澤田 瞳子(さわだ とうこ、1977年9月14日[1] - )は、日本の小説家、歴史小説作家。2021年に『星落ちて、なお』で第165回直木三十五賞を受賞。
京都府京都市生まれ[2][3]で、
同志社大学客員教授[4][5]も務めている。母は作家の澤田ふじ子。
略歴
同志社女子中学校・高等学校[6]、同志社大学文学部文化史学専攻卒業。同志社大学大学院文学研究科博士前期課程修了[7]。
専門は奈良仏教史、正倉院文書の研究[3]。大学時代は能楽部に所属していた[8]。
2004年より時代小説のアンソロジー編纂などを行った後、2010年に『孤鷹の天』で小説家デビュー[9]。
受賞歴
太字は受賞
作品リスト
小説
シリーズ作品
- 京都鷹ケ峰御薬園日録
-
- ふたり女房(2013年 徳間書店)/徳間文庫、2016年。
- 師走の扶持(2015年 徳間書店)/徳間文庫、2018年。
- 大宰府の詩
-
単著
エッセイ
編纂
- 大江戸猫三昧 時代小説傑作選(2004年11月 徳間文庫)
- 犬道楽江戸草紙 時代小説傑作選(2005年8月 徳間文庫)
- 酔うて候 時代小説傑作選(2006年10月 徳間文庫)
出演
舞台
脚注
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.452
- ^ “一束の史料から歴史掘り起こし 作家 澤田瞳子さん”. 朝日新聞 関西スクエア. 2017年11月23日閲覧。
- ^ a b ノミネート作家 全員女性は初:第161回直木三十五賞候補に6作 - ほんのひきだし、2019年6月17日
- ^ "公開シンポジウム「同志社草創期はどのような時代であったのか新島襄の挑戦」開催について."同志社大学公式サイト「NEWS」2024年5月9日更新. 2024年7月10日閲覧。
- ^ "連載:澤田瞳子「美装のNippon」第11回(著者紹介)."『和樂』web(2024年7月3日). 2024年7月10日閲覧。
- ^ “澤田瞳子さん来校”. 同志社女子中学校・高等学校 (2017年10月31日). 2021年1月2日閲覧。
- ^ “読売新聞の連載小説 澤田瞳子著「落花」を10人に | よみぽランド”. yomipo.yomiuri.co.jp (2022年1月20日). 2022年2月11日閲覧。
- ^ 「オール讀物」編集部. “直木賞候補作家インタビュー「能を史料に紡いだ春夏秋冬の物語」──澤田瞳子 第163回直木賞候補作『能楽ものがたり 稚児桜』 | 「オール讀物」編集部 | インタビュー・対談”. 本の話. 2022年2月17日閲覧。
- ^ a b c 『小説すばる』2017年8月号. 集英社. pp. 145.
- ^ “若冲は生涯独身じゃなかった? 作家・澤田瞳子の大胆な仮説”. AERA dot.. 朝日新聞出版 (2015年10月20日). 2017年11月23日閲覧。
- ^ “直木賞候補には映画監督の西川美和氏ら 馳氏は6回目ノミネート”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2015年6月19日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/06/19/kiji/K20150619010566060.html 2015年6月19日閲覧。
- ^ “第9回親鸞賞決定のお知らせ”. 東本願寺 東山浄苑. 2020年11月13日閲覧。
- ^ “澤田瞳子著『火定』が 第158回直木賞候補にノミネートされました”. PHP研究所. 2020年11月13日閲覧。
- ^ “澤田瞳子著『火定』が第39回吉川英治文学新人賞候補にノミネートされました”. PHP研究所. 2020年11月13日閲覧。
- ^ “第32回「三島由紀夫賞」「山本周五郎賞」候補作品発表”. 新潮社. 2020年11月13日閲覧。
- ^ “史上初、候補は全員女性 第161回直木賞”. 産経ニュース (産経デジタル). (2019年6月17日). https://www.sankei.com/article/20190617-44O4IVREONJX3DU2J4QOZJMEPI/ 2020年11月13日閲覧。
- ^ “『能楽ものがたり 稚児桜』が第163回 直木賞候補にノミネートされました。”. 淡交社. 2020年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月14日閲覧。
- ^ “第14回舟橋聖一文学賞、澤田瞳子さん「駆け入りの寺」”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2021年1月17日). https://www.asahi.com/articles/ASP1J6W4PP1DPTJB00B.html 2021年7月14日閲覧。
- ^ “第165回「芥川賞」に石沢麻依氏と李琴峰氏 「直木賞」に佐藤究氏と澤田瞳子氏”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年7月14日). https://www.oricon.co.jp/news/2200115/full/ 2021年7月14日閲覧。
- ^ “作家16名が学生服に身を包む、なにげに文士劇「放課後」ビジュアル&配役発表”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月2日). 2024年8月4日閲覧。
関連項目
外部リンク
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- 第11回 堤千代『小指』他/河内仙介『軍事郵便』
- 第12回 村上元三『上総風土記』他
- 第13回 木村荘十『雲南守備兵』
- 第14回 該当作品なし
- 第15回 該当作品なし
- 第16回 田岡典夫『強情いちご』他/神崎武雄『寛容』他
- 第17回 山本周五郎『日本婦道記』(受賞辞退)
- 第18回 森荘已池『山畠』『蛾と笹舟』
- 第19回 岡田誠三『ニューギニヤ山岳戦』
- 第20回 該当作品なし
- 第21回 富田常雄『面』『刺青』他
- 第22回 山田克郎『海の廃園』
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