関菜々巳
関 菜々巳(せき ななみ[2]、1999年6月12日 - )は、日本の女子バレーボール選手である。 来歴千葉県船橋市出身。2人姉妹の次女。小学2年生のとき、姉の影響を受け自身もバレーボールを始めた[1][3]。 高校入学まで千葉県船橋市立法典西小学校では塚田JSCに所属。関東大会にも出場し、小学校6年生はセンターのアタッカーかつキャプテンとしてチームを引っ張った[3]。 船橋市立行田中学校では2年生よりセッターとして出場するように。ツーセッターだった3年生のとき、千葉県立柏井高等学校が3位入賞した春の高校バレーを会場で観戦した際、当時高校2年生だった中元南、工藤嶺ら両エースにトスを上げてみたいと憧れ、同学への進学を決める[4]。 千葉県立柏井高等学校 時代入学当初はアタッカーだったが、その後セッターに転向。当時の監督から「ミドルが決まらないと試合に勝てない」と言われ。ミドル中心のトスワークを志向するようになる[3]。 2016年7月の第18回アジアジュニア女子選手権大会(U-19)の代表メンバーに選出された他[5]、2017年2月の第14回 2017全日本ジュニアオールスタードリームマッチの「チームMAX」のキャプテンとして選出されるなど[6][7][8]、活躍を見せ始める。 また3年生時にはキャプテンとしてチームを率い第70回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春の高校バレー2018)に出場、大会前から注目選手として紹介された[9]。1回戦の三重高等学校にストレートの勝利を収め、2回戦の郡山女子大学附属高等学校にも勝利するも、高校総体準々決勝でも敗戦を喫していた大分の名門・東九州龍谷高等学校にリベンジは叶わず、今大会をベスト16で終えた[4][9]。 東レアローズ 時代2017年11月30日、東レアローズへの入団内定が発表された[10][11]。同期入団は一人で最初は不安だったが、小川をはじめとした先輩が優しく、すぐに馴染むことができたという[3]。 2017-18シーズンは出場はなかったものの、2018-19シーズンは2018年11月3日の開幕戦・久光製薬スプリングス戦にスタメンで出場。シーズンを通して正セッターとして活躍し、チームを準優勝に導く。その功績が評価され、最優秀新人賞・ベスト6を受賞し[12]、2019年4月には初の代表入りを果たす[13]。2019年5月のモントルーバレーマスターズでは全5試合中4試合にスターティングメンバーとして出場、ベストセッター賞に輝くなどの活躍を見せ日本代表チームの2位入賞に大きく貢献する[14]。 2019-20シーズンも正セッターとして全24試合に出場するもチームはセミファイナル進出を逃し、6位に終わったものの、2020-21シーズンでは全試合出場でチームのレギュラーラウンド21戦全勝での優勝に貢献。ファイナルでJTマーヴェラスに敗れ準優勝に終わったものの[15]、2シーズンぶりにベスト6に輝く[16][17]。 一方日本代表としては2021年度もメンバー入りを果たすが、5月に行われたネーションズリーグでは正セッターに籾井あきが起用されたこともあり、出場は2枚替えを含む途中出場にとどまり2020年東京オリンピック出場メンバーから落選する[18][19][20][21]。 2021-22シーズンはファイナル3で久光スプリングスに敗れ3位に終わるも、日本代表には4年連続で選出され[22]、2022年の世界選手権では正セッターとして全試合にスタメン出場。チームを5位に導いた[23]。 2024年2月20日、東レの公式サイトにて海外リーグ挑戦のため同月29日付で退団することが発表された[24]。 2024年6月19日、イタリアセリエA1のイモコ・コネリアーノ入団が発表された[25]。 人物・エピソード
所属チーム
球歴ジュニア代表
日本代表(2019年-)
受賞歴
個人成績
脚注
外部リンク |