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那古野

那古野
那古野交差点 (2022年(令和4年)10月)
那古野交差点
(2022年(令和4年)10月)
那古野の位置(愛知県内)
那古野
那古野
那古野の位置
那古野の位置(名古屋市内)
那古野
那古野
那古野 (名古屋市)
北緯35度10分31.31秒 東経136度53分30.32秒 / 北緯35.1753639度 東経136.8917556度 / 35.1753639; 136.8917556
日本の旗 日本
都道府県 愛知県の旗 愛知県
市町村 名古屋市
中村区
西区
人口
(2019年(平成31年)2月1日現在)[WEB 1]
 • 合計 3,026人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
450-0001(中村区)[WEB 2]
451-0042(西区)[WEB 3]
市外局番 052 (名古屋MA)[WEB 4]
ナンバープレート 名古屋

那古野(なごの)は、愛知県名古屋市中村区および西区にある町名、または円頓寺商店街及び名古屋市営地下鉄桜通線国際センター駅を中心として広がる繁華街をいう。現行行政地名は那古野一丁目および二丁目。住居表示実施区域。

概要

名古屋市西区の南東端、中村区の北東端に位置する。

町丁としての「那古野」は、西区那古野一丁目、中村区那古野一丁目、西区那古野二丁目が存在する。これらは後述の通り1977年(昭和52年)・1978年(昭和53年)・1981年(昭和56年)の3回にわたる住居表示実施により、西区志摩町上畠町沢井町橋詰町替地町の全域と西区那古野町・大船町五条町塩町隅田町菊井通千歳町明道町裏塩町新道町の各一部地域、中村区小鳥町・大船町の各一部地域から成立した[1]。町丁名の由来となった那古野町の一部町域は、隣接する西区名駅二丁目・三丁目に組み入れられている[1]

かつて愛知県愛知郡に存在した那古野村(なごやむら)が、1898年(明治31年)8月22日に名古屋市(なごやし)に編入され、1902年(明治35年)に那古野町(なごのちょう)となった[WEB 5]

名古屋駅からみて北東方向、徒歩圏にあり近い割には比較的静かな街である。名古屋でも屈指の下町であり、食堂、古い民家などが多い。特に堀川沿岸の四間道は1986年(昭和61年)に名古屋市の街並み保存地区に指定され[WEB 6]伊藤家住宅などの歴史的な建造物が残されている。

かつては名古屋市営バス那古野営業所が置かれていたが[注釈 1]、名古屋市交通局旧那古野営業所用地活用事業として再開発され、2009年に名古屋プライムセントラルプロジェクトのオフィス棟「名古屋プライムセントラルタワー」とレジデンス棟「ブリリアタワー名古屋グランスイート」が完成した。

世帯数と人口

2019年(平成31年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 1]

丁目 世帯数 人口
中村区 那古野一丁目 223世帯 306人
中村区 計 223世帯 306人
西区 那古野一丁目 874世帯 1,393人
那古野二丁目 756世帯 1,327人
西区 計 1,630世帯 2,720人
1,853世帯 3,026人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移

1995年(平成7年)3,253人(西:2,984人・中村:269人[WEB 7]
西区中村区
2000年(平成12年)3,422人(西:3,113人・中村:309人[WEB 8]
  
2005年(平成17年)3,312人(西:2,992人・中村:320人[WEB 9]
  
2010年(平成22年)3,458人(西:3,020人・中村:438人[WEB 10]
  
2015年(平成27年)3,436人(西:3,097人・中村:339人[WEB 11]
  

学区

市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 12]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 13]

丁目 番・番地等 小学校 中学校 高等学校
中村区 那古野一丁目 全域 名古屋市立笹島小学校 名古屋市立笹島中学校 尾張学区
西区 那古野一丁目 全域 名古屋市立なごや小学校 名古屋市立菊井中学校
那古野二丁目 全域

歴史

町名の由来

「那古野」は名古屋の古名の1つであるが、確証のある説はない。『なごやの町名』においては、「浪越」(なみこし)からナゴヤに変化した説や、「饒屋」(にぎや)と呼んでいたのがナゴヤに変化した説が挙げられている[1]。また、駿河今川氏が尾張東部を領有していた時期の前線基地が那古野城であり、当地は今川氏の庶流で、室町幕府奉公衆もつとめた家格の那古野氏が支配し、尾張守護として斯波氏が任官された後もそのまま残留していた。このため地名として残ったとする説もある。

沿革

那古野町

那古野

  • 1977年(昭和52年)10月23日 - 以下の通り、西区那古野一~二丁目および中村区那古野一丁目が成立[2][3]
    • 西区那古野一丁目 - 西区沢井町の全域および大船町替地町の各一部
    • 西区那古野二丁目 - 西区志摩町・那古野町・替地町の各一部
    • 中村区那古野一丁目 - 中村区小鳥町・大船町の各一部
  • 1978年(昭和53年)10月15日 - 以下の通り、西区那古野一~二丁目の町域を拡張[2]
  • 1981年(昭和56年)8月23日 - 西区裏塩町・五条町・塩町・隅田町の各一部を同区那古野一丁目へ、西区上畠町の全域および明道町・菊井通・新道町・隅田町・千歳町の各一部を同区那古野二丁目へ編入[2]

施設

那古野一丁目

地図
About OpenStreetMaps
Maps: terms of use
300 m
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
略地図
1
カノークス本社(西区)
2
ダイコク電機本社(中村区)
3
四間道
4
伊藤家住宅(西区、県指定文化財)
5
名古屋国際センター(中村区)
6
圓頓寺(西区)
7
浅間神社
8
専修寺名古屋別院
9
慶栄寺
10
金刀比羅神社

那古野二丁目

地図
About OpenStreetMaps
Maps: terms of use
300 m
4
3
2
1
略地図
1
名古屋市立なごや小学校東校舎
2
名古屋ビューティーアート専門学校
3
名古屋市立第三幼稚園
4
名古屋市特別消防隊第二方面隊
  • 名古屋ビューティーアート専門学校(西区)
  • 名古屋市立第三幼稚園(西区)
  • 名古屋市特別消防隊第二方面隊(西区)
  • なごのキャンパス(西区)

交通

鉄道

バス

道路

その他

日本郵便

  • 集配担当する郵便局は以下の通りである[WEB 14]
町丁 郵便番号 郵便局
中村区 那古野 450-0001[WEB 2] 名古屋西郵便局
西区 那古野 451-0042[WEB 3]

脚注

注釈

  1. ^ 那古野営業所は、厳密には西区名駅二丁目に存在した。

出典

WEB

  1. ^ a b 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年2月20日). 2019年2月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  5. ^ 愛知芸術文化センター愛知県図書館 (2008年10月15日). “名古屋の地名「那古野」の由来について知りたい。”. レファレンス協同データベース. 2014年11月13日閲覧。
  6. ^ “町並み保存地区” (日本語). 名古屋市住宅都市局まちづくり企画部歴史まちづくり推進室. (2013年3月4日). http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/11-2-12-4-0-0-0-0-0-0.html 2013年8月17日閲覧。 
  7. ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  8. ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  9. ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  10. ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  11. ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  12. ^ 市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
  13. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
  14. ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年02月10日閲覧 (PDF)

書籍

参考文献

  • 名古屋市計画局 著、水野時二・林薫一・岩崎公弥監修 編『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。 

関連項目

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