弥生賞ディープインパクト記念 (皐月賞トライアル) Hochi Hai Yayoi Sho (Deep Impact Kinen) (Japanese 2000 Guineas Trial) [1] |
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第60回弥生賞ディープインパクト記念 (2023年3月5日) 優勝馬: タスティエーラ |
開催国 |
日本 |
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主催者 |
日本中央競馬会 |
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競馬場 |
中山競馬場 |
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創設 |
1964年3月1日 |
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2024年の情報 |
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距離 |
芝2000m |
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格付け |
GII |
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賞金 |
1着賞金5400万円[2][3]
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出走条件 |
サラ系3歳(国際)(指定) |
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負担重量 |
馬齢(57kg、牝馬2kg減) |
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弥生賞ディープインパクト記念(やよいしょうディープインパクトきねん)は、日本中央競馬会 (JRA) が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GII)である。1995年から「皐月賞トライアル」の副称がつけられており、競馬番組表での名称は「報知杯弥生賞ディープインパクト記念(皐月賞トライアル)」と表記される[4][3]。
競走名の「弥生」は、陰暦で3月を表す呼称[5]。弥生とは「いやおい」が変化したもので、「弥」は「いよいよ」「ますます」、「生」は「生い茂る」と使われ、草木が芽吹く月という意味で呼ばれるようになったことに由来[6]。ディープインパクトは、無敗でクラシック三冠を制するなど史上最多タイ(当時)のJRA・GI7勝を記録し、2008年には顕彰馬に選出され、種牡馬としても2012年以来11年連続リーディングサイアーを獲得するなど輝かしい実績を残した競走馬である[5]。
寄贈賞を提供する報知新聞社は、東京・大阪に本社を置く新聞社[5]。正賞は報知新聞社賞[2][3]。
概説
3着までの馬に皐月賞の優先出走権が付与されるトライアル競走[5]。1982年から1990年までは5着までに優先出走権を付与していたが、1991年から3着までに改められた[6]。
1964年に「弥生賞」として創設された4歳(現3歳)馬限定の重賞競走[6]で、当初は中山競馬場、芝1600mの別定戦で行われた[6]。負担重量は1971年より馬齢に変更[6]、施行距離やコースは幾度かの変遷を経て、1984年より中山競馬場、芝2000mに変更[6]。これにより、クラシック戦線に直結する重要な前哨戦として位置づけられた[7][6]。
外国産馬は1984年から1996年、及び2002年以降出走可能になった[8]。地方競馬所属馬は1993年から出走可能[8]になり、2010年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[9]。
2020年(令和2年)からは、2019年に死去したディープインパクトの功績を称え、同馬の重賞初勝利となった本競走の競走名を改称、同馬の冠競走「(報知杯)弥生賞ディープインパクト記念」として開催されることになった。令和になってからの新しい馬名冠競走は初で、中央競馬で現存する馬名冠競走はセントライト記念、シンザン記念に続く3例目[注 1]で、新たに誕生する馬名冠競走は1974年に改称したアラブ重賞のシュンエイ記念とセイユウ記念(いずれも廃止)以来46年ぶりとなる[10][11][4]。
競走条件
以下の内容は、2024年現在[2][3]のもの。
出走資格:サラ系3歳
- JRA所属馬
- 地方競馬所属馬(後述)
- 外国調教馬(優先出走)
負担重量:馬齢重量(牡・せん57kg、牝馬55kg)
皐月賞のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は皐月賞の出走候補馬(2頭まで)およびJRAの2歳GI競走優勝馬に優先出走が認められ[12][13]、JRAで行われる芝の3歳重賞競走優勝馬にも出走資格がある[12][13]。
賞金
2024年の1着賞金は5400万円で、以下2着2200万円、3着1400万円、4着810万円、5着540万円[2][3]。
歴史
- 1964年 - 4歳馬限定の重賞競走「弥生賞」として創設[6]。
- 1970年 - 名称を「報知杯弥生賞」に変更。
- 1982年 - 「皐月賞指定オープン重賞」となり、上位5着までに皐月賞の優先出走権を付与[6]。
- 1984年
- 1987年 - GII[注 2]に格上げ[6]。
- 1991年 - 優先出走権取得条件を上位3着までに変更[6]。
- 1993年 - 指定交流競走となり、地方競馬所属馬が出走可能になる[8]。
- 1995年 - これ以降、「皐月賞トライアル」の副称がつく[8]。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳」に変更。
- 2002年 - 混合競走に再指定[14]。
- 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIに変更[15]。
- 2010年
- 2015年
- 出走可能頭数を18頭に拡大。
- 外国馬の出走枠を9頭に変更。
- 2020年
- 名称を「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」に変更。
- COVID-19の流行により「無観客競馬」として開催[16](2021年も同様[17])。
- ディープインパクト記念の名前が付いた最初の年に亡くなったディープインパクトの産駒が勝利した。
歴代優勝馬
コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。
脚注・出典
参考文献
- 「報知杯弥生賞(GII)(皐月賞トライアル)」『中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】』日本中央競馬会、2006年、413-470頁。
注釈
出典
各回競走結果の出典
- 『中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】』 第1回 - 第42回
- JRA年度別全成績
- (2024年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2024年3月4日閲覧。(索引番号:06047)
- (2023年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2023年4月17日閲覧。(索引番号:06047)
- (2022年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2022年3月13日閲覧。(索引番号:06047)
- (2021年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2021年3月11日閲覧。(索引番号:06047)
- (2020年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2020年6月21日閲覧。(索引番号:05047)
- (2019年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2020年6月21日閲覧。(索引番号:06047)
- (2018年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2018年3月5日閲覧。(索引番号:06047)
- (2017年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2017年3月6日閲覧。(索引番号:06047)
- (2016年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:06047)
- (2015年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:06047)
- (2014年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:06047)
- (2013年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:06047)
- (2012年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:05047)
- (2011年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:05047)
- (2010年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 11. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:05047)
- (2009年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 11. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:05047)
- (2008年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 11. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:05047)
- (2007年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 11. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:05047)
- (2006年)“第2回 中山競馬 第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 11. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:05047)
- (2005年)“第2回 中山競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 608-609. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:05047)
- (2004年)“第2回 中山競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 612-613. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:05047)
- (2003年)“第3回 中山競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 606-607. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:05047)
- (2002年)“第1回 中山競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 583-584. 2016年2月29日閲覧。(索引番号:05047)
- netkeiba.comより(最終閲覧日:2023年4月17日)
外部リンク