販店向けの出荷を終了した。今後2024年3月(2023年度末)まで、経過処置として三菱電機ストアーを通しての販売に限定し自社ブランドの映像機器を販売していた。
大型低温機器の内40馬力以上の一定速二段スクリュー冷凍機一体水冷型(MSWシリーズ)リモート空冷型(MSFシリーズ)一体空冷型(MSAシリーズ)インバーター二段スクリュー冷凍機水冷型(MSWVシリーズ)が受注の低迷に伴い生産終了となった。
なおインバーター二段スクリュー冷凍機の一体空冷型であるMSAVシリーズに関しては低GWPの新冷媒(R449A)に対応させモデルチェンジし継続販売されている。
大型スクリューチラー(MCR-SP-KEシリーズ)・ブラインクーラ(BCL-SP-Eシリーズ)が発売開始からの経年により部品供給停止の可能性が出てきたため2026年9月末出荷分で生産を終了する。
組織・設備
研究所
先端技術総合研究所(兵庫県 尼崎市 )
情報技術総合研究所(神奈川県 鎌倉市 )
統合デザイン研究所(神奈川県鎌倉市)
通信システムエンジニアリングセンター (東京都 千代田区 、大阪府 大阪市 北区 )
Mitsubishi Electric Research Laboratories (MERL)(アメリカ )
Mitsubishi Electric R&D Centre Europe (MERCE)(フランス 、イギリス )
主な工場
発祥地が兵庫県神戸市 のため、近畿地方 に多くの生産拠点がある。直轄の生産拠点にはグループ内略称として、「〜電」で終わる通称が付けられている[ 注釈 27] 。なお、ここにあげる「製作所」は経営単位なので、実際の工場としては、例えば神戸製作所と電力システム製作所は同一の連続した敷地内にある。
営業・サービス拠点、ショールーム等
関連会社
上場関係会社
関連上場会社
情報通信サービス会社
エンジニアリング・サービス会社
製造会社
販売会社他
広告・ネット
過去の関連会社
広報・宣伝
ウェブサイト
2007年 12月 のウェブサイトリニューアルに伴いRSS 配信が行われるようになった。
歴代のキャッチコピー
「品質奉仕の三菱電機」(1952年 - 1963年)
「今日もあなたと共に」(1963年 - 1969年)
「未来を開発する三菱電機」(1969年 - 1984年)
「技術がつくる高度なふれあい―SOCIO-TECH (の三菱電機)」(1985年1月 - 2001年6月) - 1991年までは青色背景(中央白帯で商品名を表示)、1992年から1994年までは黒色背景で、いずれも下から「MITSUBISHI」ロゴがせり上がる演出だった。1995年からはSOCIO-TECHの表示がなくなり、「MITSUBISHI (改行)三菱電機」の2行表示となった。1998年10月からは黒色背景で、自然風景の写真と共にロゴが現れる演出となった。この当時のキャッチコピーにちなんで、1985年から2002年まで存在したアメリカンフットボール 部は「三菱電機ソシオテックス 」という名称だった。
「Changes for the Better」(2001年7月 - ) - サウンドロゴは、英語版とは大きく異なる。2001年から2007年頃までは白背景でバックに水面に立つ花が映し出されていた。2008年から2014年までは紺色背景で、流れる光とともにロゴが現れる演出となった。いずれもロゴは1995年以降の「MITSUBISHI(改行)三菱電機」の下に「Changes for the Better」を追加したものだった。2014年のCI改定後から2024年までの間は一部を除きテレビCMでは表示されていなかった。
「三菱電機のテクノロジーMite」(1998年 - 2001年) - 冷蔵庫やエアコンなど、一部の家電製品で使用。
「SMART QUALITY あしたを、暮らしやすく」(2012年10月 - ) - 個人向け商品のスローガン、CMに杏 を起用。
「ニクイねぇ!三菱」(2014年4月1日 - ) - イメージキャラクターには従来の杏に加え、新たにオードリー (若林正恭 ・春日俊彰 )と戸田恵子 を起用。春日は法人向け商品が対象(キャッチコピーは「ビジネスもニクイねぇ!」)。
