共犯者 (松本清張)
『共犯者』(きょうはんしゃ)は、松本清張の短編小説。『週刊読売』1956年11月18日号に掲載、1957年2月に『森鷗外・松本清張集』(文芸評論社・文芸推理小説選集1)収録の一編として刊行された[1]。 1958年に大映で映画化、また6度テレビドラマ化されている。 あらすじ内堀彦介は15年間、食器具の外交員として全国を回る貧乏な生活を送っていたが、今では膨大な財産を持っている。その資金は実は、年下の漆器販売外交員・町田武治と組んで銀行強盗を働き、奪ったものであった。二度と会わない、連絡を取らないと町田と約束し合って別れたものの、内堀はかつての共犯者から脅迫されるのではないかという疑念に苛まれる。穿鑿を始めた内堀だったが、敵は思わぬ場所から出現した……。 映画
他
テレビドラマ
1960年版1960年1月2日、フジテレビ系列の「スリラー劇場」枠(22:00-22:30)にて放映。
1962年版1962年4月26日と4月27日、NHKの「松本清張シリーズ・黒の組曲」枠(22:15-22:45)にて放映。
1964年版1964年6月24日、日本テレビ系列でプロ野球中継の雨傘番組として編成された『トヨタ水曜サスペンス』(水曜20:00 - 20:56。トヨタ自動車一社提供)内で放映。
1983年版
「松本清張の共犯者」。1983年3月5日、TBS系列の「ザ・サスペンス」枠(21:02-22:53)にて放映。視聴率16.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[2]。DVD化されている(DVDタイトルは「松本清張サスペンス・共犯者」)。
2006年版
「松本清張スペシャル 共犯者」。2006年5月9日、日本テレビ系列の「DRAMA COMPLEX」枠(21:30-23:24)にて放映。主人公・共犯者ともに女性の設定。DVD化されている。
2015年版
「松本清張特別企画「共犯者」」。2015年9月30日(21:00-23:03)、テレビ東京系列のスペシャルドラマとして放映。
脚注・出典外部リンク
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