私市駅
私市駅(きさいちえき)は、大阪府交野市私市山手三丁目にある、京阪電気鉄道交野線の駅。交野線の終着駅である。駅番号はKH67。難読駅名の一つである。 歴史
駅構造相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、三角屋根の駅舎が特徴である。 駅舎は車止め側にある。改札口は1か所のみ。車椅子対応スロープが設置されている。トイレは2番線ホーム上にある。 当駅から南へ生駒方面まで延長(生駒で現在の近鉄生駒線に接続)する計画があったため、駅構造や駅前の地割にその痕跡が残っている。 のりば
利用状況
駅周辺当駅は北側を流れる土生川と南側を流れる尺治川の間にある。この2つの川は駅の南西側で天野川と合流する。駅付近は住宅街となっているが、その南側と東側には山がそびえる。駅から西へ進むと植物園や総合病院(星田南病院)に、南へ進むと小学校やほしだの森(大阪府民の森)に、東へ進むと獅子窟寺やくろんどの森(大阪府民の森)に至る。駅南側、ほしだの森(大阪府民の森)方面は同園のアクセスマップを参照[5]。
バス路線2023年12月時点では当駅および付近を経由する路線バス・コミュニティバスの各路線は設定されていない。なお、2023年9月3日までは国道168号沿いに京阪バスの「京阪私市」停留所があり、18号経路(田原線)が経由していたが、同年9月9日に実施したダイヤ改正で路線そのものが廃止となった[7]。 過去には田原地区を経由して大和田駅(京阪)へ向かう京阪バスの路線(田原線)と東生駒駅(近鉄)へ向かう奈良交通の路線(私市線)があったが、こちらはそれよりも前に廃線となっている。 七夕伝説2003年秋のダイヤ改正から、京阪本線との直通列車が運転されるようになり、平日朝にK特急「おりひめ」・平日夕方に準急「ひこぼし」という七夕伝説にあやかった愛称がつけられた。通常は同一の時間帯に運転されない両列車だが、2004年から2006年までは毎年7月7日の夕方に私市発天満橋行きの臨時K特急「おりひめ」を運行し、午後7時過ぎに一夜だけ両列車が当駅に並ぶ「ひらかた☆かたの 七夕伝説」というイベントが実施された。なお、2007年の7月7日は4年目で初の土休日ダイヤ適用日になったため、両列車ともに運転されずヘッドマークを掲げた状態で長時間展示される編成とヘッドマークを掲出した線内列車が並ぶ形となり、そのため回数は複数回に及んだ。なお、2008年は普通列車に「おりひめ」のヘッドマークを装着させ、準急「ひこぼし」と並ぶ形態をとった。 2008年秋のダイヤ改正からは、「おりひめ」は中之島線中之島行の通勤快急に変更され、「ひこぼし」は中之島線中之島発の快速急行に変更された。 2009年以降は、2008年のダイヤ改定により「ひこぼし」の運転時間帯が夕ラッシュから深夜に変更され、夕刻でのイベントが開催不可能になったことから、2007年の時と同じように交野線普通列車にヘッドマークを掲出して七夕イベントを開催することになった[8]。しかし、2011年以降は開催されていない[9]。 しかしながらその「おりひめ」「ひこぼし」は、2013年3月16日に実施された京阪線系統の一部ダイヤ変更で廃止され、設定以来9年半の歴史に幕を降ろした[10]。 隣の駅
脚注出典本文中の出典
利用状況の出典
関連項目外部リンク
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