みさき公園駅
みさき公園駅(みさきこうえんえき)は、大阪府泉南郡岬町淡輪にある、南海電気鉄道の駅。駅番号はNK41。 概要岬町の代表駅で、開業当初の駅名は「南淡輪駅」(みなみたんのわえき)。1957年4月1日に南海が駅の北側でみさき公園を開園することに合わせて、同年1月1日から現在の「みさき公園駅」に改称された。改称後は、一部乗車券などには「岬公園」などと印字されるほか、駅周辺の道路標識にも「南海 岬公園駅」などと表記されている。 なお、「みさき公園」は南海電気鉄道のグループ会社が運営を続けていたが、2020年3月31日で運営から撤退。同日付で動物園・水族館としての営業を終了したほか、翌4月1日から休園している。岬町は4月1日付で南海電気鉄道から園内の建物・施設の所有権を無償で引き継いだため、2021年度以降に同名の町営自然公園として再オープンを計画しているが、同社の運営撤退時点では駅名の扱いが明らかにされていない。 利用可能な鉄道路線歴史当初の駅名は「南淡輪駅」で、大阪ゴルフクラブへの便宜を図るために設置された。駅開業の2日後に18ホール完成、全面開場している。もとは現在のみさき公園および駅前広場も大阪ゴルフクラブの敷地だったが、戦後にゴルフ場を再開するにあたって、農地改革の影響から都市公園の緑地帯として認可を取り付ける運びとなり、泉岬公園(のち、みさき公園)が整備され、開園に合わせて「みさき公園駅」に改称された。 年表
駅構造盛土上に島式ホーム2面5線を有する地上駅である。島式ホームはそれぞれ1・2番線、3・5番線となっており、3番線の和歌山市寄りを切り欠いた部分が4番線となっている。改札口はみさき公園側(みさき公園出口)と南の道路側(東出口)の2か所にある。構内に各ホーム間と駅舎を連絡する地下道があり、エスカレーターが併設されている。エレベーターは橋上式となっており、階段やエスカレーターとは独立している。かつては難波側に構内踏切が設けられていた。トイレは設置されている。 のりば
※南海本線の下り本線は2番のりば、上り本線は3番のりば。多奈川線の本線は4番のりばである。1・2番のりばからは多奈川線方面、5番のりばからは難波方面への発車も可能。4番線はもともとは多奈川方面ホームだが、2024年5月現在未使用。
特徴第3回近畿の駅百選に選定された。 2014年10月18日のダイヤ改正までは難波方面からの昼間時の区間急行、ラッシュ時の一部の普通車はこの駅で折り返していた。しかし、改正以降の日中は1時間4本の空港急行と和歌山市発着の普通に置き換えられた。2023年のダイヤ改正以後はみさき公園始発のなんば行きは平日・土休日とも5本づつ(平日はすべて普通、土休日は区間急行1本・普通4本)となっている。 なお、2005年11月26日までは初発列車のみが4番線を使用していた(多奈川での夜間留置は行わない)。その後は13時台の1本が使用していたが、2023年のダイヤ改正による多奈川線電車減便以降は多奈川線の全列車が5番線発着となっている。過去には5番線を使用するなんば行きの普通車もわずかながら設定されており、当駅で急行の待ち合わせを行っていた。かつて運行されていた多奈川線直通急行「淡路号」は、多奈川行きが2番線から、なんば行きが5番線から発着していた。 利用状況2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員は4,685人(乗車人員:2,388人、降車人員:2,297人)である。 各年次の1日平均乗降人員数は下表の通り。
駅周辺みさき公園出口側には舗装された広場があり、駅の北側に南海電鉄が運営していた遊園地・みさき公園のメインゲートが、駅の西側に大阪ゴルフクラブのクラブハウスがある。東出口側には府道752号線が通っており、その先は住宅地となっている。 バス路線みさき公園出口側の広場に「みさき公園駅」停留所があり、岬町コミュニティバスが経由している。また、泉南メモリアルパーク・大阪ゴルフクラブ・与田病院への送迎バスが発着しているほか、かつては和歌山大学へのサザンエアポートバスが運行されていた。
隣の駅
脚注出典本文中の出典
利用状況の出典
関連項目外部リンク
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