舞子駅
舞子駅(まいこえき)は、兵庫県神戸市垂水区東舞子町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である[2]。駅番号はJR-A71[3]。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている[3]。 概要直営駅[2]。アーバンネットワークエリアに属し、ICOCA及び提携ICカード利用可能駅である。JR線では神戸市最西端の駅にあたり、「神戸市内」として運賃計算の特例が適用されるのも当駅以東である。第2回近畿の駅百選選定駅。 駅の上を神戸淡路鳴門自動車道が通過しており、道路上のバス停留所・舞子バスストップ(別称「高速舞子」)までは当駅から徒歩約5分[4]の範囲にある。そのため淡路島・四国方面へ向かう高速バスとの間の乗換客が多い。 普通電車と快速(「電車線」経由のみ)が停車する[3]。このうち快速は明石海峡大橋開通に伴う高速舞子バス停開設により1998年3月14日から停車するようになったもの[5]。「列車線」側にはプラットホームが設置されておらず[6]、列車線を走行する快速(朝ラッシュ時に設定)・新快速・特急の停車はない。 歴史舞子地区は古来から保養地として知られ、当駅も最初は舞子公園の名を冠した停車場として誕生したが、高度成長期以降は垂水区西部の宅地開発により、これら住宅地へのアクセス拠点としての性格を持つようになった。さらに明石海峡大橋の開通によって高速バスとの乗り換え拠点としても利用されるようになる。 年表
※なお、隣接する山陽電気鉄道舞子公園駅も、開業時は「舞子」と称しており、1927年 - 1935年までは同じ駅名の2駅が併存していた。逆に当駅も開業当初は「舞子公園」を名乗っていたが、山陽電気鉄道開業前の1896 - 1899年までのことであるため「舞子公園駅」が併存したことは無い。 駅構造電車線のみに島式ホーム1面2線(ホーム長245m、12両編成対応)[6]を有する地上駅で、橋上駅舎を有する。分岐器や絶対信号機を有さないため、停留所に分類される。 改札口は1ヶ所のみ。駅舎とホームを結ぶ階段は姫路側に設置されており、その階段の裏側にトイレがある。 前述のように、1998年3月14日ダイヤ改正までは普通列車のみの停車であったため、ホーム長は8両編成に対応した165mしか無かったが、編成の長い快速列車に合わせて延長された[16]。 のりば
ダイヤ日中時間帯は1時間に8本(快速・普通が4本ずつ)停車する[18]。朝ラッシュ時は本数が多くなる(三ノ宮・大阪方面は普通電車のみの設定)。 昼間の快速電車は上りは瀬田駅または栗東駅まで(後続の新快速が湖西線経由の場合は終着駅まで)先着、京都駅到着までに新快速に追い抜かれ、下りは東姫路駅または網干駅まで(加古川発着の場合は終着駅まで)先着する。 昼間の普通電車は上りは立花駅まで(尼崎で乗り換えると塚本まで)、下りは西明石駅まで先着する。 昼間の普通電車については概ね10〜14時台に当駅を発着する便はJR東西線直通方面しかない。その他の時間帯はJR京都線方面からの便は西明石まで運行される。
利用状況「兵庫県統計書[19]」によると、2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は15,424人である。 「神戸市統計書」(神戸市企画調整局総合計画課・編)及び「兵庫県統計書[19]」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
駅周辺
バス路線「舞子駅前」停留所にて、神戸市バス(垂水営業所)や山陽バスの路線が発着する。なお、乗り場は系統毎に分かれている。ただし、「52」と「191」は同じ乗り場から発車する。 「高速舞子」については当該記事を参照。 ホーム転落事故概要2010年12月17日、快速電車(姫路発米原行き、12両編成)から下車した直後の女性(当時32歳)が車両連結部付近でホームから線路に転落[11][12]。転落を目撃したほかの乗客により非常停止ボタンが押され報知灯が作動したが、当該電車の車掌は転落に気付かず列車はそのまま発車。その後ハンカチを振って知らせる乗客に気付き、車掌は電車を非常停止させたが電車は既に約50m走行し、女性は電車に轢かれその場で死亡が確認された[11][12]。また、この際に救出しようとした友人の女性(当時28歳)が負傷した[11][12]。 原因事故を防ぐことの出来なかった主な要因は以下の通り[11]。
隣の駅脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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