「ともに新しい暮らしへ。」(2020年4月 - )
「#しあわせをシェアしよう。」(2022年10月 - ) - 国内空調・家電・電材住設事業のスローガン、イメージキャラクターとして神木隆之介 、2023年1月からは神木に加えて光石研 、石田ひかり 、志田彩良 を起用。
1988年ごろから、90年代までは、家電製品を対象として「三菱のQシリーズ」と呼称したこともあり、特に、1994年までは、Qを模したロゴマークを用いたサウンドロゴで展開した[ 注釈 28] 。AV機器はSOCIO-TECH または上記のサウンドロゴ背景であった。1990年代前半AX パソコンの「MAXY」やFAXなどその他OA機器はThink&Link であった。2001年の「Changes for the better」制定後は全ての製品で共通のサウンドロゴを用いている。
一時期のNTTドコモ向け携帯電話(2000年 - 2006年頃)は「D-Style」というキャッチコピーが付けられていた[ 注釈 29] 。
主な提供番組
上記のとおり、ロゴマークが変更されたことに伴い2014年7月1日から、それまでの「(スリーダイヤ)三菱電機」から「(スリーダイヤ)MITSUBISHI(改行)ELECTRIC」に提供表示も変更されている(ただしアナウンス上では従来通り「三菱電機」としている)。
日本テレビ 系列
テレビ朝日 系列
TBS 系列
フジテレビ 系列
ラジオ番組
会社ホームページ非公表ながらスポンサーになっている番組
かつて提供していた主な番組
日本テレビ系列
TBS系列
フジテレビ系列
テレビ朝日系列
テレビ東京 系列
その他
ほか多数
不祥事・労働問題
不祥事
日本政府(国)に対しての過大請求
防衛省 は三菱電機が電子システム事業がミサイル設計や衛星関連などの契約料金を水増し請求したことに関して、2012年 1月27日 に指名停止処分とした[ 71] [ 72] [ 73] 。なお、同省以外にも内閣衛星情報センター 、独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 、独立行政法人 情報通信研究機構 、総務省 のそれぞれから指名停止、または競争参加資格停止の措置を受けていたが[ 74] 、返納金を納め2016年現在全て解除されている。
社員らによる架空発注
同社は、東海道・山陽新幹線 のインターネット 予約システム「エクスプレス予約 」の保守業務を受注しているが、これに関連して、営業部門に所属する複数の社員が、関係先に対し架空発注 を繰り返し、代金を着服していたことが、2015年 3月 に判明した。東京国税局 の税務調査 の中で明らかになったもので、同社はこれらの社員の刑事告訴 も検討しているもようである[ 75] [ 76] 。この架空発注による所得に関連して、約2億4000万円の申告漏れ を指摘されていたことも判明している[ 77] 。
製品での不正
パワー半導体検査での不備
2020年 2月、パワーデバイス製作所(福岡市 )で製造されたパワー半導体 の絶縁 耐圧試験で、2014年 5月 に新方式での検査方法が決められた後も、2014年11月から2019年 6月にかけて旧方式での検査で出荷していたことが発表された[ 78] 。
カーオーディオ製品のEU規格不適合品の出荷
2020年 11月6日、三田製作所(兵庫県 三田市 )で開発 ・設計 されたEU の自動車メーカー 向けカーオーディオ 製品で欧州無線機器指令(Radio Equipment Directive、欧州RE指令)に適合しない製品4種、33万5238台を出荷していたことを発表[ 79] [ 80] [ 81] [ 82] 。
安全基準を満たさない電気制御部品の出荷
2021年 5月、名古屋製作所可児工場(岐阜県 可児市 )で製造された工場 での配電盤 などに使われる電気制御部品で安全基準を満たさない製品を出荷していたことが発表された[ 83] 。この影響で2021年11月5日付で、ISO9001 の認証停止処分を受ける[ 84]
