那覇駐屯地(なはちゅうとんち、JGSDF Camp Naha)とは、沖縄県那覇市字鏡水679に所在し、第15旅団司令部等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地である。
概要
那覇空港に隣接(敷地外)しており、第15ヘリコプター隊は航空自衛隊那覇基地の滑走路を使用するため、庁舎および機体を那覇基地内に置いている。また、那覇空港内に自衛隊那覇病院が航空自衛隊から陸上自衛隊に移管されたことに伴い南那覇駐屯地が開設している[1]。最寄りの訓練場は浮原島訓練場、那覇訓練場、沖縄訓練場。駐屯地司令は、第15旅団副旅団長が兼務。隷属する分屯地に白川分屯地・南与座分屯地・八重瀬分屯地・勝連分屯地・知念分屯地がある。
沿革
陸上自衛隊健軍駐屯地那覇分屯地
陸上自衛隊那覇駐屯地
- 1972年(昭和47年)
- 1973年(昭和48年)
- 与座分屯地が開設[4]され、第6高射特科群本部、本部管理中隊、第306高射搬送通信中隊、第107高射直接支援隊が駐屯開始。
- 知念分屯地が開設[4]され、第6高射特科群第325高射中隊が駐屯開始。
- 4月16日:南与座分屯地が開設[4]され、第6高射特科群第326高射中隊が駐屯開始。
- 5月1日:
- コザ分屯地が開設[4]され、第6高射特科群第323高射中隊が駐屯開始。
- 勝連分屯地が開設[4]され、第6高射特科群第324高射中隊が駐屯開始。
- 1974年(昭和49年)4月11日:コザ分屯地が白川分屯地に改称[5]。
- 2006年(平成18年)1月1日:与座分屯地が八重瀬分屯地に改称。
- 2010年(平成22年)3月26日:第1混成団を第15旅団に改編。
- 第51普通科連隊、第15後方支援隊、第15偵察隊、第15通信隊、第15施設中隊を新編。
- 第101飛行隊を第15飛行隊に改編。
- 那覇駐屯地業務隊、第322基地通信中隊、第103輸送業務隊を新編。
- 第15施設中隊を第15施設隊に改編[6]。
- 第301電子戦中隊第2電子戦小隊を那覇駐屯地に配置[7]。
駐屯部隊
西部方面隊隷下部隊
陸上総隊隷下部隊
防衛大臣直轄部隊
最寄の幹線交通
重要施設
備考
- 駐屯地の占める土地のうち国有地はおよそ2/5に過ぎず、残りの部分は私有地を借用している状態である。このため、年間7億円を超える金額が賃借料として地主に支払われている。
- 2006年10月に米軍から返還された嘉手納弾薬庫地区の東恩納弾薬庫跡地の沖縄訓練場に2008年12月、屋内射撃場が完成した。これにより、小銃射撃訓練等のための転地訓練が不要となった。[要出典]
- 沖縄県内に10式戦車は配備されていないが、駐屯地で行われる陸自祭に持ち込み、展示する準備が進められていたことがある。ただし、中央レベルでは展示には住民感情への配慮が必要とされ、2019年現在実現していない[9]。
脚注
関連項目
外部リンク
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那覇駐屯地に関連するカテゴリがあります。
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