夏美 よう(なつみ よう、2月18日[1] - )は、宝塚歌劇団専科に所属する男役[3]。元花組・星組組長[4][3]。
群馬県[1]、共愛学園出身[1]。身長166cm[1]。愛称は「はっち」[1]。
来歴
1974年、宝塚音楽学校入学。
1976年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に62期生として入団。入団時の成績は44番。星組公演「ベルサイユのばらIII」で初舞台[4]。
1977年、組まわりを経て星組に配属。
1993年5月1日付で星組副組長に就任[4]。
1996年12月17日付で星組組長に就任[4]。
2000年10月1日付で花組へ組替えとなり、花組組長に就任[7][4]。
2012年3月19日付で専科へ異動となる[8]。
専科異動後は、男役としての色気や品格、ダンディズムを感じさせる存在として、各組に特別出演を続けている[3]。
主な舞台
初舞台
星組時代
- 1977年11 - 1978年3月、『テームズの霧に別れを』 - 新人公演:アンソニー(本役:槇さやか)『セ・マニフィーク』
- 1978年5 - 8月、『誰がために鐘は鳴る』 - 新人公演:ラファエル(本役:洋ゆり)
- 1978年11 - 1979年3月、『宝花集』『セ・シャルマン!』
- 1979年5 - 8月、『白夜わが愛』
- 1979年9 - 11月、『アンタレスの星』 - 新人公演:アレクサンドル・デュマ(本役:深山しのぶ)『薔薇パニック』(宝塚大劇場)
- 1980年1月、『アンタレスの星』 - 新人公演:アレクサンドル・デュマ(本役:深山しのぶ)『薔薇ファンタジア』(新宿コマ劇場)
- 1980年8 - 9月、『響け!わが歌』 - 新人公演:百地古太夫(本役:麻月鞠緒)/甲山の小ちょん(本役:洋ゆり)『ファンシー・ゲーム』(宝塚大劇場)
- 1980年10 - 11月、『アナトール』(バウホール)
- 1980年12月、『美しき忍びの季節』 - 新人公演:甲山の小ちょん(本役:洋ゆり)『ニュー・ファンシー・ゲーム』(東京宝塚劇場)
- 1981年2 - 3月、『小さな花がひらいた』 - 伝次[注釈 1]、新人公演:大六(本役:新城まゆみ)『ラ・ビ・アン・ローズ』(宝塚大劇場)
- 1981年6月、『暁のロンバルディア』(バウホール) - カルロス
- 1981年8 - 11月、『海鳴りにもののふの詩が』 - 新人公演:野間半兵衛(本役:鯉のぼる)『クレッシェンド!』
- 1982年1 - 2月、『ミル星人パピーの冒険』『魅惑』(宝塚大劇場のみ)
- 1982年2 - 3月、『忘れじの歌』(バウホール)
- 1982年4月、『小さな花がひらいた』 - 伝次[注釈 1]、新人公演:大六(本役:孝まりお)『魅惑』(東京宝塚劇場)
- 1982年6 - 8月、『エーゲ海のブルース』 - ブラン、新人公演:クリスチャン(本役:大浦みずき)『ザ・ストーム』(宝塚大劇場のみ)
- 1982年9 - 10月、『海鳴りにもののふの詩が』『魅惑』(全国ツアー)
- 1982年10 - 11月、『心中・恋の大和路』(バウホール) - 三太
- 1983年1 - 2月、『こぶし咲く春』 - 新人公演:定吉/神尾織部(本役:葉山三千子)『ラブ・コネクション』(宝塚大劇場のみ)
- 1983年4月、『オルフェウスの窓』(東京宝塚劇場) - 新人公演:マリア・バルバラ(本役:洋ゆり)
- 1983年6 - 8月、『オルフェウスの窓』(宝塚大劇場)
- 1983年11月、『アルジェの男』『ザ・ストーム』(東京宝塚劇場のみ)
- 1984年1 - 2月、『祝いまんだら』『プラスワン』(宝塚大劇場)
- 1984年2 - 3月、『ラプソディ・イン・ブルー』(バウホール)
- 1984年4月、『春の踊り-祝いまんだら-』『プラスワン』(東京宝塚劇場)
- 1984年6 - 11月、『我が愛は山の彼方に』『ラブ・エキスプレス』
- 1985年2 - 3月、『哀しみのコルドバ』 - バシリオ『ルミエール』(宝塚大劇場)
- 1985年4 - 5月、『我が愛は山の彼方に』 - エルチ/カサル『ラブ・エキスプレス』(全国ツアー)
- 1985年6月、『哀しみのコルドバ』 - バシリオ『ルミエール』(東京宝塚劇場)
- 1985年8 - 9月、『西海に花散れど』 - 平時忠『ザ・レビューIII』(宝塚大劇場)
- 1985年10 - 11月、『我が愛は山の彼方に』 - エルチ『ラブ・エキスプレス』(全国ツアー)
- 1985年12月、『西海に花散れど』 - 平時忠『ザ・レビューIII』(東京宝塚劇場)
- 1986年2月、『西海に花散れど』 - 平維盛『ザ・レビューIII』(中日劇場)
- 1986年3 - 7月、『レビュー交響楽』 - ニコラ
- 1986年9 - 11月、『華麗なるファンタジア』 - マルティン『ブギ・ウギ・フォーリーズ』(宝塚大劇場のみ)
- 1987年1 - 2月、『紫子』 - 富尾大三郎『ジュビリー・タイム!』(宝塚大劇場)
- 1987年2 - 3月、『蒼いくちづけ』(バウホール) - ヘルシング教授/デイヴ
- 1987年4月、『紫子』 - 富尾大三郎『ジュビリー・タイム!』(東京宝塚劇場)
- 1987年6 - 8月、『別離の肖像』(宝塚大劇場) - リンド
- 1987年9月、『紫子』 - 川寺刑部『ジュビリー・タイム!』(全国ツアー)
- 1987年10月、『蒼いくちづけ』(日本青年館) - ヘルシング教授/デイヴ
- 1987年11月、『別離の肖像』(東京宝塚劇場) - リンド
- 1988年2 - 3月、『炎のボレロ』 - タイロン『Too Hot!』(宝塚大劇場)
- 1988年4 - 5月、『華麗なるファンタジア』『タカラヅカ・フォーリーズ』(全国ツアー)