鉄道用機器検査での不正
2021年 6月、長崎製作所(長崎県 西彼杵郡 時津町 )で製造する鉄道車両 向け空調装置 で、1985年 ごろから35年以上に渡って、専用のプログラム を設けて組織的に不正な検査が行われていたことが発覚した[ 85] [ 86] 。鉄道車両向け空気圧縮機 の検査でも不正が発覚した[ 87] 。
変圧器検査での不正
2022年 4月、系統変電システム製作所赤穂工場(兵庫県 赤穂市 )で製造する原子力発電所 や鉄道 変電所 向けの変圧器 で、1982年 から2022年 3月 までの40年間に渡って、不正な検査が行われていたことが発覚した[ 88] 。不適切行為が確認された変圧器は、6万ボルト以上の変圧器で3384台に上る[ 89] 。
最終報告
2022年10月、国内の製造22拠点全ての品質不正調査が終了し、合計197件の不適切事案を確認したと発表。前回の調査報告後、新たに70件の不正が発覚し、10人の役員らを追加の処分対象とした。当初不正に関与していないとしていた前会長柵山正樹 が関わったと判明した事案もあった[ 90] 。
電波法違反
2023年3月、コミュニケーション・ネットワーク製作所(兵庫県尼崎市)と鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)における無線局 登録点検業務の手続きにて、登録に係る業務の実施の方法によらないで点検業務を行った、無線局の検査のために作成する点検結果を記載した書類(点検結果通知書)を事実とは異なる内容で免許人へ通知したとの理由により、関東総合通信局 から電波法 24条に基づき無線設備 等の登録検査等事業 の業務停止命令と業務改善命令を受けた[ 91] 。対象となった機器は社内設備であり既に運用されておらず、登録検査等事業停止期間中での製品出荷への影響は軽微であった[ 92] [ 93] 。
労働問題
2020年3月現在、2012年以降、6人の労災認定者、5人(1人は子会社社員)の自殺者を出すなど[ 94] 、労働問題が相次いでいる。
労災問題
同社の情報技術総合研究所に勤務していた31歳の男性が、長時間労働 を強いられ適応障害 を発症したとして労働災害 申請を神奈川労働局 藤沢 労働基準監督署 に申し出、同監督署は2016年 11月24日 にこの男性を労災認定した。男性の話では、「過労死ライン 」とされる約80時間の約2倍の約160時間の時間外労働 をした月もあったにもかかわらず、上司が少なく申告するよう命じることもあったもようである[ 95] 。2017年1月11日に法人としての同社や幹部が書類送検されたが[ 96] 、後にどちらとも嫌疑不十分で不起訴処分となった[ 97] 。
裁量労働制にまつわる問題
同社において、兵庫県 内の部署で裁量労働制 で勤務していた研究開発部門の40歳代の男性社員が精神障害 を発症して自殺し、2017年 に労働基準監督署 が過労に起因する労災と認定。2015年 と2016年 にも、別の部署で裁量労働制の社員2人が脳梗塞 などを発症し、同様に労災と認定された。これを受け同社では、約1万人の技術者に対し導入していた裁量労働制を、2018年 3月に廃止した[ 98] 。
パワーハラスメントによる社員の自殺
同社の兵庫県尼崎市 の事業所に2019年 に配属された新入社員の20歳代の男性が同年8月 に自殺。その後、上司から「次 同じ質問して答えられんかったら殺すからな」、「お前が飛び降りるのにちょうどいい窓あるで、死んどいた方がいいんちゃう?」[ 99] 、「死ね」と言われたなどとする趣旨のメモが見つかり、遺族は兵庫県警 に相談。県警はメモで名指しされていた教育担当の30代の男性の上司を、自殺教唆 の容疑で11月神戸地方検察庁 に書類送検 した[ 100] (のちに証拠不十分として不起訴処分[ 101] [ 102] [ 103] )。12月18日、遺族 側の弁護士 が東京都内で記者会見し、労災 申請を行うとした(のち労災と認定[ 104] )。遺族側は同社に対する損害賠償請求 訴訟 の準備を進め[ 105] 、2022年8月に同社がパワハラが原因で自殺したと認め、訴訟外で遺族と和解が成立した[ 106] 。
