IPadOS 18
iPadOS 18はAppleが開発している5番目のiPadOSである。2024年6月11日(日本時間)から開催されたWWDC2024の基調講演で発表され[2]、同日(日本時間)より開発者向けベータ版として配布されている[3]。パブリックベータテストは、2024年7月から開始された。2024年9月16日(日本時間17日)に正式リリースされた[4]。 新機能・変更点Apple Intelligence→「Apple Intelligence」も参照
Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)が、プライバシー保護に配慮し、パーソナルコンテキストを理解する、独自開発した生成モデルを据えるパーソナルインテリジェンスシステム(人工知能プラットフォーム)として、iOS 18.1、iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1での全面採用と応用した多数の機能が発表された[注釈 1][2][5][6][7]。 2024年10月28日からiPadOS 18.1にて米国英語での配信が始まり、多言語対応は2025年中となる予定[注釈 1][2][6]。 対応機種は、M1以降搭載のiPad Pro/iPad Air、A17 Pro搭載のiPad mini[6]。 Siri新しいSiriから、Apple Intelligence以外に、外部のChatGPT-4oをOpenAIのアカウントや契約無しで利用することも可能となる。 ホーム画面とロック画面ホーム画面ホーム画面のアプリが画面上の自由な位置に配置する事が可能となった。また、アプリアイコンがダークモードによって専用の色彩に変更されるオプションも追加された[2][3]。 ロック画面ロック画面の下に表示されるアイコンの変更と用途が変更可能になった[2][3]。 アプリのロック全てのアプリでFace IDあるいはTouch IDでのロック機能に対応したほか、他の人に見られたくないアプリを隠す機能などが搭載された[2][3]。 コントロールセンター新しくデザインされたコントロールセンター。これまでよりもさらに自由にカスタマイズ可能になり、今までのコントロールセンターの画面に加え、ミュージック、ホーム、通信用の画面が追加された[2][3]。 写真写真アプリが一新され、新しい表示方法に変更された。Apple Intelligenceを活用し、自動でアルバムを生成したり、音楽と共にスライドショーを作成する機能の機能向上とより一層複雑な検索キーワードに対応した検索機能や、意図しない写り込みを除去してくれる機能などが搭載された[注釈 1][2][3]。 メール一新されたデザインに変更され、「重要」「支払い」「プロモーション」などに自動で振り分ける機能が追加される予定である[注釈 2]。また、Apple Intelligenceを使用できるようになるため、メールの返信内容を校閲してくれたり自動で返信内容の提案や文体の変更を行なってくれる[注釈 1][2][3]。 メッセージ新しいテキストスタイル(太文字、イタリック、下線など)に対応。リアクション機能も強化され、より多くのリアクションの選択肢が追加された。さらに、「あとで送る」機能やRCSに対応した[2][3]。 計算機初の計算機アプリ搭載。通貨や単位の変換や画面での関数計算に対応し、「計算メモ」と呼ばれるメモに手書き、もしくは打ち込みで計算式を書くと自動的に計算したりグラフを表示する機能が搭載された[2][3]。 SafariSafariに関連項目について自動的に検索し表示してくれる機能やApple Intelligenceを活用した要約機能が追加される[注釈 1][2][3]。 メモメモアプリで音声から自動で文章を書き出す機能やメモに手書き、もしくは打ち込みで計算式を書くと自動的に計算したりグラフを表示する機能が搭載された[2][3]。その他、ハイライトの色や折りたたみ式の書式が追加された。 パスワードこれまでのiCloudキーチェーンが独立したアプリとなる。このアプリはiPhone、iPad、Mac、Apple Vision Pro、Windowsに対応している[2][3]。 ゲームモードmacOS Sonomaで追加されたゲームモードと同様の機能に対応した。これにより、ゲーム時のゲームアプリ以外の動作を極力控えることでゲームパフォーマンスを向上させる[2][3][9]。 マップ高度が表示に対応し、ハイキングコースをカスタマイズする事が可能になった[2][3]。 ウォレットウォレットに追加したパスに会場の案内やマップ、当日の天気などが表示できる機能が追加された[2][3]。 カレンダー新しくなったデザインにより見やすさが向上したほか、リマインダーとの機能連携が可能になった[2][3]。 プライバシーとセキュリティーアプリに共有する連絡先が、今までは全てを共有するかしないかの二択だったが、自由に共有する連絡先をユーザー自身が選択する機能が追加された[2][3]。 アクセシビリティアイトラッキングによって目線での操作に対応。その他、音楽のリズムと共に振動する「Apple Musicカタログ」機能が追加された[2][3]。 廃止機能iOS 8で登場したサードパーティー製の旧式のウィジェットが廃止され使用できなくなった(iPadOS 14以降に対応のウィジェットについての変更はない)。 バージョン凡例: 過去のバージョン 最新のバージョン 最新のベータバージョン
(注:全て日本時間) 対応機種以下は、iPadOS 18に対応している端末の一覧である。iPadOS 17まで対応していたiPad (第6世代)/12.9インチiPad Pro (第2世代)/10.5インチiPad Proがサポート対象外となった。[3]。 関連項目脚注注釈出典
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