- 1988年6月、『炎のボレロ』 - タイロン『Too Hot!』(東京宝塚劇場)
- 1988年8 - 9月、『戦争と平和』(宝塚大劇場) - ベーラ
- 1988年10 - 11月、『華麗なるファンタジア』『タカラヅカ・フォーリーズ』(全国ツアー)
- 1988年12月、『戦争と平和』(東京宝塚劇場) - ベーラ
- 1989年2月、『戦争と平和』(中日劇場) - ピエール
- 1989年3 - 5月、『春の踊り』『ディガ・ディガ・ドゥ』 - マーリン・スワン(宝塚大劇場)
- 1989年5 - 6月、『誓いの首飾り』(バウホール) - ポゾロフ公爵
- 1989年7月、『恋の花歌舞伎』『ディガ・ディガ・ドゥ』 - マーリン・スワン(東京宝塚劇場)
- 1989年10月、ニューヨーク公演『TAKARAZUKA』(ラジオシティ・ミュージックホール)
- 1989年11 - 12月、月組・星組『シャンテ・シャンテ・シャンテ』(バウホール)
- 1989年12 - 1990年1月、『シチリアの風』(バウホール) - ジュリアーノ・コンザーレス
- 1990年3 - 4月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(東京宝塚劇場のみ) - アルトワ伯爵
- 1990年5 - 8月、『メイフラワー』 - トーマス・フレッチャー『宝塚レビュー'90』
- 1990年9月、『シチリアの風』(ゆうぽうと簡易保険ホール) - ジュリアーノ・コンザーレス
- 1990年11 - 12月、『アポロンの迷宮』 - ジョルジュ『ジーザス・ディアマンテ』(宝塚大劇場)
- 1991年2月、『誓いの首飾り』(ゆうぽうと簡易保険ホール) - ポゾロフ公爵
- 1991年3月、『アポロンの迷宮』 - ジョルジュ『ジーザス・ディアマンテ』(東京宝塚劇場)
- 1991年5 - 8月、『恋人たちの肖像』 - コッスート男爵『ナルシス・ノアール』
- 1991年9月、『グランサッソの百合』(バウホール) - フェデリコ・ステファーノ
- 1991年11 - 12月、『紫禁城の落日』(宝塚大劇場) - 端恭
- 1992年1 - 2月、『FANTASTIC"N"』(バウホール) - 30sシンガー(男)/コーラス/大富豪
- 1992年3月、『紫禁城の落日』(東京宝塚劇場) - 端恭
- 1992年5 - 8月、『白夜伝説』 - アイザック『ワンナイト・ミラージュ』
- 1992年9 - 10月、『グランサッソの百合』(日本青年館・愛知厚生年金会館) - フェデリコ
- 1993年1 - 4月、『宝寿頌』『PARFUM DE PARIS』 - 紳士
- 1993年6 - 8月、『うたかたの恋』 - フリードリヒ公爵『パパラギ』(宝塚大劇場)
- 1993年9 - 10月、『秋…冬への前奏曲』 - レオ・シュルツ『ワンナイト・ミラージュ』(全国ツアー)
- 1993年11月、『うたかたの恋』 - フリードリヒ公爵『パパラギ』(東京宝塚劇場)
- 1993年12月、『ライト&シャドウ』(ドラマシティ) - マークス
- 1994年2 - 3月、『若き日の唄は忘れじ』 - 牧助左衛門『ジャンプ・オリエント!』(宝塚大劇場)
- 1994年4 - 5月、『うたかたの恋』 - フリードリヒ公爵『パパラギ』(全国ツアー)
- 1994年6月、『若き日の唄は忘れじ』 - 牧助左衛門『ジャンプ・オリエント!』(東京宝塚劇場)
- 1994年8 - 12月、『カサノヴァ・夢のかたみ』 - アルジャンソン伯爵『ラ・カンタータ!』
- 1995年3 - 5月、『国境のない地図』(宝塚大劇場) - 石塚慎吾
- 1995年5 - 6月、『殉情(じゅんじょう)』(バウホール) - 石橋
- 1995年7月、『国境のない地図』(東京宝塚劇場) - 石塚慎吾
- 1995年9 - 11月、『剣と恋と虹と』 - フィリップ『ジュビレーション!』(宝塚大劇場)
- 1996年1 - 2月、『殉情(じゅんじょう)』(日本青年館) - 石橋
- 1996年3月、『剣と恋と虹と』 - フィリップ『ジュビレーション!』(東京宝塚劇場)
- 1996年5 - 6月、『二人だけが悪』 - スチュアート『パッション・ブルー』(宝塚大劇場)
- 1996年6 - 7月、『剣と恋と虹と』 - フィリップ『ジュビレーション!』(全国ツアー)
- 1996年8月、『二人だけが悪』 - スチュアート『パッション・ブルー』(東京宝塚劇場)
- 1996年11 - 12月、『エリザベート』(宝塚大劇場) - グリュンネ伯爵
- 1997年1 - 2月、『武蔵野の露と消ゆとも』(バウホール・日本青年館) - 岩倉具視
- 1997年3月、『エリザベート』(東京宝塚劇場) - グリュンネ伯爵
- 1997年5 - 8月、『誠の群像』 - 高松凌雲/田代彪蔵『魅惑II』
- 1997年9月、『夜明けの天使たち』(日本青年館) - ブラントン
- 1997年11 - 12月、『ダル・レークの恋』(宝塚大劇場) - チャンドラ・クマール
- 1998年1月、『夜明けの天使たち-悲しみの銃弾-』(バウホール) - バリー・ブラントン
- 1998年3月、『ダル・レークの恋』(帝国劇場) - チャンドラ・クマール
- 1998年4 - 5月、『ダル・レークの恋』(全国ツアー) - チャンドラ・クマール
- 1998年6 - 8月、『皇帝』 - アテリウス『ヘミングウェイ・レビュー』(宝塚大劇場)
- 1998年8 - 9月、『イコンの誘惑』(バウホール・日本青年館) - ゲオルギー
- 1998年10 - 11月、『皇帝』 - アテリウス『ヘミングウェイ・レビュー』(1000days劇場)
- 1998年12月、『聖夜物語』(ドラマシティ) - 大天使ガブリエル