脚注
注釈
^ 綴じ込み型のカタログの最終ページや室外機の銘板シールではそう記載されていることから。なお、三菱重工の場合は室外機の銘板シールにおいて、「三菱重工ルームエアコン」・「三菱重工パッケージエアコン」と記載されているほか、一般にはブランド名(電機:「霧ヶ峰」「Mr.Slim」、重工:「ビーバーエアコン」「セゾンエアコン」)で区別されることもある。
^ 神戸、長崎両製作所は三菱重工業から譲り受けたもの。
^ ミラクルフェイスでは「我が闇に・・・見る。」(英語版は「In my darkness...See。」)、ミラクルプレイでは「我が闇に・・・録る。」(英語版は「In my darkness...Recording。」)、ミラクルショットは「我が闇に・・・撮る。」(英語版は「In my darkness...Take a picture。」)が用いられている。
^ なお、2001年に制定されたコーポレートステートメントである「Changes for the Better 」はブランドロゴ変更後も継続。
^ a b c 2022年4月1日に三菱電機ビルテクノサービス から社名変更。
^ 鉄道 関連では東京地下鉄 08系電車 ・10000系電車 、阪神5500系電車 ・9000系電車 、大阪市交通局20系電車 ・66系電車 の運転台 コンソール、1997年頃までに製造された車両のラインデリア など。
^ すべて小文字で入力してもアクセスできる。
^ 同様の関係は弘前電気鉄道 (現・弘南鉄道大鰐線 )の開業時にも見られた。
^ ラインデリアは横流ファン(送風機 )の一種で、三菱電機の登録商標 となっている(「ラインデリア」:第1519419号 / 英語表記「LINEDELIER」:第1519420号)。ライン状の送風孔を往復スイング させながら送風しており、以前からあった丸型の軸流ファン「ファンデリア 」(同じく三菱電機の登録商標であった)に因んで名付けられた。一般名称としては「ラインフローファン」と呼称される。なお、最初の実用化車両は近鉄2410系電車 である。
^ 近鉄は三菱銀行 をメインバンク としていたことから(三菱UFJ銀行 となった現在でも取引継続)、三菱電機のみならず三菱グループ そのものとの関係も深い。なお、先述の小田急電鉄や阪神電気鉄道と同様に、近鉄も全車両の電装品が三菱電機製というわけではない(小田急・阪神は東芝、近鉄は日立と併用)。
^ なお、三菱電機の鉄道車両電機品(主に走行装置)生産拠点と、川崎車両の鉄道車両生産拠点はいずれも兵庫県 内(三菱電機伊丹製作所:尼崎市 、川崎車両兵庫工場:神戸市 兵庫区 )にある。
^ この速度制御方式は、直流モーターによるワードレオナード式。
^ これと同時にステンレスクリックボタン、抗菌ボタン、クリスタルボタン(Ф50mm)及び□60mm大形ボタン(凸文字付)の凸文字部の「4」のフォントがフルティガー に変更された。
^ ただし、一部の第2期目以降はインジケーターはLEDマトリクス を採用する場合もある。
^ 通常時は日本語と英語の表示と中国語と朝鮮語の表示を交互に切り替え、緊急時は同時に表示される。
^ 扉が開いてから数秒後に自動で閉まるようになっている。
^ 代わりにかごには防犯窓が設置、階はのりば側のドアのステッカーに記載されており、窓越しに確認できるようになっている。
^ この影響でパナソニックは松下電器産業時代からの「M」が使えず「National 」の「N」となっている(「P」はパイオニア )。
^ 当時から電気炊飯器はもちろん存在したものの、保温には保温ジャーへ移し替える必要があり、保温できる炊飯器は存在しなかった。そのため一般家庭では保温する習慣など無く、朝昼晩と炊くか冷えたご飯を食べるのが一般的であった。
