ダイヤモンドシティ
株式会社ダイヤモンドシティ(DIAMOND CITY Co., Ltd.)は、かつて存在した、ショッピングセンターの開発を主な事業とするデベロッパー企業で、東京都渋谷区に本社を置いていた。2007年8月21日にイオンモール株式会社に吸収合併された。コーポレートメッセージは、「「愛するまち」を、あなたとつくる。」。 以下、合併直前までについて説明する。 概要元々はイオン(旧:ジャスコ株式会社)と三菱商事の共同出資で設立された会社だったが[1]、2006年5月2日にイオンによる株式公開買付け(TOB)(三菱商事も応募)が成立後は、イオンの連結子会社となっている。その結果、三菱商事はイオン及びイオンモールとは「提携関係」となり、さらに、持株会社のイオンへ出資し、その筆頭株主となっている。社名は「三菱」=「スリーダイヤモンド」が由来である[1]。 沿革
ショッピングセンターの形態ジャスコを核テナントとするショッピングセンターを軸に運営。都市近郊型ショッピングセンターに強みを持つ。 1972年に近鉄百貨店と組んで奈良ファミリーを開設するなど初期から特に大型スーパーマーケットと百貨店の2つの核テナントを持つショッピングセンターの開発に力を入れてきたが、京都ファミリーから近鉄百貨店西京都店が撤退、三越武蔵村山店・名取店は売上げ未達成、熊本の鶴屋百貨店や福岡やmozoワンダーシティでは百貨店招致そのものに失敗するなどそのタイプでの成功例は少ない。 1990年代以後に開業したショッピングセンターでは、所在地とは直接関係ない特色のある名称を付けてきた(ワンダーシティ・バリュー・キャラなど)。それらはイオンモールに改称後も引き継がれていたが、2011年にショッピングセンター名の変更に伴いダイヤモンドシティ時代から続いた名称は除外する。 因みに2000年代前半に開業したショッピングセンターでは、施設毎に独自のキャッチコピーやイメージソングなどが存在する(ダイヤモンドシティ・アルルなど)。 ショッピングセンターを建設すると人が集まる上に消費が伸び、周囲の地価も上がる為、税収増や街の活性化の為に誘致されるケースもある。他方で周辺市町村や商店街からは街の衰退が起こるとして反対されるケースが多い。例えば山梨県中巨摩郡昭和町への建設計画では昭和町が誘致し、甲府市など周辺自治体や甲府商店街連盟が反対を表明し、横内正明山梨県知事(当時)は建設計画の見直しを訴えていた。その結果、イオンモールになった後の2007年11月に規模縮小の上での着手に合意し、イオンモールへ転換後の2011年3月にイオンモール甲府昭和として開業した。 主なショッピングセンター以下にあげる写真の名称は何れもダイヤモンドシティ時代のもので、現在は名称が変更(基本的に「イオンモール○○(○にはモール所在地の地域名が入る。詳細は下述)」)されている。
店舗イオンモールに合併した後も営業を継続したショッピングセンターの多くは、2007年9月22日に名称が変更されている。 現存
吸収合併後に開業
かつて存在・運営受託“※”は運営受託の店舗。
関連会社
テレビ番組
脚注出典
参考文献
外部リンク |