- 1999年2 - 6月、『WEST SIDE STORY』 - ドッグ
- 1999年8月、『我が愛は山の彼方に』 - エルチ『グレート・センチュリー』(博多座)
- 1999年10 - 11月、『我が愛は山の彼方に』 - エルチ『グレート・センチュリー』(宝塚大劇場)
- 1999年12月、『エピファニー』(バウホール) - 毛利森太郎
- 2000年1 - 2月、『我が愛は山の彼方に』 - エルチ『グレート・センチュリー』(1000days劇場)
- 2000年3月、『聖者の横顔』(バウホール・日本青年館) - アントニオ
- 2000年5 - 9月、『黄金のファラオ』 - タハルカ『美麗猫(ミラキャット)』
花組時代
専科時代
出演イベント
- 1980年4月、『バウ・シャンソン・コンサートPARTII』
- 1981年4 - 5月、『宝塚グランド・フェスティバル』
- 1986年5 - 8月、峰さを理リサイタル『愛のカンタータ』
- 1986年10月、第29回宝塚ミラーボール『タカラヅカ行進曲』
- 1987年5・8月、峰さを理リサイタル『WHAT'S THE TITLE…!』
- 1988年9月、『レビュー記念日』
- 1989年9月、『レビュー記念日』
- 1994年5月、TMPスペシャル『夢まつり'94』
- 1997年5月、'97TCAスペシャル『ザ・祭典』
- 1999年12月、『レビュー・スペシャル'99』
- 2000年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2000年7・12月、夏美ようサロンコンサート『アスタマーニャ』 主演
- 2003年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2004年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2004年9月、『レビュー記念日』
- 2004年11月、『ベルサイユのばら30』
- 2005年12月、『花の道 夢の道 永遠の道』
- 2007年1月、『清く正しく美しく』
- 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
受賞歴
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
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11 - 20 | |
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21 - 30 | |
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31 - 40 | |
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41 - 50 | |
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51 - 60 | |
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61 - 70 | |
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71 - 80 | |
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81 - 90 | |
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91 - 100 | |
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101 - 110 | |
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公演一覧 |
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1930年代 | |
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1950年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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用語一覧 |
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専用劇場 | |
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定期公演会場 | |
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劇団統括団体 | |
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関連会社 | |
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メディア展開 | |
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関連項目 | |
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歴代主演男役・主演娘役・組長・副組長の'・・'は先代次代関係なし、'-'は先代次代関係あり。◎マークは現在宝塚歌劇団に在籍している演出家。 カテゴリ |