^ 「アルカリEX」は2013年2月発売以来2年ぶり、「アルカリG」は2008年1月以来7年2か月ぶり、マンガン乾電池は1993年10月発売以来21年4か月ぶり (お買い得パックは1993年11月発売以来21年3か月ぶり )、リチウムコイン電池はCR2016/CR2025/CR2032は1989年11月発売以来25年3か月ぶり 、CR1216は2004年9月発売以来10年5か月ぶり 、CR1220/CR1616は1995年10月発売以来9年4か月ぶり、CR2450は2005年2月発売以来10年ぶり 、CR1620は2009年11月発売以来5年3か月ぶり、CR1632は2013年12月発売以来1年2か月ぶり、カメラ用リチウム電池は2CR5/CR-P2/CR123Aは1993年4月発売以来21年10か月ぶり 、CR2は1995年3月発売以来19年9か月ぶり 、アルカリボタン電池はLR43/LR44/LR1130は1993年4月発売以来21年10か月ぶり (LR44の2個入りは1998年9月発売以来16年5か月 ぶり)、LR41は2000年7月以来14年7か月ぶり のモデルチェンジとなる。
^ 海外向けの商品ではパッケージエアコン同様に「Mr.Slim」の名前が使われている。
^ その後、床置形と窓用が製造終了となって「霧ヶ峰」のみになり、三菱エアコンの代名詞となった[ 58] 。
^ 1988年から松下電器産業はルームエアコンの愛称を「楽園」から「エオリア」に変更している。
^ 当時、三菱電機が同時間枠のスポンサーであったため。一例を挙げると、TBSドラマ『ずっとあなたが好きだった 』で桂田冬彦(佐野史郎 )が妻・美和(賀来千香子 )の行動を隠し撮りする際に登場した。
^ 1980年代には、「ファンタス」の名を冠した女子ゴルフの大会が開催されていた(1982・83年は「三菱ファンタスレディスゴルフ」、1984〜89年は「三菱電機ファンタスレディスゴルフ」)。ビデオデッキに「ファンタス」という名称がつけられなくなった後も1989年までは「ファンタス」の名を冠して開催されており、1990年以降「三菱電機レディスゴルフトーナメント」として1997年まで開催されていた。
^ ドコモ以外の他社でも基本的に「D」が与えられており、「M」はモトローラ を指すことが多かった。ただし、アステルでは「D」はデンソー製端末に与えられていたため、アステル向け端末のみ三菱の「M」が与えられていた。また、日本移動通信の初期の端末では三菱の「み」から取った「MI」を末尾に括弧書きしていたこともある。また、一時期のツーカー向け端末はメーカー記号がなく、三菱製の端末は400番台が割り当てられたほか、DDIポケットはそもそもキャリアでの型番が無かったため、かつて発売していた固定電話と同様に「TL」で始まる型番が与えられていた。
^ 通称の最後に「電」を付けている理由は、三菱電機だけではなく旧・三菱造船 をルーツとするグループ企業でも同じような体系で通称が付けられている(2016年現在では使用されていない企業もある)ためである。例として、「長船」(現:三菱重工業長崎造船所 )、「名航」(現:三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所 )、「水自」(現:三菱自動車工業 水島製作所)などがある。
^ サウンドロゴ背景は上段がMITSUBISHI、中段がQを模したロゴ、下段が「生活・文化のクオリティ」と表記し、通常の30秒バージョンのみ、女性が「三菱のQシリーズ」と発するが、尺の関係で使用しない場合もあった。上段がQを模したロゴ、下段がMITSUBISHIの場合もあった。
^ D502i (2000年1月発売)からD902iS (2006年6月発売)まで。
^ 『金曜ロードSHOW! 』から移動。
^ セゾン自動車火災 から引き継いだ。同じくそれまでの「世界の果てまでイッテQ!」残りの30秒から移動(2010年に一度スポンサーに復帰したが降板。2013年10月にスポンサーに復帰したが2018年9月に再び降板。2022年に再びスポンサーに復帰した)。
^ 『しゃべくり007』から移動、かつては同業者の日立製作所が提供している。
^ 『ナニコレ珍百景 』から移動。
^ かつて提供していたが、2019年6月現在、一時降板している。
