IPhone 14
iPhone 14/ iPhone 14 Plus(アイフォーン フォーティーン / アイフォーン フォーティーン プラス)は、Appleが開発・販売しているスマートフォンで、iPhone 13とiPhone 13 miniに続く、第16世代のiPhoneである。 概要2022年9月8日午前2時(日本時間)に開催されたApple Special Eventで発表された。 予約注文は、2022年9月9日21時(日本時間)から開始された。Apple Storeをはじめとして、 NTTドコモ、au(KDDI・沖縄セルラー電話連合)、ソフトバンク、楽天モバイルのMNO4社から、iPhone 14は2022年9月16日(日本時間)に、iPhone 14 Plusは2022年10月7日に発売された。価格は、iPhone 14(128GBモデル)で119,800円(税込, Apple Store)からであったが、2023年9月に値下げされ112,800円(税込, Apple Store)からとなった[1]。 このシリーズでは小さめのminiが廃止になり代わりに画面の大きいplusが登場している。 外観はiPhone 13と似ているが、筐体構造はバックパネルが外せるよう刷新されて、修理がしやすくなっている[2][3]。 Appleは発表していないが、2022年9月にインドでも生産を開始[4]、iPhone 14の生産拡大の見送りを決定[5]との報道があった。 2023年3月8日に新色であるイエローが発表された。 また次世代機のiPhone 15のケーブルがUSB-Cに変更されたことで、Lightningケーブルに対応する最後のシリーズとなった。 デザインカラーバリエーションカラーはミッドナイト、パープル、スターライト、(PRODUCT)RED、ブルー、イエローの6色が展開されている。
仕様ストレージは128GB、256GB、512GBの3構成である。 iPhone 14シリーズからの新機能iPhone 14シリーズからの新機能として、「衝突事故検出」機能や、従来の「緊急SOS」に加え「衛星経由による緊急SOS[6]」が追加された。 「衝突事故検出」機能は、
の6点から、動きや音などのあらゆる方法で衝突を認識し、ユーザの応答がなければ自動的に救助要請を行う機能である。 「衛星通信による緊急SOS」機能は、携帯電話通信やWi-Fiの電波が届かないために緊急通報サービスに接続できない場合に、ユーザーが衛星接続を利用して助けを得られる機能であり、日本においては2024年7月30日から利用可能になった[7]。 ハードウェア筐体前面にはCeramic Shield(セラミックシールド)の強化ガラスを、背面にも強化ガラスを採用し、側面は再生アルミニウム製である。 重量はiPhone 14が172g、iPhone 14 Plusが203g、寸法はiPhone 14が146.7×71.5×7.8mm、iPhone 14 Plusが160.8×78.1×7.8mm(縦×横×厚さ)である。 ディスプレイiPhone 14/14 Plus共通でHaptic Touch(触覚タッチ)に対応したOLED(有機EL)のSuper Retina XDRディスプレイ(最大輝度800ニト(標準)、ピーク輝度1,200ニト(HDR)、2,000,000:1コントラスト比)を採用している。 サイズは、iPhone 14が6.06インチ 2,532 x 1,170ピクセル(解像度460ppi)、iPhone 14 Plusが6.68インチ 2,778 x 1,284ピクセル(解像度458ppi)である[8]。 カメラ新たにPhotonic Engineを搭載。背面には1200万画素26mm ƒ/1.5 センサーシフト光学式手ぶれ補正のメインカメラ、1200万画素13mm ƒ/2.4の超広角カメラのデュアルカメラを搭載している。シネマティックモード(最大4K HDR、30fps)、新たに強力な手ぶれ補正ができるアクションモード(最大2.8K、60fps)、最大4K(24fps、25fps、30fpsまたは60fps)までのビデオ撮影も可能である。また最大6300万画素のパノラマ撮影、バーストモードでの撮影にも対応している[9]。 前面には、ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影(最大4K、60fps)が可能な、1200万画素の新たにオートフォーカスに対応したTrueDepthカメラ ƒ/1.9が搭載されている[9]。 電源電源端子はLightning端子である。USB-PDで20W以上のアダプタ使用して急速充電を行った場合、30分で50%充電することが可能である(公式値)。iMacやMacBook ProのUSB-Cポートでは15Wでの急速充電が出来る[10] 他、MacのUSB Type-AポートでもUSB-PDより遅い10Wで急速充電ができる。 無線充電には、Qiで7.5W給電に対応する他、MagSafeおよびQi2(iOS 17.2以降)による最大15W給電にも対応している[8]。 SoCSoCは、iPhone 13と同じApple A15 Bionicだが、13 Pro/Pro Maxと同様にGPUコアが5つの構成のものを搭載している[8]。 無線通信4x4 MIMOを使用した5G Sub-6に対応しており、高速通信が可能になっている。iOS 16.4以降で5G SAに対応している[11]。 今回、米国モデルではiPhone 13シリーズから搭載された5G(ミリ波)による通信の対応が期待されていたが、日本向けiPhone 14シリーズでは見送られた。 リーダーモード対応NFCとFeliCa、及び予備電力機能付きエクスプレスカードに対応している。 SIMスロットはnano-SIMである。 Wi-Fi6と、Bluetooth 5.3、物理SIMとeSIMを併用したデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)、デュアルeSIMにも対応している。 その他IEC規格60529の防沫・耐水・防塵性ではIP68の評価を受けており、水深6メートルで最大30分間利用できる。 同梱物
iPhone 14 Plusの背面カメラのプレビューが表示されない不具合2024年11月1日、一部のiPhone 14 Plusデバイスで背面カメラのプレビューが表示されない不具合に対する無償修理サービスが、小売販売日から3年間適用されると発表。 iPhone 14 Plusの背面カメラの問題に対する修理サービスプログラム 脚注
外部リンク
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