Share to:

 

トヨタ・レジアス

トヨタ・ハイエースレジアス/レジアス
RCH4#W/RCH42V/
KCH4#G/KCH4#W/LXH4#V型
ハイエースレジアス
ハイエースレジアス ウインドツアラー
レジアス フロント
概要
別名 トヨタ・ツーリングハイエース
トヨタ・グランビア(初代)
トヨタ・グランドハイエース
販売期間 1997年 - 1999年(ハイエースレジアス)
1999年 - 2002年(レジアス)
ボディ
乗車定員 7/8人
ボディタイプ 4/5ドアミニバン
駆動方式 後輪駆動/四輪駆動
パワートレイン
エンジン 2.7L 直4 DOHC 3RZ-FE型
3.0L 直4 OHCターボディーゼル 1KZ-TE型
2.0L 直4 OHC 1RZ-E型
3.0L 直4 OHC 5L型
最高出力 3RZ-FE型
107kW(145PS)/4,800rpm
1KZ-TE型
96kW(130PS)/3,600rpm[1]
103kW(140PS)/3,600rpm[2]
1RZ-E型
81kW(110PS)/5,200rpm[3]
5L型
67kW(91PS)/4,000rpm[3]
最大トルク 3RZ-FE型
228N·m(23.2kgf·m)/3,600rpm
1KZ-TE型
289N·m(29.5kgf·m)
/2,000rpm[1]
343N·m(35.0kgf·m)
/2,000rpm[2]
1RZ-E型
167N·m(17.0kgf·m)
/2,600rpm[3]
5L型
191N·m(19.5kgf·m)
/2,400rpm[3]
変速機 4速AT
サスペンション
ダブルウィッシュボーン式
セミトレーリングアーム式
車両寸法
ホイールベース 2,985mm
全長 4,695mm[1][3]
4,750mm[2]
4,795mm[4]
全幅 1,695mm/1,710mm[4]
全高 1,965mm(FR車)
1,995mm(4WD車)
2,025mm(ハイエースレジアスウインドツアラー FR車)
2,055mm(ハイエースレジアスウインドツアラー 4WD車)
車両重量 1,780-2,120kg
その他
最小回転半径 5.5-6.3m
新車登録台数の累計 10万2123台[5]
系譜
後継 トヨタ・ツーリングハイエース
(トヨペット店のみ)

トヨタ・エスクァイア
※登場まで約14年の空白期間あり
テンプレートを表示

レジアスREGIUS)は、トヨタ自動車が製造・販売していた、ハイエースをベースとするワンボックス型ミニバンである。1995年に発売されたグランビアを基本に全長・全幅を詰めた(いわゆるナローボディ化)実質的な姉妹車である。

ハイエースレジアス

  • 1997年4月8日にハイエース レジアスHIACE REGIUS)として登場した。5ナンバーサイズでグランビアよりも車体が一回り小さく、ディーゼル車は一部モデルを除き5ナンバー登録である。また、商用モデルは「ハイエースレジアスバン」という車名で同年6月に販売が開始された。
型式一覧
ワゴン バン 備考
駆動方式 2WD 4WD 2WD 4WD
ガソリン E-RCH41W E-RCH47W E-RCH42V -
ディーゼル KD-KCH40G KD-KCH46G KG-LXH43V KG-LXH49V
KD-KCH40W KD-KCH46W - - ウィンドツアラー

ワゴンの大きな特徴として、メーカーオプションでフロントシート以外の全シートを脱着式に変更でき、ユーザーが自由に外して商用車並みの荷室容積を作る事が出来た。また内装の質感はグランビアより勝る点が多く(同年のマイナーチェンジでグランビアも内装を中心に手が入れられた)、最上級グレードのG EXパッケージにはグランビアより高額なプライスタグ(グランビア2.7 2WDツインムーンルーフ 発売当初338万7,000円→1998年6月323万2,000円、ハイエースレジアス380万8,000円)が付けられた。これは、それまでのトヨタの最上級1BOXとして君臨したハイエースの実質的な後継車という役割も担っていたためである(実際にはハイエースワゴンも併売された)。テレビCMには宇崎竜童が出演した。また、スポーティーグレードの「ウインドツアラー」も設定された。ややおとなしい外観の標準グレードに比べ、メッシュグリルやエアロパーツで精悍さを演出し、内装も標準グレードと差別化されていた。

  • 1997年8月28日 - 特別仕様車として、車体色に「スーパーホワイトII」を採用した「ウインドツアラー ホワイトバージョン」を設定する。
  • 1998年5月11日 - 一部改良。レジアスGに2.7L 4WD車を追加するとともに、デュアルスライドドアを新たに設定。また、レジアスにオートエアコン、リアスポイラー、スライドドアイージークローザーなどを標準装備した。この時、メーカーオプションのマルチAVステーションを選択した場合は装着位置がセンタークラスタ上部となる。なお、この頃からテレビCMには東幹久が出演。