^ 『ぴったんこカン・カン 』から移動。
^ 関連会社の三菱電機ビルソリューションズ もスポンサーに参加している。
^ 『めざましテレビ 』から移動。
^ 日曜21時枠が当会社に提供するのは『メントレG 』(2007年4月~08年9月)以来約14年半ぶりの復帰となる。
^ 関連会社の三菱電機ビルソリューションズもスポンサーに参加している。
^ 2019年3月まで60秒提供、一時降板し、2023年4月より30秒で復帰。
^ 同じくそれまでの『めざましテレビ』から移動。
^ テレビ大分 ・テレビ宮崎 を除く
^ 以前は同業者の三洋電機 とソニー と日立 を提供していた事がある。
^ 「24時間テレビ 」編成時は休止だが日曜20時台ごろに提供する場合があった。2022年9月で降板、現在はNISSANに交代。
^ それまでNISSAN から引き継いだ。それまでの「世界の果てまでイッテQ! 」30秒から移動。
^ - 1980年9月のみ。19時30分 - 20時54分だが、三菱提供は20時まで。
^ 放送は19時30分 - 20時54分だが、三菱提供は20時まで。
^ 1994年 4月から1995年 9月まで。後任はTOTO 。
^ 「ワーズワースの冒険」及び「Grade-A」と本番組(キリンビール 参加以前)の後半部分はスポンサークレジットは1社提供扱いだが、PT扱いとして花王 も参加していた。
^ 本番組のみ表記は「(スリーダイヤ)MITSUBISHI(改行)ELECTRIC(改行)Changes for the Better」、アナウンスも「Changes for the Better、三菱電機」となっていた。2014年3月までは30秒、2014年4月から2015年3月までは60秒
^ 『木曜ドラマ』から移動。
^ 提供クレジットは「ダイヤトーン」名義。
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^ 三菱電機「8年で自殺5人」何とも異常すぎる職場 | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
^ 三菱電機 31歳男性の労災認定 違法残業で適応障害に 毎日新聞 2016年11月25日
^ 社員に違法残業疑い、三菱電機を書類送検 神奈川労働局 日本経済新聞 2017年1月11日
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三菱電機、不起訴処分に 長時間労働、嫌疑不十分で 朝日新聞デジタル 2017年1月27日付
^ 三菱電機 裁量労働制の社員3人労災認定 制度を廃止 NHkニュース 2018年9月27日
^ 上司「殺すからな」 自殺の三菱電機新入社員のメモ公開 朝日新聞デジタル 2019年12月18日
^ 三菱電機 新入社員自殺 「死ねと言われた」 上司を書類送検 NHKニュース 2019年12月7日
^ 当社新入社員に関する労務問題について | 三菱電機
^ 自殺教唆容疑は嫌疑不十分 朝日新聞 2020/3/28
^ 三菱電機社員自殺で不起訴 教育主任、神戸地検 労働開発研究会
^ 自殺の新入社員を労災認定 三菱電機、パワハラ示す遺書―労基署 時事通信 2021年03月11日
^ “パワハラ巡り遺族が労災申請へ 三菱電機社員自殺で ”. 山陽新聞 2019年12月18日 13時12分. 2020年8月15日 閲覧。
^ 三菱電機がパワハラ認め謝罪 新入社員自殺、遺族と訴訟外で和解 毎日新聞
参考文献
三菱電機編『三菱電機社史:創立60年』三菱電機、1983年。
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太字 は三菱金曜会 のメンバー。 食料品 パルプ・紙 化学・医薬品 ガラス・窯業・セメント 石油・原子力 鉄鋼 非鉄金属 機械 輸送用機械 電気機器 精密機器 卸売・小売 金融 保険 不動産 運輸・倉庫 情報・通信 関連項目
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