五常市
五常市(ごじょう-し)は中華人民共和国黒竜江省ハルビン市に位置する県級市。市人民政府の所在地は五常鎮。
地理五常市は黒竜江省南部に位置している。北西から南西にかけては、吉林省の長春市・楡樹市(県級市)、吉林市・舒蘭市(県級市)、延辺朝鮮族自治州・敦化市(県級市)と行政区境を接している。北部から北東にかけては、副省級市の行政単位を有している同じハルビン市に属する双城区、阿城区、尚志市と行政区境を接している。 歴史五常市は儒教における五常(仁・義・礼・智・信)に由来する。清代の咸豊年間に開墾が行われた際に挙仁・田義・崇礼・尚智・誠信の五甲社が設置された。 前漢から西晋にかけては夫余、南北朝時代は勿吉、隋代は靺鞨の居住地であり、唐代は渤海の版図となった。968年に渤海が滅亡すると遼により東京道、その後金代により上京会寧府、元代は遼陽省開元路、明代は奴児干都司を設置した。 清初はニングタ将軍の管轄区とされ、1744年(乾隆9年)にはラリン・アルチュカ副都統(拉林阿勒楚喀副都統)の管轄とされた。その後数度の行政改編を受けた後、1880年(光緒6年)に設置された五常城を前身とする。1882年(光緒8年)に五常庁、1909年(宣統元年)4月9日に五常府に昇格、中華民国が成立すると1913年3月2日に五常県に改編、1993年に県級市に昇格し現在に至る。 行政区画→「中華人民共和国の行政区分」を参照
下部に10鎮、2民族鎮、9郷、3民族郷を管轄:
交通鉄道→「中華人民共和国の高速鉄道」を参照
→「中華人民共和国の鉄道」を参照
道路健康・医療・衛生
名所・旧跡・観光スポット出身者
関連項目
外部リンク |