レジアス

  • 1999年(平成11年)
    • 8月3日 - グランビアと共にハイエースレジアスはワゴンのマイナーチェンジを行い、バンも一部改良を受ける。
    ビスタ店(現・ネッツ店沖縄県は沖縄トヨペットの扱い)とトヨペット店の併売からビスタ店の専売とするとともに、車名の「ハイエース」が取れて『レジアス』(「レジアスワゴン」「レジアスバン」)となり、レジアスワゴンのスポーティーグレードである「ウインドツアラー」については、トヨペット店でも『ツーリングハイエース』として販売することになる。
    このマイナーチェンジでは、当時、Lクラスミニバンの中で好調な販売を維持していた日産・エルグランドを意識した意匠を取り入れ、フロントグリルが大型化され押し出しの強いものとなり、ヘッドランプリアコンビランプの形状変更が行なわれた。バンパー形状も変更され、全幅を除いて全車3ナンバーサイズとなる。また、2.7 Lガソリンエンジンへの電子制御ATの採用、3.0 Lディーゼルターボ車はインタークーラーの装着により出力が向上した。G・G EXパッケージのデュアルスライドドア車は7人乗り、4ドア車は8人乗りのみとなり、内装はステアリングホイールの形状変更(形状はグランビアと同様)、ナビゲーション(ワイドマルチAVステーション)がDVD方式となり、オーディオ位置が全車センタークラスタ上部(レジアスバンを除く)とするなど変更点は多い。
    • 10月5日 - トヨタモデリスタインターナショナルは、豪華装備を加えたモデリスタバージョンとして「ハイルーフラウンジ」を発表した。ベース車より175 mm嵩上げされたハイルーフを採用して室内空間を充実させたほか、ウッドパネルや上質な室内照明などを採用しているA仕様とハイルーフ架装のみのB仕様がある。メーカーオプションとして本革シートと木目調パネル、販売店オプションとして225/50R17タイヤ(ブリヂストン・G'GRID)&アルミホイール(3種類から選択)、TRD製ローダウンサスペンションキット(2000年1月発売)を用意する。
    • 12月24日 - VCパッケージをベースとした特別仕様車「V プレジャーサルーン」を発売した。専用ストライプ、熱線反射濃色グリーンガラス(リアサイド・リアクウォーター・バックドア)、前席センターテーブル、ワイヤレスドアロックリモートコントロールなどを採用し装備を充実。
  • 2000年(平成12年)
    特別仕様車「V プレミアムエディション」を追加する。VLパッケージをベースにウインドシールドブロンズガラス(トップシェード付)、フロントサイドドアブロンズガラス、熱線反射濃色ブロンズガラス(リアサイド・リアクウォーター・バックドア)、特別外装色(メーカーオプション)、専用ストライプ、専用シート表皮&トリム表皮、本革&木目調ステアリングホイール、コンライト(オートライト機能)などを特別装備した。
    • 12月1日 - 「ウェルキャブ」シリーズを一部改良した。サイドリフトアップシート車に、シートの回転から昇降までの動作を全自動で行うタイプを新設定した。また、車いす仕様車は車いす固定装置を改良した。
  • 2002年(平成14年)
    • 3月末 - 姉妹車種のツーリングハイエースと共に生産終了。以降、在庫分のみの販売となる。
    • 5月21日 - 姉妹車種のツーリングハイエースと共に販売終了した。

エンジン

搭載エンジンは直列4気筒のみで、ワゴンのガソリンは2.7L 直列4気筒 DOHC3RZ-FE型ディーゼルは3.0L OHC ターボ付きの1KZ-TE型であり、発売当初のグランビアと共通である。バンは、ガソリンが2.0Lの1RZ型、ディーゼルが3.0Lの5L型である。搭載位置もグランビアと同様、フロントエンジンの形をとる。

車名の由来

車名の「レジアス」はラテン語で「華麗な」、「すばらしい」という意味であり、スタイリッシュなボディと、華麗な走りをイメージして名づけられた。なお、レジアスの名称はハイエースの姉妹車で同じくトヨタビスタ店専売車種であったレジアスエースとして2020年まで残されていた。

脚注

  1. ^ a b c ハイエースレジアスの値。
  2. ^ a b c レジアスの値。
  3. ^ a b c d e ハイエースレジアスバン・レジアスバンの値。
  4. ^ a b ウインドツアラーの値。
  5. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第77号19ページより。

関連項目

外部リンク

Kembali kehalaman sebelumnya